2009年9月23日水曜日

キツリフネも咲いた!

今年は秋が早いからそろそろキツリフネも咲き出しているかも・・・と思い出し、町外れの群落地を訪れた。 この場所は去年10月に初めてその存在を知った場所。
線路際の坂道から耕作放棄の谷津田を覗くと、このサクラタデの大群落が目に入る。 そう言えばここはこの花が群落する貴重な場所だったことを思い出す。
最近の田圃の畦道は除草剤の影響でこの可愛いサクラタデの花に出会うことも無くなったが、この耕作放棄田ではのびのびと育っている。
見るとこのようにツリフネソウも綺麗に咲いていた。 ここは山際の湿地の為だろうか、湿地を好む植物にうってつけの環境のようだ。
こんなサクラタデツリフネソウの競演もなかなか見事! こんな情景は滅多に見られるもんじゃない!
やっぱりキツリフネも咲いていた! 去年初めて見たときも驚いたが、こんな北総の地でキツリフネが咲いているなんて信じ難い光景だ!
未だツリフネソウやサクラタデには及ばないが、湿地の一部はこのように群落になりだした。
見るとこのミゾソバの小さな花も混じって咲いていた。 でもミゾソバはここでは少数派。
背後で電車の轟音! 振り返るとススキをそよがせて京成電鉄の上り電車が通過している所だった。

2009年9月22日火曜日

サクラタデ開花!

今年の秋はお彼岸が大型連休になりやって来た孫のお相手で大忙し。 未だ孫が寝ている静かな朝、ふとここ数日見ていなかった庭を眺めてみると、
この「サクラタデ」が咲いていることに気がついた!  連休前に見た時はまだ陰も形も無かったのに、あっという間に咲いてしまったのでびっくりだ。
我が家の秋の常連だが、今年は随分早いんじゃないかなあ・・と過去の記録を調べてみたら、2006年は数日早い9月20日、2007年は10月6日とかなり遅く、2008年は9月28日だった。 こうしてみるとやっぱり今年は開花が早いグループに入りそうだ。
この花、最近田圃の周囲を散歩していても意外と見かけることが少なくなった。 こうして庭に咲くのを見ながら昔の田園を偲ぶのが楽しみになっている。

2009年9月16日水曜日

コスモス探訪

今日も良い天気、友達から貰ったコスモスの花の便りで思い出し、このヒガンバナが咲く隣の成田市「甚兵衛公園」を訪れた。 ここのコスモス畑が毎年10月頃から見頃になるので様子を見てみようと思ったのだ。
ところが畑に下りてみて驚いた。 今年はもうこんなに花が咲いているではないか!
この広々としたコスモス畑、例年と違って今年は成田高速鉄道の高架橋が彼方に見えるようになっている!
畑の外れまで行って振り返ると、 青空の下、甚兵衛を祭った水神様の森とコスモスのお花畑がいかにものどかで心地良い。
ふと見ると、花から花へと蝶が舞っている! このピンクの花に止まったのは「ヒメアカタテハ」ではなかろうか・・・。
コスモスは昔ながらの色が好き。 この「白いコスモス」とか・・・
ピンクやこの「深紅のコスモス」が懐かしい。
甚兵衛公園」で昔ながらのコスモスを堪能した後訪れたのはこの「房総のむら」の旧学習院初等科正堂の移築場所。 側らで秋空に聳えるこの「ユーカリ」の樹が印象的だ!
広場の彼方に敷き詰められた黄色い花、「黄花のコスモス」らしい!
さっそく近くに行ってみるとやっぱり黄色いコスモス、この花を前景に建物を狙ってみたのがこの写真。 以前のようにピンクや白の普通のコスモスの方が良かったのに・・と思ったが、それにしても色が変わると印象も随分違って見える。

