2006年5月12日金曜日

成東食虫植物群落

今朝は曇ってはいたがようやく雨が上がって幾分空が明るい。 この分だと晴れるかもしれないなあ・・・と思っていたら時折陽が射してきた。
この時期、天然記念物の成東食虫植物群落地にはトキソウが咲き始めることを思い出し、早速行ってみることにした。
わが家から40分、九十九里浜に近いその場所に着く頃は青空も覗いて初夏の風が心地よい。
管理棟で記帳を済ませ湿原に入ってみると先ず目に入ったのが辺り一面に咲き乱れる可愛いハルリンドウだった。




入り口近くの湿原の木道を一回りしてみたが、ハルリンドウとウマノアシガタが目に入るだけで、未だトキソウの姿は見つからない。
 次に奥の湿原に入って木道を歩いてゆくとようやくピンクの小さくて可愛い花が目に入った。 「トキソウだ!」と望遠レンズを通して見る可憐な花に我を忘れるようだった。
トキソウがこんな千葉の田圃の中の湿原に咲いているのに出会った時はほんとに驚いたことを思い出す。  この花は昔八幡平に行ったときに初めて出会った懐かしい花、感激のあまり以来毎年のように会いに行っているのだ。
トキソウに会えて嬉しかった。 これで満足!と湿原の外に出ると、周囲の草むらにはノアザミが咲き始めていた。 モンキチョウがそのアザミの花を飛び回っている。



鳥の声も聞こえる。 葦の茂みでは例のオオヨシキリの賑やかな鳴き声、空にはひばりの声がする。 ひばりを撮ってみようと手持ちのカメラを構えて見上げたが、35mmフィルム換算だと1200mm近くにもなる望遠ではファインダーに入れることさえ無理だった。
ひばりを諦めて車に戻りかけたら遠くの田圃の畦に鳥の姿。 望遠で覗いてみたらその鳥はカルガモだった。

2006年5月9日火曜日

風土記の丘へ

わが家周辺の里山のキンランは未だ蕾だったので、風土記の丘にいって花が開いたキンランを撮ってこよう・・と家を出た。
途中、既に田植えが終わった印旛沼干拓田を走っていたら田圃に群れる水鳥が見えた。 先日とは違った鳥が見れるかも・・と狭い農道に車を乗り入れゆっくり走っていたら直ぐ前の小径に小鳥がいる。

フロントガラス越しだったのでピントがずれているが、どうやらタヒバリのようだ。 もしかするとコマミジロタヒバリかも・・・なんて勝手に想像して悦にいった。



田圃に群れていたのは先日出会ったムナグロのようだったが車の気配で逃げてしまった。
田圃を抜けて中央水路沿いの小径に出た。 水路沿いに走っていると葦の茂みはオオヨシキリのゲゲゲ、ギャッギャッ!という大合唱で賑わっている。 だが何処にいるのかなかなか姿を見せてくれないのだ。

葦の茂みに目を凝らしながら走っていたら前方の葦に止まっている鳥が見えた! 早速車窓からカメラを構えて連写。 何枚か撮った中の一枚がこの写真。
これはほんとに幸運だった!


再び田圃の中の道を走っていると又餌をあさる水鳥の群れが見えた。 これは何だろうと望遠レンズで覗いてみたら、かなり嘴が湾曲したシギのようだ。
又農道に車を乗り入れ、ゆっくり近づいて車窓から撮ってみたのがこの写真。 これはチュウシャクシギのようだ。 数年前にこの鳥を見た時は、こんな鳥が田圃に来てるとは!と驚いたことを思い出した。
別の鳥にレンズを向けてみると、先日も出会ったムナグロだった。 この鳥は一番数が多いのか、あちこちでよく見かける。




気をつけて見てみると、結構いろんな鳥が身近にいることに感動する。

風土記の丘の手前、下総松崎駅近くに差し掛かった。 この時期この近くの田圃に囲まれた家の庭にナンジャモンジャの花が咲く。  毎年この花を見に行くのがわが家の恒例になっているのだが、今年はどうかなあ・・と車窓から眺めてみると・・・

