2006年6月30日金曜日

ひとときの涼

今日も又蒸し暑かった! こんなに急激に暑くなると体がついてゆけなくなって何もしたくない。
これはきっと勤めていた頃のように毎日緊張感をもって過ごしていないせいかも・・と思ったりする。 
心頭を滅却すれば火もまた涼し」ということもあるが・・と思ってもなかなかそんな心境に達するのは難しい。

ふと庭を見ると、先日咲き出したキキョウがもう既に何輪も花を開いていた。 その涼しげな色がちょっとばかり気を紛らわせてくれた。

2006年6月29日木曜日

ムラサキシブの花

今日から又梅雨空に戻るのかと思っていたら朝かが陽が射してほんとに暑かった。 
風はあったが、この暑さではとても外に出る気にならない。 昨日撮った写真を眺めるのにも飽きた頃ちょっと庭に出て見ると、片隅に植わっている小さなムラサキシキブの樹が花を付けているのに気がついた。
あまりに小さいのでマクロレンズに2倍のEXチューブを着けてカメラを構えると、その花に小さなハナアブが飛んできてとまった。 このアブ、図鑑を見てみるとホソヒラタアブという種類に似ていた。
マクロレンズを着けたついでに少し遊んでみようと、近くに咲いていたストケシアをクローズアップ。 マクロを着けて手持ちで撮るのは体が僅かに揺れるだけでピントが外れてしまい、シャッターを押すまで結構疲れる。 暑い時期には向いてないなあ・・と汗を拭く。
この花、奥方が買って植えた北米原産のキク科の花だが、栽培種にしては意外と生命力が強くて毎年のように派手に咲いている。
ついでにもう一枚・・と、鉢で咲いてる姫フウロを撮ってみた。 この花もほったらかしの割りに毎年よく咲いている。 この花はなんでも地中海地方原産の栽培種だそうだ。



マクロは息を詰めてピントを合わせるのに一苦労。 さりとて三脚を持ち歩くのはもっといやだから、このレンズを着けて撮ることは今後も滅多にないだろう。

2006年6月28日水曜日

合歓の季節の九十九里

今日も蒸し暑い真夏のような一日だった。 予報だと又明日辺りから梅雨空に戻るというので昨日紫陽花を見た帰り道で目にした合歓の花を探しに行ってみることにした。 何処に行こうか・・と考えた末、以前蓮沼海浜公園で見た見事な合歓の木を思い出し行ってみることにした。
九十九里浜にある公園に着いてさっそく合歓の木を見に行くと、今ちょうど咲き始めたばかり。 この優雅な花をしばしの間うっとり眺めていた。 この花が煙るように咲き揃うのももう直ぐのようだ。


合歓の花をじっくり眺めた後は海水浴シーズン前の人気の全く無い園内を歩いてみた。 この公園でもあちこちに紫陽花が咲いている。 アメリカディコの赤い花もあちこちに咲いている。
未だ手入れ前の雑草が生えた芝の中におびただしい数のこのネジバナが咲いていた。 そう言えば以前来た時も一杯咲いてたなあ・・・と思い出した。
ふと見ると、そんな中に紫の小さな花が咲いているのが目に入った。 それはキキョウソウだった。 ちょっと見ると園芸種のようだが、わが家周辺の草むらでも時折見かける北米原産の帰化植物なのだ。


公園を出て浜辺に行ってみることにした。 浜辺に出る道の幾つかに入ってみたのだがどの浜辺も海の家の準備の工事が始まっていてゆっくり歩く場所が見当たらない。
蓮沼海岸から南下して片貝海岸近くにやって来て、ようやくこのコマツヨイグサが咲く静かな浜辺に出ることが出来た。
砂山の斜面に潮風に吹かれてハマヒルガオも咲いている。 今日も湿度が高いせいか、近くの海は煙ったように見えていた。

2006年6月27日火曜日

川辺の紫陽花

今日は梅雨の晴れ間となった。 又三里塚に所用が出来て出かけたついでに多古町の紫陽花を再度見に行くことにした。 先日は緑一色だった栗山川の岸辺の紫陽花が見ごろになっているのでは・・・と思ったからである。

岸辺に着いて土手を眺めてみたがやっぱり花の色が目立たない。 どうしたことかと土手に上ってみると、どの紫陽花の樹にも花が数えるほどしか付いていなくてがっかり。 湿度の高い靄のかかったような空気に汗が噴出してきた。
対岸の公園もこの蒸し暑さで人気が無い。
この紫陽花も蒸し暑さにやっとのことで耐えているように見えてしまった。