2009年9月14日月曜日

秋晴れの谷津田

爽やかな秋の陽気に誘われて今日も又、このような谷津の入り組む田園を散策。
高台に車を停めて谷津に下りようとした時、傍らの草むらに咲くこの「ツルフジバカマ」が目に入り、毎年この花が咲いていたことを思い出す。
このような田圃の稲刈りは大変そうだなあ・・と眺めながら谷津の奥に向う。それにしても今日は何て天気が良いんだろう!・・・と空を眺める。
道端のあちこちで今花盛りのニラの花にタテハチョウが止まった。どうやらこの蝶は「キタテハ」のようだ。
休耕田の中に小さな花が点々と咲いている。この花、昨日も出会った「アカバナ」だ!
1cm位の小さな菊のような花もあちこちに咲いている。この花、あまり見かけない花なので後で調べてみよう・・とカメラに納めたのがこの写真。 図鑑を見るとこれはどうやら北アメリカ原産の帰化植物、「ヒロハホウキギク」というものらしい。
これはお馴染みの「アキノノゲシ」、未だあまり見かけないが秋本番ともなるとそこら中でよく出会う。
里山の縁の樹陰に差し掛かるとこの「キバナアキギリ」がそこここで迎えてくれた。 今の時期、秋を感じさせてくれる里山ではお馴染みの花である。
この場所には「イヌショウマ」も多いのだが・・と見回したが、未だ目に入るのは蕾ばかりだ。・・と思っていたら咲き始めているこの花に出会ってびっくり!
ミゾソバ」が群生する休耕田に差し掛かって覗いてみるが未だのようだ。 探し回ってやっと見つけたこの花に、しばしの間見とれてしまう。
谷津の奥の里山の縁、この色付き始めた「ガマズミ」の実が目に入る。真っ赤になる日も近そうだ。
こちらはブルーが綺麗な「サワフタギ」の実だ。 このブルーの色に魅せられてもう久しい!
ふと見上げた時、潅木に絡まるこの「ヤマブドウ」が目に入った。 食用にならない「エビズル」とか「ノブドウ」はよく目にするが、ヤマブドウを目にすることは滅多に無いので驚いた!

2009年9月13日日曜日

早くもヒガンバナが!

減量の為に歩かねば・・・と思っていても意志が弱くて続かないのだが、今日は田園の秋の草花の様子が気になりだして久しぶりに散歩に出掛けた。
町外れの谷津田への坂道にこの「アキカラマツ」が咲いていた。 優しげな風情のこの花に出会うと秋が来たことを実感する。
ゲンノショウコ」もあちこちに咲いている! この辺りではこのような白い花が主流、赤い花を探しても滅多のお目にかかれない。
ヒガンバナの蕾を見かけたのでもしかすると咲き始めてるかも・・と期待して歩いていたら、遂にこの花に出会った! やっぱり咲き始めてるんだ!・・と嬉しくなる。
この小さな赤い花も見つけた。 「マルバルコウ」の花だ! ヒルガオ科ルコウソウ属というだけあって確かに葉や蔓はヒルガオに似ている。 熱帯アメリカ原産の帰化植物だという。
この色付いた柿の葉が落ちていた。 秋なんだ!・・と独りうなづく。
群れて咲く「ヒガンバナ」に遭遇! こうしてみるともうこの花の時期が来ているようだ。 今年は間違いなく秋が早い!
今度はヤブランの花と一緒に咲いている! なかなか綺麗だ。
坂を下りきった谷津の手前、山裾の道端に花が咲乱れている。 見ると、「ゲンノショウコ」、「キツネノマゴ」、「カタバミ」、「エノコログサ」等の花が見える。
ふと斜面の上を見上げるとこの「ツリガネニンジン」の群落が目に入る。 この辺りでこれ程群れて咲いている場所は珍しい!
池になった耕作放棄の谷津田の縁にこの「ヒガンバナ」が咲いている。 「絵になるじゃん!」とシャッターを切る。
緑濃い谷津田の縁の小径を行くとそこにも「ヒガンバナ」が咲いている!
谷津田を抜けて里山を越えてきた田圃は既に殆ど稲刈りが済んでいた。 稲わらを束ねて並べてある情景は近頃珍しい。
田圃脇の草むらにピンクの小さな花を見つけた。 「アカバナ」だ! この花が咲くと田園は本格的な秋になる。 そういえば「ツリフネソウ」は・・と探してみる。
探していると最初にこの「ツリフネソウ」の蕾が目に入った。 この花は未だもう少し先かな・・と思いつつ探してみる。
と、遂に咲いているこの「ツリフネソウ」に出会った。 辺りを見回すともう幾つも咲き始めているのだ。
草むらにはこの「ヤブマメ」も絡まって咲いていた。 やっぱり間違いなく田園に秋が来ている!  それにしても今日は散歩に出てきてほんとに良かった。 うじうじしてたら見損なったかも知れないのだから・・・。