2008年1月6日日曜日

新年の歩き初め

朝は真っ白だった近所の屋根の霜も気がつくと何時の間にか消えていた。 天気予報では今日は3月の陽気になると言っていたが、なるほど何時に無く暖かい。 この陽気にじっとしてるのは勿体ないと、午後になって久しぶりに近くの田圃を歩いてくることにした。
街外れの田圃の畦道を歩いていたら畦の日溜りに「オオイヌノフグリ」の花が咲いていた。 
おっ 咲いてる!」と思わず立ち止まり覗き込む。



谷津田の山裾の日向の小径を歩いていると汗がにじみ出るくらい暖かかったが冬の太陽は低くて眩しい。 帽子を目深にかぶって陽光を遮りながら歩いていると、やがて耕作放棄した荒地へ出た。
荒地を覆ふ枯れたセイタカアワダチソウの綿毛が陽光に光る情景に目が留まる。 こういう情景を見ると撮らずにはいられない位好きなのだ。



静まり返った田圃の中にちらっと動く小鳥の陰、 かなり遠くの倒れかけた杭のような物に止まったのが見えた。 望遠レンズで覗いてみると、
それは「モズ」の、30m近く離れているので640mm相当の望遠でもかなり小さく中央部分をトリミング。 それにしても枯れ草の中にモズの餌になる虫がいるの?・・と不思議になる。 


何か冬鳥に出会えないかなあ・・と辺りに目を凝らして歩くが全く気配が無い。 いない時はほんとに何にも出会わないから仕方ないが・・と思いながら歩いていたら又枯れ草に止まる小鳥を発見! 良く見るとこれも又「モズ」のようだ。
望遠で覗いてみたらこれは「モズ」の雄、しかも青いバッタを捕まえている! へー、こんな枯れ草の中に青いバッタがいるんだ!とびっくりだった。



久しぶりに歩いたので結構疲れた。 未だ3kmも行ってないと思うがこれじゃまずい、ちょくちょく歩いて鍛えなきゃ・・等と思いながら歩いていると又小鳥を発見。
今度は日陰で良く見えないが・・と望遠で覗いてみたらこれまた「モズ」のだった。  こんなことも珍しい。 出会う鳥がことごとく「モズ」だなんて初めてだ!