今日は朝から初夏のように暖かい一日だったが、黄砂注意報が出た空は靄が掛かったよう濁っていた。 地域自治会の所用からようやく開放された午後、奥方とのんびり町内の桜を見て回る。
この辺りで一番最初に咲き出す前の公園の入り口の桜は既に満開、 脇の広場では花見の宴の賑やかかな声が響いていた。 暖冬で今年は早いと思っていたのに咲いてみればほぼ例年通り、なんかほっとした気分になっていた。
この公園、わが町に僅かしかない桜並木の名所の一つ。 近隣から車で花見に来る人もいたりして、何時に無く華やいだ雰囲気になっていた。
散歩の折にカワセミ目当てによく歩く家並み外れの用水路に行く。 この用水路に沿った桜並木もわが町の名所の一つなのだ。
ここの並木も見事に満開、普段人気の無い道を桜を眺めながら散歩する人の姿がある。 カワセミは・・・水路の方も気にしながら歩いたが、やっぱり姿は見せなかった。
普段味気ない用水路もこの時期だけは花に覆われて、見違えるような雰囲気になる。
国道まで続く桜並木を見終えて、国道沿いに家路に着く。
交差点まで来た時、その向こうの満開の大きな桜の木が目に入った。 あんなところに桜の木があったとは、これまで気がつかなかったのが不思議なくらいだった。