毎日ぐったりするような蒸し暑い日が続き、このところすっかり動きが鈍ってしまった。
こんな調子ではまずいなあ・・と、今日は思い切って何処かへ出かけることにした。何処に行こうかと思い迷った末に思い出したのが房総風土記の丘、 この時期、何が咲いてるかなあ・・と思いながら下総松崎近くに差しかっかった時、
あの大好きな合歓の花が車窓に飛び込んできたのだ! 合歓の花の季節だったとは・・・今日出てきてほんとによかった。
未だハスの花は見えない坂田が池の縁を通って風土記の丘の駐車場へ着くなり早速里山の小径に入る。 緑濃い木立の中の小径は意外に涼しくて心地良い。
ハエドクソウは花を付けたろうか・・と思いながら目を凝らし歩いていたらその花は直ぐに見つかった。 やっぱりこの花の季節が始まっていたのだ。
林の中にオカトラノオの花の跡がある。 もう少し早く来ていればこの花の群落に会えたのに、この花のことを思い出すのが遅すぎた。
今となっては後の祭りだが・・・と思いながら行くと、林の奥に咲くヤブカンゾウのような橙色の花が目に入った。 近くに行ってみるとそれはノカンゾウの花だった。
辺りを見回して驚いた。 なんとヤマユリが咲いていたのだ! もうこの花の季節だったのかと思うと感慨もひとしお、家に閉じ篭ることが多くなってしまったお陰で体の季節感がすっかり失われてしまっていた感じだった。
辺りに咲き乱れるヤマユリを堪能してそこを後にする。 既に茶色く枯れたウツボグサの花の跡の群落がある。
大好きなこの花も見損なってしまって残念な気持ちになっていたら、今度はなんとアキノタムラソウが花を付けている姿に遭遇。 もうこの花の季節が始まっていたのだ!
今日は久しぶりに里山を歩いたが、情緒不安定な抜け殻のような体になってしまわぬように、もっと積極的に自然の中に飛び込まないといけないなあ・・と反省の一日だった。