2014年1月17日金曜日

小鳥を求めて房総風土記の丘へ

そろそろ免許の更新に行かなきゃ・・・と気になっていたが、今日は他に何の用事も無さそうなので思い切って出かけることにした。
免許センターのある幕張まで我が家から電車で1時間弱、せっかく近代的都市に行くのだから写真でも撮ってこようとカメラ持参で家を出た。 
意外にも高齢者の免許更新は延々と並んでいる一般の人とは別のコース、人数も少ないので8時半の受付開始なのに9時前には新しい免許証を貰ってセンターを出る。 
さーてどうしよう?・・・と見上げると空はどんより黒い雲、冷たい北風に首をすくめて写真を撮り歩く気などすっかり失せて、10時頃には帰宅した。

ところが何と空が明るくなってきて、 眩しいお日様も顔を出す! こんな良い天気になったなら未だ時間も早いし林の中でコンビニ弁当でも食べながら小鳥を見ることにしようかな~・・・と急遽房総風土記の丘に出かけてみることにした。
間伐が進んで明るくなった古墳が点在する房総風土記の丘の森は風さえ無ければ心地良い。 でも小鳥の隠れ場所が無くなって寄り付かなくなっていないか心配。 雑木に絡まるヤマノイモの枯れたオブジェ。 この種子を抱え込んだ丸い翼がミラーボールのように輝く様子は里山の風物。 何の音もしないくぼ地のベンチに座って日向ぼこをしなからコンビニ弁当を食べていると、ちょっと先の雑木に小鳥の気配。 よく見るとこれはシジュウカラ、早速640mm相当ズームでパシャリ! しばらく静寂が続いた後、又同じ樹に小鳥が数羽やって来た。 ちょこまか枝を飛び回るこの鳥はヤマガラ! この鳥に出会うのは久しぶりだ。 しばらくすると今度は15m近く離れた樹の枝にに大きな鳥が良く聞く声で鳴きながら飛んできた! 望遠で覗くとこれはやっぱりお馴染みのヒヨドリだった。 ゆっくり弁当を食べ終え、ぽかぽかと照りつけるお日様にうとうとしかける。 ふと目を開けると、遠くの樹の枝の隙間に小鳥の陰の様なものが見えて望遠で覗いてみると明らかに小鳥の姿だった。 随分長いことそこに留まっているこの鳥は何だろ?と念のため撮っておいたのを現像してみたら、なんとカワラヒワだった! この鳥も久し振りだ。 じーっとしているのも飽きてきたのでそこを発つ。 目の前の梅の木を見ると小さな蕾が付いている! この分だと咲くのは未だ未だ先のようだ。 林の小路を歩いていたら、比較的大きな小鳥が地面から飛び立ち松の樹の中に逃げこんだ。 そーと覗いてみると、その中いたのはこのシロハラだった! 林の切れ目の明るい場所で空を見上げると、 青空をバックに大きなハリギリの樹が立っていた。 葉が落ちて裸の樹に傘を開いたような実がたわわに付けている情景には惹かれるものがある。 その枝に小鳥が飛んできた! この鳥はビンズイだ! ハリギリの実を食べるのか!  行く手の地面にも餌をあさるビンズイの姿が何羽か見えてしばし足を止めてじーっと眺めていた。

何にも居ないと思っていたが、気をつけて見ていると結構小鳥はいるもんだ!
(カメラ:EOS 7D)
(レンズ:EF100-400mm F4.5-5.6 IS USM)