2016年9月28日水曜日

庭のツリフネソウ開花!

数日前から窓を開けると何となく良い香りがしているような気がして「もう直ぐ10月か!」・・と時の流れを感じていたが、今朝窓を開けたら紛れもない懐かしい金木犀の香りが部屋に流れこんできた。
我が家の玄関近くに生えているお隣の金木犀が開花したようだ。

後で様子を見に出てみようと思っていた時思いだしたのが23日に見つけたツリフネソウの蕾のこと。 
例年に比べると1週間位遅いがもうそろそろ咲き出しているかも・・・と思うともうそっちが気になって、急ぎカメラを取りだし裏庭を覗いてみると、
予想通りあのツリフネソウは咲いていた!

ところがその奥にも咲いているのが見えビックリ!

あ! こんな所にも・・・と花が咲いて初めて気が付いたツリフネソウ! 

湿地好きのこの植物、例年だと発芽しても夏の暑さと乾燥を乗りれるのは少ないのに、今年は曇りや雨が多かったお陰で例年になく良く育ったようだ。 

湿地を好むこのツユクサも、例年になく狭い庭のあちこちに咲いている! 

このゲンノショウコも例外ではない 。 

それにして湿気が多いと藪蚊の発生も半端でなく、油断すると直ぐにあちこち痒くなる。 早々に退散しようとした時ふと金木犀のことを思い出した。
金木犀が咲いてるのを確認するんだったっけ!・・・とお隣の樹に目をやると、
おー 凄い! と思わず声を出すほど見事に咲いていた。 
もうこんなに咲いてるから匂うんだ!・・・と納得。 もう直ぐ10月、金木犀はほんとに時計が正確で感心する。
(カメラ: EOS 5D MarkⅡ)
(レンズ:APO MACRO 180mm F2.8 EX DG OS HSM)

2016年9月27日火曜日

初めて出会った外来植物!

町の野草観察会の案内役をしている家内の友達が、コミュニティーセンター下のヒガンバナが咲いている土手下で撮った素性が分からない野草の写真を見せてくれた。
ところがその写真では詳細がよく分からないし毎年ヒガンバナを撮っている場所なので急きょ行って見てみることにした。

農道を走っていたら「ちょっと停めて!」と言われ、何だろう?・・と思いつつ車を脇に停めると、この先に最近問題になっている有害外来植物が生えているのを見つけたのだと言う。
導かれて往く田圃のあぜ道は
60年位前にやって来た北米原産のヒレタゴボウの黄色い花が花盛り!

その先で「これ!」と指さされたのは小さめのツメクサのような花。 
池や田圃に猛烈な勢いで繁茂している南米原産のナガエツルノゲイトウという有害植物だそうだ!この花を見たのは初めてだし、名を聞いたのも初めて! 
後で調べたら生態系を維持するために駆除しなければならない植物に指定されていた。

夕方4時近かったのでイヌタデがより赤く映えていた。

目的地手前の山際に車を停めて歩き出すと、
藪際でちょっと形の悪い大きめのカラスウリ?・・が生っていた。 図鑑を見たらこれは熟すと黄色くなるキカラスウリという種類らしい。 
辺りの田圃! 9月も末、これが最後の稲刈りだろう。
今年は何もかも異常ずくめだ。

今年は天気が悪くてなかなか撮りに来れなかったが、未だヒガンバナが咲いていた! 

「これが名が分からない草!」と言われた草をファインダーでのぞくと、
草の先端に蕾が幾つも付いている!  
黄色い花の跡も見えるが、なるほどこんな草は見たことも無いしどんな種類のものか見当もつかない。

4-50cmの背丈で一か所に固まって生えているが、こんな奇妙な植物は外来種に違いないので外来雑草図鑑を調べてみることにした。

辺りを見回しても花は咲いていなかった。 
この写真はこれから咲くところなのか花の終わった跡なのか分からぬが花が咲いているところを見てみたいと思った。最後にこの写真を撮って調査終了! 
40年近くも住んでいるのに未だに見知らぬ野草に出会うとは・・・と自然の奥深さに感嘆した一時だった。

帰宅後雑草図鑑を眺めていたら「正午に咲く雑草」として紹介されていた「アメリカキンゴジカ」の一枚の写真の蕾の形や付き方が良く似ていることに気が付いた。 
葉の形や生え方はその写真は不鮮明だったのでその名をネットで検索すると、熱帯アメリカ原産のアオイ科、キンゴジカ属の帰化植物だと判明した。 
花が正午ごろ咲いてすぐ蕾むらしいので花に出会うのは難しそう。
(カメラ: EOS 5D MarkⅡ)
(レンズ:EF24-70mm F4L IS USM) 

2016年9月23日金曜日

雨に濡れる庭の秋!

今朝も又雨だ!
昨日もお彼岸だったが雨でお墓参りに行くのは止めにしてその内天気が良くなったら行こうと思ったが、天気予報は週末まで晴れそうもないようなことを言っていた。
連日の雨でテーブルや椅子の脚にはうっすらと白いカビまで生えていてビックリ!  お陰で大掃除を強いられた。

一時雨が小止みになった時、カメラ片手に庭に出た。  
「色付いてるわよ!」と家内が言っていたムラサキシキブを撮っておこうと思ったからだ。

庭に出るなり目に留まったのが
このシュウメイギク
秋を感じさせてくれるこの花、毎年この時期になると勝手に生えて咲いている。

なるほど、ムラサキシキブがもう綺麗に色付いている! 

