2017年6月10日土曜日

龍王峡の山の家での記録

6月4日(日)龍王峡の山の家へ
例年だと5月の連休前に来るのだが今年は何だかいろいろあって一月遅れになってしまったが、6月4日の日曜日、鬼怒川・龍王峡の築45年近くの朽ちかけた山の家の点検にやって来た。
点検の結果、掃き出しのサッシの下が腐っているのと、根太が腐っているらしく、歩くと床が沈み込む場所が増えていた。
あと何年使えるか時間の問題のようだがどうしたものか要注意だ。

6月5日(月) コアジサイと対面
この時期は龍王峡の崖上の遊歩道で大好きなコアジサイに対面するのが楽しみなのだが膝を痛めている奥方には崖の急な階段の上り下りは無理なので鬼怒川公園に行ってみることにした。

これは公園入口のエゴの樹! 

今頃真っ盛りとは!・・と、ビックリするやら嬉しいやら。

静寂の園内に入るやすぐさま、雑草の生い茂る花壇の中に一際大きな花! 
どうやらシャクヤクのようだがこんな雑草に埋もれて咲いているとは・・・!

熊が出てもおかしくないような樹木が鬱蒼とした園内を巡る遊歩道にはガマズミも今盛りと咲いている!

そしてついに見つけた! コアジサイだ!

この薄紫の色がたまらない!

樹陰で咲いている姿にも魅かれる!

今年はいろんな花の開花が遅いと感じていたので、こんなに見事に咲いているのを見て感激。

この花、この近くの山で出会って感激したのは45年位前!
この時期になると思い出し、逢いたくなる懐かしい花となっている。

園内のそこここに生えていたマタタビ! この辺ではよく見かける猫の好物というこの植物、猫がどうなるのか見てみたいものだ。

その後 日光市・上三依水生植物園へ
もう一つの懐かしい花、タニウツギに逢いたくて五十里湖湖畔を男鹿川沿いに遡り福島県境に行ってみることにした。
県境に近くの日光市・上三依水生植物園まで来ると、いつもがらがらの駐車場が何時になく満車近い状態なのにびっくり。何かイベントでもあるのかも・・と、入ってみることにした。

辺りの山には未だ藤の花が咲いていた。 標高550m位の場所だから一月遅れの季節だ!

植物園入り口の駐車場にトチの花が咲いていた!

これは植物園手前の渓谷の崖に咲いているのを見つけたキケマン
滅多に拝めない花に興奮したが危なくて近くに行けなかったのが心残りだった。

今日の混雑は二つの団体御一行様歓迎の看板が入り口に掲げてあったので納得! たまたまの巡り合わせだったようだ。

園内に入るや、最初に目に留まったのはこのミヤマオダマキ

次はこのヒメサユリだ!

これはシライトソウ
何となく優雅で好きな花だが何の仲間か見当がつず図鑑を見たらユリ科と出ていたのでビックリだった。

ここ数年、この植物園の看板娘になっている「ヒマラヤの青いケシ」・ブルーポピー!
去年は沢山咲き揃って見事だったが今年は殆ど蕾の状態、ほんの数輪しか咲いていなかった。 やっぱり今年は寒かったようだ。

見事だったのはこのクリンソウ

キショウブも今盛りというところ!

何と高山植物のコマクサまで咲いていてビックリ!

これは懐かしい! 利尻島で初めて見たあのリシリヒナゲシだ!

新緑がなんとも爽やかな園内!

あっ タニウツギかな? とびっくり!
名札を探したらタニウツギの仲間とあった。ここで出会ったなら会津の方まで足を伸ばさずともOK、この辺りでゆっくり過ごして行くことにした。

戻る途中、
この五十里湖の大塩沢橋に差し掛かった時、

脇に咲いていた桐の花に目が留まり小休止。

こんなに近くでこの花を見ることが出来るとは嬉しい限り!

ついでに辺りを散歩していたら、なんとタニウツギを発見!・・かと喜んだ。
水生植物園で見たのは葉が小さくてどこかあの懐かしいタニウツギとは違うと思っていたが、この葉は間違いない。
でもやっぱり花の色に何だか違和感があるので後で調べたら、これはニシキウツギという種類だと分かった。
タニウツギはこのように白っぽい花と混ざることは無いので、又来年、本物を求めて旅してみることにしたい。
カメラ:X-T2)
(レンズ:XF18-135mm F3.5-5.6 R JM OIS WR )