今朝はうっすら靄が掛かったような高曇りで陽射しが弱々しくて寒そうだったが、毎年恒例になっている泉自然公園の紅葉狩りに行ってみることにした。
去年は行くのが遅すぎて散った落ち葉を眺めただけだった様な気がするが、急坂を下って谷間の遊歩道に着いてみると今ちょうど見ごろを迎えているところでほっとする。
池の縁のモミジが射し込む薄日に輝く様は何とも言えず美しく、眺めていると時間の経つのを忘れそうだ。 辺りにはじーっとたたずむアマチュアカメラマンや絵を描く人の姿が多かった。
谷間に水をたたえた細長い池の縁を行く。 池の奥の周囲の里山は、静かな晩秋の色に染まっていた。
時折頭上の樹木の梢で小鳥の声がするので見上げると小さな鳥が飛び交っていた。 枝が邪魔してなかなか姿が見えなかったが、どうやらシジュウカラのようである。 一羽が飛んできて木の幹の裏側に消えるのを目で追いかけていたら、幹の陰から姿を現したのはやっぱりシジュウカラだった。
しばらくしてから又行く手の樹木に何やら小鳥が飛んできた。 ちょこまか動き回る小鳥を追うのは容易ではないが、やっと見える場所に来たのを望遠レンズを通して見るとそれはヤマガラだった。
我が家の庭にもシジュウカラは時折訪れてくれるが、ヤマガラは滅多に来てくれないのでお目にかかるのは久しぶり。