夜中に風がゴーゴーと鳴って雨が降っていたが今朝は昨日までの暑さが一転、冷たい北風が吹いていた。
あちこちで桜が咲きだしているので、ソメイヨシノより開花が早い山武市にある長光寺や妙宣寺の枝垂れ桜が見頃になってるかも・・・と思い出し、冷たい風が吹いてはいたが行ってみることにした。
既に十数台の車のある駐車場に車を停め「咲いてるかな~?」と思いながら門前へ行くと、 そこにも桜の花が咲いていたのを見て「これなら咲いてるに違いない!」とほっとする。
山門を入ると、杉木立の向こうに花を付けた老木が見えた!
樹齢300年と言われるウバヒガンザクラだそうで如何にも老木、未だ五分咲きになったかどうかのようだが何となく元気がないのが気にかかる。
下の枝に比べて頂きの花が薄い感じ。 歳を取ると頭が薄くなるのは仕方ないのかも・・・・
それでも朝日の当たる下の枝には結構花が付いていてなかなか綺麗!
本堂の横に移動して眺める陽の当たる側はなかなか綺麗で見応えがある!
300年もの歴史を見続けてきたこの桜、老いたりとは言え流石に威風堂々とした風格がある。
反対側に移動して逆光の姿を眺めると、 ご高齢にもかかわらずどこか優雅な雰囲気が漂っているから不思議である。
寄る年波を感じさせる老木だが、力を振り絞って近くに植えられた二世の成長を見守っているのかも・・・・
(カメラ:EOS 5D MarkⅡ)
(レンズ:EF24-70 F4L IS USM)