2006年11月18日土曜日

秋の鬼怒川・龍王峡

11月17日 龍王峡へ紅葉狩り
年々時の経つのが早くなるよう気がするが、今年も又早々と一年が過ぎようとしている。 山の家の冬じまいに行かねば・・・とせっつかれるような気になっていたが、ようやく決心して昨日の夕方気温7℃の栃木の山にやって来た。
今朝は秋晴れの良い天気、さすがに寒いが既に何台もの観光バスも停まっている龍王峡入り口の駐車場からは紅葉した周囲の山が爽快な気分にしてくれる。
早速、観光客で賑わう龍王峡の急な山径を降りる。 混みあうのは「虹見の滝」迄で、その先の紅葉の森の中の崖の縁から眺めた峡谷は静寂そのもの。 
歩き始めたときは寒かったが、こんな崖上の小径を登ったり降りたりする内に汗が出てきて、紅葉を眺めて立ち止まった時の空気がなんとも心地よかった。
あんなに青空だったのに歩いているうちにだいぶ雲が増え照ったり陰ったりするようになっていた。 
陰った小径は寒々と寂しげだが、陽が当ったとたんに絢爛豪華に輝く紅葉は眩いばかりだ。
何の樹だろうか、真っ赤な紅葉があった。 
モミジの紅葉も綺麗だが、こんな名も知れぬ小さな紅葉にはことのほか心を奪われてしまう。



11月18日 高原牧場の
この日、水周りの凍結防止対策や、鼠害対策が昨日のうちに終わったので、鶏頂山の山越えで帰途に着くことにした。
紅葉真っ盛りのくねくねと九十九折の山径を登って広々とした高原にやって来た。
山裾は心地よい牧場。 樹木の黄葉が陽光を受けて最後の輝きを見せていた。
なだらかな牧場の丘の上、並んだ唐松も心地よく輝いている。
夏には点々と草を食む牛が見えるのに、もうここには牛の姿は無い。
少し下った道路脇に牛舎があった。 牛が顔を並べてこっちを眺めている・・・と思ったが餌を食べているんだろうか・・・。