小さな花を見たのはほんの数か月前だったような気がするが、「もうこんなになってるとは!」と感嘆。

近くでこのミズヒキの小さな花が一斉に咲いていた! 

この数mmの小さな花を拡大してみたらどうなるかな?・・と切り抜いてみたのが
この写真! 
雨の中でも懸命に咲いていることが良く分かる。

庭の草むらでツリフネソウの蕾発見!
もう消えてしまったのでは・・・と思っていたツリフネソウが未だ生きていた! 1週間もすれば花が見れそうだ。

これはゲンノショウコ
庭に勝手に生えてきた野生の花だが、 毎年咲いていた栽培種の赤い方の花の姿が探しても見当たらなかったのはちと寂しい。
(カメラ: EOS 5D MarkⅡ)
(レンズ:APO MACRO 180mm F2.8 EX DG OS HSM)

2016年9月22日木曜日

当たり年のサクラタデ!

我が家の庭にサクラタデが咲き出したのは何時頃だったか調べてみたら、最初の記録は2003年9月29日だった。
と言うことは今咲いているのは13代目・・ということになる。

家内が「友達から貰って植えたもの」と言ってはいたが、1m近くにもなるこの草は狭い庭にはびこる厄介者、 いっそのこと刈ってしまおうか!・・と何度も思ったが、咲いた花を見ると「刈らなくて良かった!」と思うのも何時ものこと。

それにして湿地を好むこの草が庭の水道栓が近くにあるとは言え、よくもまあ長く生き続けてきたものだ!・・と感嘆してしまう。

とりわけ今年の夏の異常気象がこのサクラタデには好条件だったのか、例年になく花付が良いので雨続きの退屈な日々を慰めてくれている。

今日も雨、窓辺に咲くサクラタデにレンズを向けると、
小さなの姿が見えた。

こんな小さな花もにとっては大切な栄養源なのだろう。 

花から花へ蜜を集めて歩く働き蟻にとっては雨など気にしていられない!って感じだろうか?
(カメラ: EOS 5D MarkⅡ)
(レンズ:EF24-70mm F4L IS USM)

2016年9月17日土曜日

既に田園は秋本番!

このところ田園のヒガンバナやツリフネソウが気になって仕方が無かったのだが、この日の朝は雲間から久しぶりに晴れ間が覗いていた。 
又来週にかけて台風が来そうな雰囲気だし、このチャンスを逃したら秋の草花を見逃しかねない・・・と、秋晴れとは行かないが田園散策に出かけることにした。

9月半ばを過ぎた田圃では、
天候不順が続いたせいで遅れた稲刈りの最終段階。こちらもたまの晴れ間に忙しそうに見える。

稲わらの香り漂う田圃の小道を往くと、

*1m近くもあるタデが咲いていた。 
これはオオイヌタデ、何だか久しぶりに出会ったような気がして嬉しくなる! 

*草むらに絡まって咲いているのは1cmにも満たないツルマメの花!

田圃の脇の草むらで咲いていたのはヒレタゴボウ
別名アメリカミズキンバイという北米原産の外来種だがこの辺りではお馴染みになっている。

「おっ 葛の花も咲いてる!」・・と、珍しくもない花なのに感嘆。 久しぶりの田園散策で何もかも新鮮だ。

里山を超えて成田線の踏切近くに出た時、辺りを白い花が埋め尽くしていた。ヒメジョオンの大群落か?!・・と一瞬思った。

でも近くで見たら、2m近くもあるアキノノゲシだった! 
しかも花では無くてびっしり付いた綿毛だったのでびっくり! 
こんな背丈になったのを見たのは初めてだし、花が終わったばかりの綿毛がこんなに見事に残っているのを見たのも初めて!

これは踏切を超えて最初に出会ったツルボ! 
そうだ、 この花の季節だったんだ!・・と感嘆。

そして、「おー やっぱり咲いてる!」 と嬉しくなったのは
耕作放棄地脇の道端に咲いていたこのヒガンバナ! 

未だ蕾が多い! 咲き始めたばかりのようだ。

耕作放棄地にサクラタデの大群落があった!
それにしても凄い!

そのアップ! 
感動して撮ったものの、遠くて小さい花の存在感を写真で表現出来ないのがもどかしい。

これは来た道を戻る途中、農家の庭先で出会ったニラの花
可愛いこの花に出会うと何時も撮りたくなる。

次に近くの田圃脇にあるツリフネソウの群落地に向かった。

咲いてるかなあ?・・・と覗いてみると、先ず目に入ったのは
このツユクサの群落!

そしてツリフネソウ
やっぱり咲いていた!

これはヤブマメの花!

今年もツリフネソウは見事な群落を作っている!

今一番綺麗に咲いている時期のようだ。

来週は台風が来そうだからちょうど良い時に見にきて良かった!・・・と安堵。

これは近くで見つけた白いツユクサ! 

これはアカバナ! 
以前はツリフネソウと一緒に沢山咲いていたのにこれ以外に見つけることが出来なかった。 どうしたんだろう?

秋の常連、ユウガギクも咲いていた!

これはイタドリの花穂! 
遠くて接写出来なかったが、何とか小さな花の形が分かるので良しとした。

今日はほんとに久しぶりの散策だったが、期待していた草花や思わぬ草花に出会えて嬉しかった。 でも、爽やかな秋晴れがやって来ないのが恨めしい。
(カメラ: X-T1)
(レンズ:*印 XF18-55mm F2.8-4 R LM OIS、 
無印 XF 100-400mm F4.5-5.6 R LM OIS WR)