2006年7月7日金曜日

梅雨空の野の花

今日も相変わらず梅雨空。 ポツポツ雨が降ったかと思うと、時折雲間に薄日が射したりする一日だった。こんな日が続くと田園の季節の花を見ぬまに真夏になってしまうなあ・・・と思ってしまう。 
今頃は何の花が咲いてるのだろう・・・と無性に気になりだし、ともかく田園を見て回ることにした。

谷津田の稲はもう青々と茂っていた。

田圃際の農道脇に橙色の花が見える。 ヤブカンゾウが咲いてるのだ! もうこの花の季節だったのだ。




ヒメジョオンが群生する休耕田の草むらに黄色い花が咲いているのが目に入った。

今頃黄色い花とは・・と近寄ってみると、この花は意外にもクサノオウの花だった。 
春に咲き出すこの花、そういえば年中見かける花だったことを思い出す。
谷津田の奥の山の斜面に行って見ると、初秋の花ツリガネニンジンがもう咲いていた。
この辺りの里山では8月に入るとこの花が咲いているのを見かけるのだが、こんなに早くから咲いているのを見たのは初めてだ。
斜面を見上げながら山裾の農道を歩いていたら白い花穂が目に入った。 おー、オカトラノオだ!と嬉しくなる。 この辺りでは房総風土記の丘に群生するのだが、わが町でこの花が咲く場所は限られる。
更に奥に足を進めたら、今度はピンクの花が咲いているのが目に入った。 それは思い出深いコマツナギの花だった。 
もうこの花が咲く時期だったとは思いもよらなかったので、今日思い切って散策に出てきてほんとに良かったと思った。