もう既にだいぶ花が咲いて大きな樹が雪を被ったように見えていた。 見ごろは数日のうちにやってきそうだ。 




長年名前が分からなかったこの花がナンジャモンジャ(ヒトツバタゴ)だとこの家のおばあさんに聞いてらもう5・6年も通い続けてるなあ・・と感慨に耽ってるうちに・・・

この藤の花が盛りの房総風土記の丘に着いた。






早速里山の林の中をお目当てのキンランを探しながら散策することにした。

歩き始めると探すまでも無くあちこちに咲いている可愛いキンランが目に入った。
さすがにここは手入れされた公園の明るい里山、わが家近くの暗い里山と違ってどの花ももう見事に開いていた。
咲いているキンランを巡り歩いていると、白い花を付けている花に出会った。 あっ、ギンランだ!と駆け寄って早速カメラを構えシャッターを切っていた。
ギンランはキンランのように大きくなったのは見たことが無い。 それに花も何時開くのか、未だ開いたのを見たことが無い。 図鑑を見たらやっぱりギンランはあまり花を開かないと書いてあった。



あいにくの曇り空だが、新緑の林の中は心地よい。

林を出たところで変わった花が咲く樹に出会った。 何に似てるとも言いようのない変わった花だ。 何だろう・・・と考えてるうちにそういえば数年前にもこの花を不思議に思って調べたことを思い出した。 だがなんだったか全く思ひ出せなかった。

家に帰って図鑑をはしから順にめっくっていったら、これは「ポポー」だと分かった。 そ言えば思い出した! 明治時代に渡来した北米原産のアケビに似た果樹だった。 「バンレイシ科、ポーポー属」と、聞いたことも無い種類の植物だそうだ。

2006年5月6日土曜日

藤の花咲く里山

昨日今日と暖かくてよい天気が続いたが、草花の写真を撮るには南風が強過ぎた。 それでも今日は久しぶりに谷津田の奥の里山を歩いてみた。
 去年は天候の加減か何処に行っても藤の花に出会えなくて寂しかったのだが、今年の里山はこの花が綺麗に咲き始め、この辺りは今三分咲きくらいだろうか。
山にとっては藤は迷惑な存在だが、この時期、新緑の中に咲く藤の花を見るのが楽しみだ。
近くに行って見上げてみると今年はほんとに見事に花が付いている。





わが町の里山も殆ど人の手が入らなくなって山が荒れている。 そんな里山を見かねてボランティアの「里山を守る会」の活動が一部で始まっているのだが、 綺麗に手入れされた里山と藤の花の共存という手立てはないものか・・・・等と考えながら歩いていたら、
日陰の斜面でひっそりと咲くヒトリシズカに出会った。 もうとっくに咲き終わったと思ってたので嬉しかった。
里山沿いの小径を歩いていたら今度はイカリソウに出会った。 カタクリが終わる頃に咲き出すこの花が未だ咲いているとは思わなかったのでびっくりするやら嬉しいやら。 見るとあちこちに結構咲いていたのだ。

里山の林の中には何があるだろう・・と大きく育った筍が生える竹林の中へ入っていった。 突然足元の草が揺れ動いたのでぎょっとして立ち止まると、50cmくらいの蛇が傍らの草むらに逃げて行った。 
竹林を抜けると樹木が生い茂る森になり、その中に小さなお宮がある。 お宮の階段を登って参拝を済ませ辺りの森の中を見渡してみた。 大きくなった蕨が葉を広げている。 ナルコユリやチゴユリもあり、ホウチャクソウは今花盛り。
何やら黄色い花が眼に入ったので下草を踏みながら行って見ると、それはキンランだった。 未だ蕾だがもう直ぐにでも開きそうなので楽しみになってきた。

2006年5月3日水曜日

印旛松虫寺や田圃の鳥たち

今日は心地よい五月晴れになった。 こんな天気は久しぶりだ。
そろそろ里山の藤の花が咲き出しているに違いないと、印旛村の松虫寺に行ってみた。 毎年この時期は松虫寺入り口の脇に立つ大きなスダジイの老木に絡まる藤の花を楽しみにしているからだ。
行って見ると、遠目にも見事な藤の花が根元に道祖神が祭られたこのご神木を飾っていた。 去年は藤の花が不作の年で、ここの藤の花も殆ど咲いてなくてがっかりしたのだが、今年は見事に咲き揃っていたので嬉しかった。
近くで見ても今年は確かに花付がいい。 この分だともう数日経つと更に見事になりそうなので又後日母親を連れて見に来ることにする。









