2006年5月17日水曜日

里山散策

このところ毎朝起きると窓を開け、空を眺めるのが日課になっている。 
今朝も曇りだが雨はやんでいて昨日までより幾分空が明るい。 雨でないなら歩いてみようと朝食の後奥方と連れ立って又里山に行ってみることにした。

ウワミズザクラも終わった里山の緑は一段と濃くなってきたように見える。 道端の草も背丈を伸ばしている。

若葉をつけた樹木の枝が覆ふ山の斜面では、ホウチャクソウの白い花だけが目立っていた。 もうホウチャクソウもそろそろおしまいの季節のようだ。
ところどころに未だジロボウエンゴサクの花も残っていた。
その花に黒っぽい蝶が飛んできて止まった。 イチモンジチョウでもないし、この蝶はこれまで見たことがないような気がする。 こんな小さな花の蜜を吸いにくるにしては大きな蝶だなあ・・と思っていたら、このような林縁に住む「ダイミョウセセリ」と言う名の蝶だと後で分かった。この蝶は羽を広げて止まる習性があるとのことだった。

里山に沿って歩いていたら道端の斜面を覆ふ「アキカラマツ」の林があった。
秋の花の風情は好きなのだが、人の背丈ほどにけたたましく大きくなってしまうのが玉に傷。でも今の時期の瑞々しい綺麗な姿がなんとも言えず好きである。






梅雨の合間のように今日は気温も湿度も高い。 しばらく歩いていると背中が汗ばんできた。
ふと、もうそろそろ「ハンショウヅル」が咲くのでは・・と思い出し、 例年この花を見かける斜面の藪の中を覗きながら歩いていたら、

樹木の葉陰にその紫の花を見つけることが出来た。
花が咲いてるのが分かると直ぐに根こそぎ無くなってしまうこの花、毎年出会うたびに絶滅しないでよく残っていてくれたとほっとする。


「ハンショウヅル」に出会えて良かった!と嬉しい気分で歩き続けた。
そういえば「エゴ」がそろそろ咲き出すんじゃないかなあ・・と、今度は張り出す樹木の枝を見上げながら歩いてみた。 
こうして見上げながら歩いてみると「ウワミズザクラ」の樹が結構多い。 花が終わったばかりなのにもう既に小さな丸い実を一杯つけている。

やっと「エゴ」の樹に出会った。 もう直ぐ開きそうな蕾が一杯ぶら下がっている。 
見ると一輪だけ花が開いていた。 この花、あっというまに咲いちゃうので油断は禁物だ。

2006年5月16日火曜日

雨の庭の花

今日は朝から霧雨が降ってまるで梅雨のような天気。 今年はほんとに良い天気に恵まれない。 

天気待ちしてる間に初夏の花がどんどん咲いて行ってしまいそう・・と気が気でない。 

ふと庭を見ると見慣れぬピンクの花が咲いていた。 何だろうと小降りになるのを見計らって庭に出てみると、その花は奥方が買ったミニバラだった。
見ると葉っぱが白っぽい変わった鉢植えがあった。 葉の裏を覗いて見るとオドリコソウに良く似た形の赤い花が咲いている! 
これは何だ?と奥方に聞いたら、花屋さんで安売りしてた「ラミュウム」という花だと言う。 
ラミュウム?と言う聞いたことも無い花、さっそく調べてみたらヨーロッパ原産のシソ科の花で、園芸用に改良されて流通しているらしい。
ほんとにいろんな花が売られているものだ。

2006年5月15日月曜日

里山に初夏の花が・・

きょうは朝から晴れた! でも晴れるのは午前中だけというので里山の様子を見に行ってみることにした。
今年は初夏の花が咲くのは遅いかなあ・・と思いながら田植えの終わった明るい田圃を眺めながら里山の縁に向った。

