2007年5月15日火曜日

ユリノキ(百合の木)の花

今日は朝から青空が広がって良い天気になった。 こんな日は初夏の花を見に行きたいが・・・と考えていたらユリノキの花の時期だったことを思い出し、 房総風土記の丘に行ってみることにした。 この樹、移築されている古い学習院の講堂の前に立っているからだ。 

風土記の丘に着いて広い駐車場の桜の樹の下に車を停める。 見上げるともう色づいた可愛いさくらんぼが鈴なりだ。
遠くから講堂前のユリノキの大木を眺めても花が見えない。 未だ早すぎたかなあ・・と樹の下に行って見上げてみてやっとあの独特の色のチューリップのような花がポツポツと咲いているのが見えた!  この爽やかな色合いの花が大好きで毎年眺めにやってくるのだが、今年は例年に比べて花付は良くないようだ。
葉の形が半纏に似てることから「ハンテンボク」とも、花の形から「チューリップ・ツリー」とも呼ばれるこの花の存在を知ってもう10年以上になる。 明治初期に街路樹や公園樹として渡来したと言うが、大きな公園が近くに無かったのでそれまでは全く知らなかった。

首が疲れるまでしばらくユリの花を見上げていたが、ふと未だ森の中にキンランが咲いてないかなあ・・と思い出す。 早速手入れの行き届いた森の中を歩いてみると、ニガナの黄色い花が群生していた。

やっぱりもう時期を失したかなあ・・と諦めかけた時、ニガナの群れの中にキンランを発見。 未だ咲き残っている花があった!・・と感激する。








早朝5時に大型バスで伊那市からやって来たという小学生を前に、学芸員がこの辺りの古墳群の説明をしている最中の風土記の丘の資料館前にやって来て一休み。
館の裏手に行ってみると、見事な花を付けた一本の桐の樹が目に入った。 この花も好きなのだがなかなか一番良いときに巡りあう事が少ないので、間近で会えて嬉しかった。