昨日とは打って変わって風も殆ど無い穏やかな小春日和となった今日、そろそろ冬の野鳥達が集まっているのでは・・・と印旛沼中央水路へ行ってみた。
鳥の姿を求めて水路の芦原に沿ってゆっくり北上するも、鳥の気配は全くしない。
田圃の向こうには秋の雰囲気に包まれた農家や里山がかすむように見えている。
田圃の電線に止まるちょっと大きな鳥を発見! カラスではなさそう・・とゆっくり車を近づけて50mくらい手前から望遠で覗いてみる。
逆光で黒っぽくしか見えないがどうやら猛禽類のようだ。
写真を現像してみてこの鳥は「チョウゲンボウ」と思っていたが、そうではなくて「コチョウゲンボウ」だと鳥に詳しい友人が教えてくれた。
その後方の電線に小さな鳥の群れが止まっていた。 スズメより大きそうだが何だろう・・とこちらも望遠で撮ってみた。
現像してみるとお腹がツグミのような模様だが顔つきがツグミじゃない。 図鑑を調べたら「マミジロタヒバリ」に一番似ているような気がした。
芦原に沿ってどんどん北上するも、時折スズメの姿を目にするくらい。 午後2時というのは鳥に会いに行く時間帯では無さそうだ。
中央水路の北の端まで来た時、田圃の中に数羽の鳥を見つけた!
逆光のシルエット状態で見難かったがそれは「タゲリ」だった。
もっと良く見たいと近づこうとしたらどんどん遠くの田圃へ逃げて行く!
「タゲリ」の降り立った辺りの田圃にめぼしを付けて農道を行くと、今度は上手い具合に陽の当る側から眺められた。 去年は会ってないので2年ぶりの対面、 嬉しくなって何度もシャッターを押し続けた。
30mくらい離れていたので小さく写ったのを切り出してみたのがこの写真。 何度見ても派手で奇妙な鳥である。