2009年2月3日火曜日

e-Taxトラブルとの悪戦苦闘

我が家では自分とお袋がそれぞれ確定申告をするのだが、お袋の足が弱ってとても税務署まで行けなくなったこともあり数年前から電子申告を始めた。 電子申告には国税庁のe-Taxソフト電子署名を受けるための公的個人認証ソフトを使うのだ。

今年もいよいよ確定申告の時期がやってきて、何時ものように便利な国税庁の作成コーナーで申告書を作成しPCにデータを取り込むまでは良かった。e-Taxソフトを立ち上げソフトの更新や公的個人認証ソフトのバージョンアップを促されてバージョンアップ。 さて取り込んだ申告書に電子署名を・・とカードリーダーライター住基カードをセットして実行したところ、「X : カードを認識できません」とエラー表示! まさか・・と何度やり直しても同じなのだ。 

去年まで使っていたのになんでー!・・・と思ったがどうしようもないので国税庁のe-Taxサポートにメール。 ところがメールでは対応できないと返事があり今度は電話することになった。
朝の9時に始まったトラブル対策はサポート担当者を交えて延々と続き、結局解決したのは夕方の4時近くだった。 試した対応策はいろいろあったが順に上げると以下の通り。

1) 公的個人認証ソフトとカードリーダーライターのドライバー削除と再インストール。 再インストールはドライバーを先に、公的個人認証ソフトはカードリーダーライターを接続しないでインストールし、その後に接続し公的認証ソフトのユーティリティーでカードリーダーライターの設定をするとの指示。 でもこの結果は効果なしだった。
2) 次の手は、PCに新しい管理者権限のあるアカウントを設定してそこからe-Taxソフトを立ち上げて電子署名を実行するというもの。 早速新しいアカウントを作成し、そのアカウントからe-Taxソフトを立ち上げて、申告に使う利用者ファイルにアクセスした所、「X : このファイルは使用できません」とのエラーメッセージ。 そこで利用者ファイルを共用ファイルにコピーしてみてくれと言われやってみると今度は読み込みに成功。 しかし申告書データを読み込もうとすると又、「X : このファイルは使用できません」とのエラーメッセージ。 結局新しく設定したアカウントでも失敗してしまったのだ。
3) カードリーダライターをUSBハブに接続していたが、「PC背面のUSBコネクターに直接接続してみては?」との指摘。 これも実行してみたがやっぱり上手く行かない。
4) 一旦新しく作ったアカウントは削除し元にもどした後、今度は公的個人認証ソフトを アンインストール。 次いで一番古いバージョンの公的個人認証ソフトをインストールし、このソフトでリーダーライターの設定を済ませる。 この状態で申告データを読み込み電子署名を実行。 するとどうだろう! 何の問題もなく電子署名が完了したのだ!

 
サポート担当者曰く、「PCとの相性の問題で最新バージョンが最適とは言えない場合もあるのでこの状態で使ってください」 だと!

 
バージョンアップでのトラブルはこれまで何度も経験していて承知してはいるつもりだが・・・、アカウントを作ったり消したり、再起動掛けたり何度もデータを読み込んでみたり、ほんとにPCって奴はやれやれって感じだ!