昨日の雨も上がって今日は快晴になったがこの冬一番の寒さだとTVで言っていた。
こう寒くては出歩く気分も失せてしまうのだが、パンダガモはこんな寒い時に現われるという話を思いだし、隣町の風土記の丘にある坂田が池に行ってみることにした。
途中、何か野鳥に出会えないかと期待して印旛沼干拓田の農道を行くと、
寒々と澄みきった干拓田の彼方にくっきりと筑波山が姿を見せて、冷たい北風に思わず首をすくめる。
田圃に溜まった昨日の雨水が凍っている!
印旛の順天堂大学のキャンパスもくっきり!
坂田が池の駐車場に着いて池を眺めると水鳥の姿が無い! 寒いのでどこかに潜んでいるのかも・・・
池の縁を歩いていたら遂に泳ぐ水鳥の群れを発見!
やっぱりいたか!・・と安どしたものの、体が白くて目の縁が黒いあのパンダガモの姿は無かった。
これはオオバン!
日陰に逃げ込んでいるこの水鳥はマガモ!
それでも池の縁を歩きながらちょっと不思議な気分。 何時になく鴨の姿が少ないし、辺りの森に小鳥の声がしないのだ。
傍らの山の斜面にカシワバハグマの花の跡が冬の陽光に輝いている。
地べたにへばりつくような小さな木に赤い実が! どうやらこれは初対面のヤブコウジのようだ。
これはコウヤボウキの花の跡! この時期はこんなドライフラワーの季節だったとは・・・
これは大好きなハリギリ! 里山の冬の風物としての自然の造形美の一つ。
突然近くの樹の枝に小鳥が飛んできた! あわててレンズを向け覗いてみるとこの鳥はモズだ。
二人の巨大レンズを構えたカメラマンが談笑している所に差し掛かった時、小さな小鳥が梅の樹の枝に飛んでくるのが見えた。 二人のカメラマンは気付かずに未だしゃべっていたが・・
後方からその梅の樹にレンズを向けて見た所、飛んで来ていたのはこのジョウビタキ!
やがて近くの岩の上に飛び移ったところで二人のカメラマンもあわててレンズを向けていた。
この場所はこの鳥がよく現われるスポット。 カメラマンの絶好のポイントになっている。
この写真は十数メートルの距離から撮っているが、二人のカメラマンは5-6メートルくらいの所、 この鳥、意外にカメラマン慣れしているみたい!
しばらく眺めていたが一向に逃げる気配は無かったのでそこを後にして湖岸を歩いていると
池の中から大きな鳥の首が出てきてびっくり! それはカワウだった。
湖岸近くに泳いで来たこの鳥はコガモ! いつも彼女と一緒に泳いでいる。
(カメラ :1-5枚目 EOS 5D MarkⅡ、6枚目以降EOS 7D)
(レンズ:1-5枚目 EF28-300mm F3.5-5.6L IS USM、6枚目以降 EF100-400mm F4.5-5.6 IS USM +2倍のエクステンダー)