2008年3月1日土曜日

冬鳥の好物

我が家は狭い庭にもかかわらず植えたわけでもないのに5-6本のマンリョウの樹が生えている。 小さい樹は30cm、大きいのは1m近く、どれも晩秋になると赤い実を付けるのだが、今の時期は小鳥に食べられて赤い柄が残るだけ。
先日家の裏の一番小さなマンリョウに未だ実が残ってることに気がついた。 陽の当らぬ場所だから美味しくないのかも・・・。




この辺りの家の庭に多いピラカンサも賑やかに群がるヒヨドリに食べられて既に殆ど丸裸。 寒さ厳しい真冬の時期は住宅街が一番の食事処のようだ。 
それに比べて冬が始まったばかりの田園や里山は秋の味覚の宝庫、1月始めに近くの里山のお寺でヒヨドリセンダンの実を争うように食べていた。 見た目にはあまり美味そうではないと思うのだが、どうやら野鳥の好物らしい。

そういえば1月10日に房総風土記の丘の坂田ケ池でも実を付けた高さ20mはあろうかと思ふ樹に野鳥が入れ替わり立ち代りやってきていたことを思い出した。
あの時最初に現れたのはやっぱりこのヒヨドリだった。
その次に現れたのはメジロ
そしてその次はジョウビタキ。 こんなに鳥たちが集まるってことはよほどこの木の実が美味いに違いない。 この樹は一体何だろう・・と思って家で図鑑を調べても分からなかった。


・・がつい先日、佐倉城址公園で「ハリギリ」と名札を付けたこの樹に出会った。 棘のあるウコギ科の樹木で、桐のような材質だからこの名が付いたとのことだった。