この辻を奥に進むと松虫寺がある。 早速お参りを済ませ境内のカヤの老木を見上げてみた。 この樹には毎年この時期に「カヤラン」の花が咲くのだ。
花は小さいのでなかなか見つからないが、一つ見つけると目が慣れて次々に見つかった。 針葉樹に寄生するこの花の名は、葉がカヤの樹の葉に似るランということから付いたらしい。 高い梢の葉陰に咲く小さなこの花を撮るのは一苦労。 400mmズーム一杯で撮ったはみたがのだが・・・。
寺の周囲は雑木や竹が茂った静かな里山。 この周辺を散策するのも楽しみである。
今年も例年通りあちこちにジュウニヒトエが咲いていた。  この花、名前から連想する艶やかさは微塵も無い。 姿かたちの割には素朴で地味なところが意外に良い・・のかもしれない。
近くでチゴユリが咲いてるのを見つけた。 わが家の庭にも芽を出していたのに、今年はどういうわけか花が咲かなかった。 今年はこのまま会えずじまいかなあ・・と思っていたが、ここで出会えてほんとに良かった!

松虫寺を後にして北印旛沼へ向った。
途中北と西の印旛沼を結ぶ運河に掛かる山田橋に差し掛かった。 天気が良いので遠くの北印旛沼まで良く見える。 こんな景色が見えるとはこれまで何度も通っているのに知らなかった。
北印旛沼に着いた。 ここには沢山の水鳥がいるはず・・・と見渡してみたが意外にも何処にも鳥の姿は見えなかった。 田植えが始まって皆田圃に食事に行ったのかもしれない。


そこで広大な印旛沼干拓田に行ってみた。 農道を走っていると、遠くの田圃に群れる鳥の姿が目に入った。 そーっと100m位近くまで行って車窓から400mmズームで覗いてみたら、どやらシギの仲間らしい。 それも何種類か混じって一緒に餌をついばんでいる。
 胸辺りが黒いシギがファインダーに入った。 これは「ムナグロ」のようだ!
別の鳥にレンズを向けると、茶色の模様の鳥が目に入った。 これはどうやら「キョウジョシギ」のようだ。
又別の鳥にレンズを向けると、眉が白い鳥がファインだーに入ってきた。 これはなんだろう? 図鑑を調べてみたら「アメリカムナグロ」という鳥の冬毛姿に似ているのだが、この鳥はたまに迷ひ鳥として日本にくることはあるらしいがそう滅多に見ることはないと書いてある。 
そんな鳥がここにいるとは思えないし・・・ともかく分からないけど、海の干潟に来る様な鳥が田圃にもいろいろ来ているのは楽しい限り。

2006年5月1日月曜日

まるで真夏のよう

今日は朝から気温がぐんぐん上昇して、まるで真夏のような陽気になってしまった。 こうなると意気地が無いもんで、暑さにぐったりして何もする気にならない。 ほんとにもうすこしゆっくり季節は動いて欲しいなあ・・・等と思ってしまう。

こう暑くなると庭の花も調子狂うのでは・・と覗いてみた。

何か白いものがあるなあと思ったら、なんともうスズランが白い可憐な花を咲かせていたのだ!  これにはさすがに驚いた。
大きく茂った草の葉陰にも白い花が咲いている。 こちらはオドリコソウである。 何時だったか農道脇でこの種を採取して庭に撒いたのが、毎年のように芽を出して花を咲かせるようになったのだ。
この道端の雑草の花が咲き出すと、北総の田園にいよいよ初夏がやってきたなあ・・と実感する。
玄関脇の日陰のタツナミソウがようやく薄紫の花を開き始めた。 この暖かさだと、数日中に一面に咲き揃うかも知れない。 咲き揃ったら又記念撮影することにする。
タツナミソウの上を覆うように大きく育ってきたミヤコワスレも紫の花が咲き始めた。
優雅な名のついたこの花の素性を知らずにいたが、今日調べてみたら、ミヤマヨメナを園芸品種として改良したものと図鑑に書いてあった。 どうりでノコンギクやヨメナによく似て可愛いわけだ。