2007年6月23日土曜日

梅雨の合間の泉自然公園

昨日の梅雨空が嘘のような快晴。 日ざしは強かったが風が爽やかに感じたので、これまで梅の花とカタクリや桜の花が咲く春と、里山が紅葉で染まる晩秋にしか訪れたことがなかった泉自然公園に行ってみることにした。
緑がしたたる雨上がりの公園の森は、日向の暑さが嘘のような爽やかな空気に満ちている。





鬱蒼とした森を抜けると広葉樹林に出る。 
周囲の樹を眺めながら歩いているとここでも又あのピンクの可愛い花を付けたムラサキシブの樹に出会った。 ここの樹は5m近くもある大きな樹だ!



樹林を抜け谷間の池の縁に出ると、そこに白い花の房を付けた樹が立っていた。 
良く見るとそれはノリウツギの樹だ!
この辺りの里山でノリウツギに出会うことは滅多に無いので多分公園樹として植えられたのかも知れないなあ・・と勝手に想像。 素性は何だろうと調べたらこの樹はユキノシタ科、アジサイ属だという。 そう言えば周囲を大きい飾り花が囲むように咲いているこの花は確かにアジサイにそっくりだ。 でも漢字で「糊空木」と書くのは何故だろう・・・。
今度は赤い実をつけた樹が目に入った。 姿や葉の形はガマズミのようだが、もう実が赤くなってるの?・・・と怪訝な感じ。 ふと樹の根元に札が付いているのが目に入り読むと「オオデマリ」と書いてある! オオデマリがこんな実をつけるとは・・とびっくりして図鑑を調べたら、それには確かに「スイカズラ科、ガマズミ属」と出ていたのだ。 どおりでガマズミに似てるわけだ!

池の縁を巡る遊歩道は陽を遮るものが無くて暑いだろうなあ・・と思っていたら、意外にもアーケードのように木々が覆っていて暑くない。 そういえば木々が葉を落とした時期にしか来たことが無かったので嬉しい誤算だった。
のんびり歩きながら池を見ていたら黄色い花が目に入った。 何だろうと覗いてみるとそれはアサザの花だ! ここでこの花に会えるとは思っていなかった。