2006年6月25日日曜日

ハンゲショウ

昨日は久しぶりに晴れて夏の暑さになったと思ったのだが、今日は一転又梅雨空に戻ってしまい、なかなか晴れ晴れとした気分にさせてくれない。 その上わが家の狭い庭は草木が生い茂って一層むさくるしく感じるようになってしまった。

そんな中でハンゲショウがお化粧を始めていた。 梅雨時といえば花菖蒲やあじさいを直ぐ思い浮かべるのだが、このハンゲショウのことを忘れていた。
見るともう花が開いているのもある。 花といっても花びらも無い地味な花だが、小さな蜂が飛んでくるところをみるとこの花にも蜜があるのだろうか・・・。
この蜂、図鑑を見てみたら「ヒメハラナガツチバチ」というツチバチの種類に似ているようだった。

そういえばギボウシの蕾も膨らんでいたなあ・・・と見てみると、既に花が開き始めていた。 
この花が咲き出すと夏が近いと実感する。

2006年6月23日金曜日

キキョウの開花

今日も相変わらず梅雨空が続いてうっとおしい。 
早朝のワールドカップの結果もあって気が抜けたようにかったるい一日になった。 午後になるとようやく薄日が射し始めたものの今度は蒸し暑くてやりきれない。

昨日蕾が大きく膨らんでいたキキョウを見ると、なんともう花が開いていた。










テッポユリも咲いたし、キキョウも咲きだした。 しばらくはわが家の庭も緑一色になりそうだ。 そう思いながら片隅に置いてあった鉢を見ると、

植えてあったネジバナの花穂が長く伸びて花を付け始めているのが目に入った。
もうこの花が咲き始めるのかなあ・・と去年の記録を探してみると、6月25日のアルバムになんとキキョウもネジバナも綺麗に咲き揃っている写真があった。 今年は幾分開花が遅いとはいうものの、植物は季節を間違えずに咲き出すんだから凄い!と感嘆してしまう。

2006年6月22日木曜日

ウツボグサ

今日も梅雨空、時折ぽつぽつと雨も落ちる一日、何気なしに庭をみていたら、

このウツボグサの花が咲いているのに気がついてびっくり。 この花が今頃咲き出すことをすっかり忘れていた。 
わが家の花はやや色が淡いのだが、野山を歩いていると濃い紫の花や赤みの強い花に出会ったりして結構楽しめる。
ところで、 シソ科のこの花の何処があの鋭い歯をもった「鰻の親分のようなうつぼ」に似てるのかなあ・・・とこれまで不思議に思っていたのだが、矢を入れる「靫(うつぼ)」に似てることからついたと分かって納得。 どうも変だと思った!

ふと見ると、つんと伸びたキキョウの茎のてっぺんに紙風船のように膨らんだ蕾が付いていた。 
これが開く頃は何時も梅雨が明けるのだがなあ・・・。

2006年6月21日水曜日

梅雨空の「芝山水辺の里」

今日は雨こそ降らなかったがどんより曇った一日、 所用で出かけた三里塚の帰りに成田空港の外れにある「芝山水辺の里」に立ち寄ってみた。

ここは毎年ヤマボウシカキツバタが楽しみなのだが、今年は来るタイミングを失してしまい一面に茂った葦原でオオヨシキリのけたたましい声や、 時折の長いさえずりが聞こえていた。

道端のこのヒメジョオンの花にとまるベニシシジミの色がことのほか新鮮に見えた。
何か花は咲いてないだろうか・・と草むらに目を凝らして歩いていたらワルナスビの花を見つけた。
とりたてて可愛くもない花だが、この花に出会うと季節感に浸れるから不思議である。
雑草の生い茂る遊歩道の一部に黄色い花を付けた植え込みがあった。 ビョウヤナギカかなあ・・・と近寄ってみるとそれはキンシバイの花だった。 訪れる人も滅多にないのか蜘蛛の巣が張っていた。
池を見ると赤と白の睡蓮が咲いていた。 大きな鯉も泳いでいる。
初夏の花が終わって花らしい花はこれくらい、梅雨が明けて夏が来るのを静かに待っているかのようである。
突然轟音が響いてきてびっくり。 空港を飛び立った巨大な飛行機が頭上をかすめるように過ぎてゆく。
さすがにこの瞬間だけは自然も何もあったものじゃない。 が、それが過ぎると又もとの静寂に戻り、鶯のさえずりが又聞こえてくる。 
どういうわけか、こんな飾らない水辺の里が好きである。

2006年6月20日火曜日

テッポウユリが咲いた!

