今日は風もなく穏やかな秋日和、サラシナショウマが見ごろを迎えているのでは・・との期待を込めて久しぶりに里山散策に出かけることにした。
谷津田の奥にやってくると、里山の縁にセイタカアワダチソウが咲き出していた。 外来種のこの花でも、咲き出すと秋本番と思う位にお馴染みになっている。
ちょっと見ぬ間に山際の田んぼの溝はもうすっかり「ミゾソバ」の花盛り、一つ一つの小さな花がほんとに可愛くて撮らずにいられない。
遠くの山の斜面に目をやると、お目当てのサラシナショウマが点々と見える。 さっそく山際の小径に入り一つ一つ確認しながら歩いてみると、咲いているのより蕾の方が多いようだ。
その中の一際見事に咲いている花に焦点を合わせシャッターを押す。
草むらに未だヤマトリカブトの姿がある。 見ると花や蕾の脇に大きな種を付けているのが多い。
二週間以上前にこの花に出会っているからそのころの花が種になっているのだろう。 このきれいな花が短い秋を次から次へと花を咲かせるけなげな姿に見えてくる。
ふと、今頃キク科・コウヤボウキ属の「カシワバハグマ」が咲いてるかもしれない・・と思い出し里山の林の中に入ってみた。
笹の生い茂る斜面を登って林へ入り、 辺りを探していると花の跡が残るカシワバハグマに出会った。
ちょっと時期を失したかも・・・と思いながらも更に目を凝らして探していたらようやく咲いてるこの花を見つけることが出来た!
コウヤボウキと違って樹陰を好むこの花に出会うのは久しぶりだ!