2007年7月6日金曜日

マルコポーロ

九州では大雨が降って土砂災害も出ているというが、関東地方は梅雨に入っても雨が少なく、これから本番の夏に向けて水不足が心配されている。 なかなか自然はうまく行かないものだとつくづく思う。
朝のうち雲が多くて今日は梅雨空の一日かなあ・・と庭に出て空を見上げる。
ふと片隅に白い大きなユリの花が咲いていることに気がついた。 

昨日まで蕾だったのが開花したのだ! これはヤマユリかなあ・・と覗き込んでみると、花びらが少し赤味ががっていてどうやらヤマユリではなさそうだ。 奥方に聞いてみるとこれはヤマユリを改良した「マルコポーロ」という園芸品種だという。 

それにしてもあらゆる野草が品種改良されて園芸品種になってることには驚かされる。

2007年7月5日木曜日

咲き続ける紫陽花

今日は雲の合間からお日様が久しぶりに顔を出した。 やっぱりお日様は有難い!
午前中ちょっと所用があって成田市に出かけたのだが、その帰り道に宗吾霊堂の紫陽花のことを思い出し寄り道することにした。 友達にここの紫陽花のことを教えてもらってからだいぶ経つのでもう遅いかも・・と思いながら行ってみると、寺の周囲の紫陽花はすでに色があせ始めている。

それでも境内に入ると、桜や梅の林の中に通じる小径の両脇には未だ綺麗な花が咲いていて嬉しくなった。
奥の林の中の紫陽花も樹木のお陰で未だ綺麗な色で咲き続けていた。
ちょっと珍しい清楚な感じのガクアジサイが目に入った。 この紫陽花、全体にスリムで気品があるのが気に入った。
中でも心を落ち着かせてくれるのはこんな赤紫や紫の紫陽花らしい紫陽花かも。 梅雨時にはぴったりと言う感じだ。
ちょっと変わった色の紫陽花がある。 良く見ると微妙な色が混じりあって全体の花の色を構成している。 これはまるで油絵のようだ!

2007年7月3日火曜日

梅雨空の田園

今日も相変わらずどんよりとした梅雨空だった。 それでも昨日よりは幾分雲が薄くて雨の心配は無さそうなので近くの田園の様子を見に行ってみた。
緑の絨毯を敷き詰めたような谷津田が梅雨空の湿った空気に包まれて煙っている。
田圃の畦に一際鮮やかにヤブカンゾウの花が咲いていた。 この時期の珍しくも無いこの花がどういうわけか好きである。 暗い梅雨時に元気付けてくれるような明るい花の色だから・・かもしれない。
  この花、図鑑にはユリ科、ワスレグサ属と出ているが、ワスレグサとは何だろうと調べてみた。 そしたらなんと「忘れ草」はヤブカンゾウの別称で万葉集にも出てくる古い言葉、俳句では夏の季語として使われるとのことだった。 へー! と驚くことが結構あるもんだ。 

畦道をたどって谷津田の奥に入る。 ここの片側の斜面は山野草が多いので秋には毎年訪れるのだが、こんな梅雨時は初めて。 何があるのか期待して斜面の草むらに目を凝らすと、蕾を膨らませたヤマユリの姿が見える。 ノアザミも綺麗な花を咲かせている。

中でもトウダイグサ科、トウダイグサ属のこのタカトウダイの数が群を抜いていた。 
「トウダイ」というのはこの草の葉が灯明を灯す皿の形に似ているからだと何かで読んで「なるほど!」と感嘆した記憶がある。
斜面の上のほうにショウマのような花穂が見えた。 ちょっとピンクが入った白い花はチダケサシだ! この花がこの時期だったことをすっかり忘れていたので嬉しくなる。 
これはショウマの一種だったかなあ・・と調べてみたら、なんとこれはユキノシタ科のチダケサシ属だと書いてあったのでびっくり。 ショウマはたいていキンポウゲ科なのに・・・。 ほんとに植物の分類は素人には難しい!

ふと前方にピンクの花が群れて咲いてるのが目に入った。 それはなんと大好きなコマツナギではないか! 
このマメ科・コマツナギ属の花を見るのを毎年楽しみにしていて、例年は梅雨が明けて暑い盛りに出会っていた。 こんなに早く出会ったのは初めてだ! 
もっともこんな時期に里山歩きはしないから今頃から咲いていることを知らなかっただけかも知れないが・・・。

2007年7月1日日曜日

小さな公園の花

いよいよ本格的な梅雨に入ったのか、朝からどんより雲って冴えない天気。 写真を撮りたくても撮るものが思い浮かばず手持ち無沙汰な日々がしばらく続きそうだ。
午後、気晴らしに家の前の町の小さな公園に行ってみると、

こんもりと白い花をつけた樹が立っていた。 それはモクセイ科、イボタノキ属のネズミモチだった。 そういえばこの時期は、車で走っているといたるところで目に入る。
近くで見るとおびただしい数の小さな花が固まって咲いていて、ミツバチ等も忙しそうに飛び回っている。
この樹は何故ネズミモチという名が付いたのか気になって調べたら、花の後の実の中の種がネズミの糞に似ていて、この樹の葉っぱがモチの樹に似ていることから付いた名だという。 なるほどそう言われると確かにそうだったと納得。

公園を一回りしてみたら未だクチナシが咲いていた。 クチナシという植物は何の仲間かと調べたら、アカネ科のクチナシ属だという。 アカネ科とはちょっと想像付かなかったのびっくり。 それにしてももうだいぶくたびれてはいるが、良い香りだけは辺りに漂っていた。 見ると未だ咲いていない蕾もあるから未だしばらくは咲きそうだ。

公園の周囲の植え込みには今ハナゾノツクバネウツギが咲き出している。 スイカズラ科、ツクバネウツギ属のこの花は、夏真っ盛りの暑い陽射しにも元気に咲き続ける。
いよいよ夏が近い!

2007年6月30日土曜日

今日も又城跡へ

今朝は雨が上がって多少青空ものぞき始めたので先日本佐倉城址で見た花を確認しに行ってみた。 
整備途中の城址も今日は土曜日とあって静まり返っていた。

東馬場から登る径の両脇は草が生い茂り、あちこちにママコノシリヌグイのピンクの小さな花が咲いている。 可愛い花なのに何でこんな残酷な名をつけたのか・・・と出会うたびに思ってしまう。


先日トンボソウらしき花を見た城山に登る。 薄暗い樹陰のその場所に着くやいなや薮蚊の群れに襲われ始め、痒くてかなわない。
しばらく辺りをうろついてやっと先日見た個体を探し当てた。 見るとあの蕾が既に開いているのもある! でも良く見ると咲いている花は少なくて、茶色に枯れている蕾が多い。 これは一体どうしたことなのだろう・・・。







ともかく花がどんな花なのか、薮蚊に刺されながらじっくり見てみることにした。
先ずは横から眺めた姿をマクロで撮ってみたのがこの写真。 これは未だ花が開いていない。
今度は花が開いているのを正面から撮ってみる。 こうして見ると花の姿が「トンボ」に似てると言えないことも無いような気がしてきた。
これ等の写真を図鑑と見比べてみたところ、どうやらこの花は「オオバノトンボソウ」というラン科、ツレサギソウ属の植物ではないかと思った。

両腕は薮蚊に刺されてあちこち赤く膨らんで痒いことこの上ない。 早々にそこを引き上げて城跡を散策。
先日見かけたヤブミョウガの蕾が既に開き始めていた。