さすがに梅雨明け、朝から熱気が淀んだような厳しい暑さだ! でも今からこの暑さに負けてはしょうがない・・と、勇気を振り絞って里山散策に出掛けることにした。
谷津田の奥へ向って樹木が覆った小径を行く。
遠い台風の影響なのか、風が林の樹の枝をざわざわと揺らしている。
その中に揺れる色づいたウワミズザクラの実が綺麗だった。
風が通る所は良いのだが、風が遮られる場所に来るとすぐさま汗が噴出してくる。
目に浸みる汗を拭き拭き歩いていると、傍らの藪に風土記の丘で先日出会ったキツネカミソリが咲いていた。
両側に里山が迫る谷津田の奥にやって来た。 山裾に黄色い花が咲いている。
カタバミだろう・・と思ってよく見ると、それはオトギリソウの花だった! この花が咲くのが今の時期だったことをすっかり忘れていた。
奥に進むに連れて山際や道端にアキノタムラソウの花が見えるようになってきた。 我が家の庭でも勝手に侵入して来て咲いてるが、やっぱり田園で咲くのがこの花にはお似合いだ。 どこか暑さを忘れさせてくれる雰囲気がある。
人も滅多に歩かないのか、行き止まりの谷津田の奥の小径には夏草が生い茂っている。 その中で一際背を伸ばして咲くアキノタムラソウの花がなんとも可憐で美しい。