そうと分かれば行くしかない。 すぐさまカメラを用意して出かけたは良いが、いつもの道路は酒々井プレミアム・アウトレットが出来て混雑しそう。 賑わうようになったのは良いがちょっと不便だよなあ・・・等と勝手なことを思いながらう回路を九十九里浜へと向かう。
九十九里浜の手前4km近く、あたりが田園地帯の広々とした湿原に到着し辺りを見渡していると、
小鳥が近くの柵に飛んできた。 よく見るとヒバリだ! 何年か前にも撮ったことを思い出す。 そう言えばヒバリやセッカやオオヨシキリの鳴き声が聞こえる!
ノアザミやキンポウゲがあちこちに咲いているが・・・お目当ての花は・・・と湿原に目を凝らすと、
点々と見えるおびただしい数のピンクの花はトキソウだ!
こんなに咲いているのを見たのは初めてなのでびっくり。
この花に初めて出会ったのは45年も前の八幡平、あの高山で出会った花が温暖な房総のこんな場所で咲いているとは!・・・と驚いたことを思い出す。
背丈は2-30cmしかないのにそのてっぺんに大きなピンクの花、
何と言ってもこの三方に広げた花びらがこの花の特徴だ!
食虫植物で有名な湿原だけあって、虫をいっぱい捕えて白い花を咲かせているこのイシモチソウや、
この小さなコモウセンゴケがあちこちで見られるのも珍しい! よく見ると蕾を付けているからもうすぐピンクの可愛い花を咲かせそうだ。
未だこのハルリンドウもあちこちに咲いている! 遠目には何も無いような草原に見えるが、不思議なことによく見ると小さな湿原植物の宝庫なのだ!
(カメラ:EOS 5D MarkⅡ)
(レンズ:EF28-300mm f/3.5-5.6L IS USM)