今日は初夏のような暖かい風が吹きすさぶ一日だった。 直ぐ前の町の公園の桜並木もこの暖かさで一斉に花を咲かせ始めたの見て、例年ソメイヨシノより一足に先に咲き始め、南風が吹くと直ぐ散ってしまう山武市にある長光寺の枝垂桜の老木を思い出した。
この暖かい風で散ってしまうといけないと、午前中に見に行ってみる。
到着して山門から続く杉並木の向こうに見えるこの老木を見てみると、なんとなく色が薄い。 もう散ってしまったのだろうか・・・・。
花が枝垂れる近くに行って見てみると、枝につく花が少ないのだ。
見上げると、太い枝が顕わに見えるほどまばらである。
もう随分長いことこの桜を見に来ているが、年々花の数が少なくなってきているような気がする。
何百年か生き続けてきたこの桜も、やっぱり歳には勝てぬのかもしれない・・・と思うのだが、何とか元気になって欲しい。
そして午後、庭を見てみると、日曜日のたっぷりと降った雨の後今にも咲きそうに脹らんでいた庭の花が一斉に咲き始めていた。
長いこと足踏みしていた花海棠も遂に開花。 2分咲き位になっている。
僅かに黄色みを帯びたと思っていたフリージアも、もう大きく脹らんで蘂を覗かせているではないか!
そして、あの雨の後に固い蕾から赤い花を覗かせていたヤシオツツジも、遂にこの暖かさで咲いてしまった!
こんなに呆気なく咲いてしまうと感動する暇も無くて、なんか拍子抜け・・・って感じがする。