足元の草むらはスギナの林。 その中に背伸びしてオオイヌノフグリが咲いていた。
田圃脇の用水路の周辺にオランダガラシの群落が出来ていた。 明治時代に渡来したというこの植物は「クレソン」という肉料理の添え物として有名だが、今は湿った場所なら何処でも見られるほどあちこちにはびこっている。
みると花が咲いているのが一株だけ見つかった。 セリの仲間のような気がしていたが、これはアブラナ科の花。 そういえばタネツケバナの花によく似ている。 ここは水が綺麗な場所、これなら夕食のためのお土産になりそうだ。 しめしめ。

里山は新緑が美しく、空気が美味い。 未だ花は無さそう・・と樹木を見ながら歩いていたら遂に白い花の咲く樹に出会った。

これはサワフタギだった。
初夏になるとカマツカとサワフタギの樹が先ず咲き出す。 特にサワフタギは白い花にしては華やかで好きである。
そういえばあの変わったハナイカダも花が咲く頃だが・・と目を凝らして歩いていたら葉っぱの上に乗っている小さな花が見つかった。 
この花、何度見ても不思議でしょうがない。

2006年5月14日日曜日

満開のナンジャモンジャ

先日は未だ5分咲きくらいだったナンジャモンジャがそろそろ満開、見に行きたいのだがここ数日天気が悪くて見に行けないでいた。

今日は久しぶりに午後から晴れ間が覗くとの天気予報だったので、このわずかなチャンスに見に行くことにした。

毎年この花を見るのを楽しみにしている母親を連れて隣町の田圃の中の一軒家に行って見ると、予想通り家の周りに植えられた樹は真っ白。



二十数年前から見ているこの花の名を知ったのは6年くらい前。 「これ、ナンジャモンジャの樹だよ」とたまたま出てきたおばあさんが教えてくれた。 以来すっかりお馴染みのこの家のおばあさんが今日も出てきて嬉しそうに母親に話しかけてきた。

最近はこのナンジャモンジャの花を見に来ると、おばあさんは元気かなあ・・と気になるようになってきたのだが、このおばあさんが去年は鎖骨を折って長いこと寝たきりだったそうで、やっと動けるようになったのだと言っていた。 でも元気で良かったとほっとした。

この樹は既に樹齢三十数年、二階の高さくらいに育っている。 家の周りの田圃に張り出した枝の先まで花がびっしりと咲いていた。

2006年5月12日金曜日

成東食虫植物群落

今朝は曇ってはいたがようやく雨が上がって幾分空が明るい。 この分だと晴れるかもしれないなあ・・・と思っていたら時折陽が射してきた。
この時期、天然記念物の成東食虫植物群落地にはトキソウが咲き始めることを思い出し、早速行ってみることにした。
わが家から40分、九十九里浜に近いその場所に着く頃は青空も覗いて初夏の風が心地よい。
管理棟で記帳を済ませ湿原に入ってみると先ず目に入ったのが辺り一面に咲き乱れる可愛いハルリンドウだった。




入り口近くの湿原の木道を一回りしてみたが、ハルリンドウとウマノアシガタが目に入るだけで、未だトキソウの姿は見つからない。
 次に奥の湿原に入って木道を歩いてゆくとようやくピンクの小さくて可愛い花が目に入った。 「トキソウだ!」と望遠レンズを通して見る可憐な花に我を忘れるようだった。
トキソウがこんな千葉の田圃の中の湿原に咲いているのに出会った時はほんとに驚いたことを思い出す。  この花は昔八幡平に行ったときに初めて出会った懐かしい花、感激のあまり以来毎年のように会いに行っているのだ。
トキソウに会えて嬉しかった。 これで満足!と湿原の外に出ると、周囲の草むらにはノアザミが咲き始めていた。 モンキチョウがそのアザミの花を飛び回っている。



鳥の声も聞こえる。 葦の茂みでは例のオオヨシキリの賑やかな鳴き声、空にはひばりの声がする。 ひばりを撮ってみようと手持ちのカメラを構えて見上げたが、35mmフィルム換算だと1200mm近くにもなる望遠ではファインダーに入れることさえ無理だった。
ひばりを諦めて車に戻りかけたら遠くの田圃の畦に鳥の姿。 望遠で覗いてみたらその鳥はカルガモだった。