ハンターマウンテンゆりパーク
森に射し込む朝日に目が覚めた。 木間越しに青空が見える良い天気に誘われ、龍王峡から塩原温泉に抜ける鶏頂山超えの日塩道路をハンターマウンテンスキー場に向かった。
この時期スキー場のゲレンデが百合の花で埋め尽くされた「ゆりパーク」になっていて毎年のように訪れるのが恒例になっているのだ。
朝の開園早々の未だ人気の少ない園内へ。
園内に入るや、目前に広がる緑の草に覆われた広いゲレンデが眩しい! ユリの花は山の上の方で見えない。
リフトに乗って行く途中の見事な景色!
いよいよリフトの終点!
こんな中を歩き出す。
湧き立つ雲が次々に現われ、陽が照ったり陰ったり目まぐるしくなってきた。
陽が照るのを待ってシャッターを押した風景!
上からの眺めが良い! 遠くかすむ山並みは福島県堺だ。
ここでもアキアカネが飛び回っていて、時折近くにとまって動かない。
これはヨツバヒヨドリの花にとまるアサギマダラだ! 南方から何千キロも渡ってくるので有名な蝶だ。
気持ちの良い下り坂。 さすがに標高が高いので陽が陰ると涼しくて心地よい!
広いゲレンデを下る。 ふとリフトを見ると、登ってくる人の姿が多くなってきた。
こんな百合の花の間を巡りながらゲレンデを下る。 その時ふと花の香りがあまりしないことに気が付いた。 咲いているのがヤマユリだったら凄い香りが立ち込めそうなものだが・・・・
いま下って来たゲレンデを振り返る。 今年は今まで見た中で一番綺麗かも・・・・
(カメラ:X-T1)
(レンズ:XF10-24mm F4 R OIS)
上三依水生植物園
ゆりパークを後に、日塩道路を塩原に下り、そこから西の峠を越えて会津西街道の上三依に向かった。
春に来た時はヒマラヤの青いケシが咲いていたが、この時期はレンゲショウマやサワギキョウ、そして大好きなシコンカラマツが期待できるのでわくわくしながら園内に向かった。
植物園前の沢筋に咲いていたタマアジサイ!
草むらではこのボタンヅルを発見して感激!
沢の縁にはこのチダケサシも咲いていた。
免許証を見せて1割引きのシニア料金で園内に入ると、
びっくりするほど大きな飾り花のガクアジサイに遭遇。 それにしてもアジサイがまだ咲いてるとは・・・
陽光に輝くミソハギが綺麗!・・・と思わずこの遠くの花にレンズを向けた。
これは未だ咲き始めたばかりのキレンゲショウマ。 レンゲショウマは咲いていなかった。
ツリガネニンジンも咲いている!
近くで撮ったミソハギ。 ところでこの花の名の「ミソ」とは何だろうと何時も疑問に思っていたのだが、「ミソ」は「禊」のことで、「お盆の頃穢れを禊で落とすのに用いた萩に似た花」ということらしい。
これは見たことが無い花!・・・と後で調べたら、「クサレダマ」と言うのに似ていることが分かった。 変な名だなあ・・・と思ったが「草連玉」と書き、花が樹木の「連玉」と言うのに似てる草…と言う意味らしい。
他では未だあまりお目に掛かったことが無いこれがお目当ての一つサワギキョウだ!
これは我が家周辺でもお馴染みのノカンゾウ!
これはちょっと色が変わったコウホネ。 銘板を良く見なかったので種類は分からないが変わった花があるもんだ!
これも我が家周辺でもお馴染みのヤブカンゾウ!
フシグロセンノウだ! ここでお目に掛かれって大助かり。 何処かに探しに行かねば・・・と思っていたのだから。
そしてシコンカラマツ! これもお目当ての一つだったので嬉しい限り。
これはソバナ! 山中に分け入って探す手間が省けたので大助かり。
これはアキカラマツだ! 標高の高いこの地域はこんな秋の花が咲いてもおかしくない。
いくら標高が高いと言っても園内を巡っている間真夏の太陽が照りつけて汗びっしょり! 2時を回った頃、さすがに暑くて退散することにしたが、 何とその後一転にわかに掻き曇り、大粒の雨が降り出して土砂降り状態!
急いで山の家に帰り着いた時は干してあった洗濯物はずぶ濡れ状態、すぐさま洗濯のやり直しや降りこんだ雨水の拭き掃除でてんてこ舞いの忙しさだった。
(カメラ:X-T1)
(レンズ:FX55-200mm F3.5-4.8 RLM OIS)