2007年10月15日月曜日

秋色の田園

一昨日の土曜日は一歳半の孫が通う東京の保育園の運動会、奥方と連れ立って見に出かけたのだが、 未だよちよち歩きの孫の一挙手一投足にはらはらどきどき、お陰でくたくたに疲れて昨日は一日ぐったりだった。

ようやく疲れも癒えた今朝は爽快な秋日和。 又奥方と連れ立って近くの田園散策に繰り出した。

いつものように街外れの農家の間の坂道を下って谷津田の休耕田に往く。 そこはすでに秋色に染まり始めてなんとも心地よい。




里山の縁を歩いていると、ムラサキシキブやサワフタギの青い実が目を楽しませてくれる。 黄ばみかけたヤマノイモの蔓にむかごが生っていて、 「今晩はむかごごはんにしよよう!」と二人でむかご採りしながらのんびり歩く。

一山超えて小高い大地に出る。 セイタカアワダチソウが生い茂る向こうに今歩いてきた田圃が見える!
坂道を登っていると、かたわらの斜面にツリガネニンジンが群れていた。
ここでこの花が群生しているのを見たのは初めて、「えー こんな所に群生しているとは知らなかった!」と嬉しくなる。

この辺りでは有名な「甲子正宗」の造り酒屋に出る径を登って行く。

やがて集落に入ると赤い実をつけた柿の樹と立派な蔵が目に入った。 何だか昔子供の頃に見た田舎の情景に似て懐かしい。




造り酒屋、飯沼本家の裏手に出る。

ここに来るといつも、ここの氏神様、香取神社の境内の巨大なケヤキを拝みたくなる。
直径2mはありそうなこのケヤキ、しばらく周囲を見回したり見上げたり、何度眺めてもその迫力には圧倒されてしまう。