昨日の夜は大きく蕾が膨らんでいて今にも咲きそうだと思っていた我が家のテッポユリが今朝見たら咲いていた。
もうこの花が咲く季節なのか?・・と不思議な気分、でももう6月半ばを過ぎてるんだから当然なんだなあ・・・と思わずため息が出る。

2006年6月19日月曜日

佐倉城址公園の花菖蒲

今朝は眠かった。 夜遅くまでTVにかじりついてたせいだ。 それにしてもワールドカップで試合に勝つというのは並たいていでは無いことを思い知らされた。 技と体力のみならず、気力や運のどれが欠けてもうまくないようだ。

このところ雨の日が続いていたが、今日は久しぶりに陽が射してきた。 寝不足ながらこの機会を逃してはならじと佐倉城址公園の花菖蒲を見に行くことにした。

陽が射してきて猛烈に蒸し暑い。 菖蒲田の周りの木陰で涼んでいる人の数の方が多い。
綺麗な花が無いかなあ・・・と一回りしてたら薄紫の花が目に留まった。 花菖蒲はやはり紫の花が基本なんだろうか・・・。
白っぽい花もある。 まるで薄いハンカチを振っているようだ。
菖蒲田の脇の大きな樹の木漏れ日に浮かぶ大正ロマンを偲ばせるようなこの花も目に留まった。





花菖蒲の花は大きくて華やかだが、帰りがけに振り返って遠くから眺めた雰囲気が一番良いのかなあ・・・とふと思ったのだった。
 
菖蒲田の周囲の森の縁ではアジサイが一斉に咲き出していた。

2006年6月14日水曜日

咲き出した紫陽花

梅雨の合間、成田空港の東の多古町にある日本寺(にちほんじ)を訪れた。 多古町はこの辺りでは紫陽花の名所として有名で、町の中央を流れる栗山川のほとりで毎年あじさい祭りが開かれる。 この日車窓から眺めた川筋は未だ緑一色で、紫陽花はまだ咲いていない様子。 そこでそのまま日本寺へと向った。
静かな日本寺の森の中には、既に青や白の紫陽花の花が咲いていた。
静かな森の中の参道に咲きだしたばかりの紫陽花の青い色が心地よい。
所々にピンクに近い薄紫の初々しい紫陽花も咲いている。
七変化と言われる紫陽花に期待してはいたのだが、咲き出したばかりの控えめな花のしっとりと落ち着いた雰囲気も捨てがたいものだ。
薄暗い森の片隅に白いガクアジサイヤマアジサイかも)が咲いていた。 普通の紫陽花も好きなのだが、昔山のなかでよく出会ったガクアジサイがとりわけ好きなのだ。
 ガクアジサイ?それともヤマアジサイ?と図鑑を調べてみたがこの写真では判別できなかった。 
そんなことより図鑑を見てて驚いたのはアジサイが「ユキノシタ科」の植物だと書いてあったことだった。 この花を見てそうだとは想像もつかなかった!

2006年6月10日土曜日

梅雨の晴れ間

梅雨入り宣言が出たばかりというのに今日は晴れて暑くなるとの予報だった。 
時々陽が射しだした午前中、成田の工業団地のバラの花を見に行ってみたのだが、既に最盛期が終わっていた。 そういえばここの見ごろは5月末だったなあ・・と思い出した。

家に帰って草むしりでもしなければなあ・・と雑草だらけの庭を見渡すと、片隅に未だユキノシタが咲いていた。




しゃがみこんで撮っていると腕が痒くなった。 薮蚊の猛攻だ! もう蚊の季節が始まっていたとは知らなかった。

雑草がやたらと目立つ。 目障りな花を付けたヒメジョオンを引き抜いた。

近くに黄色い花もある。 これはオニタビラコのようだ。
薮蚊の猛攻を受けながら雑草を抜いていたら小さな黄色い花を見つけた。 見るとあちこちにこの小さな花が咲いている。 これはコモチマンネングサだった。 あまりに小さいので2xのエクステンションチューブを着けて撮ってみた。
薮蚊の猛攻で腕のあちこちを射されて痒い。 このへんで退散しようとした時、玄関脇でホタルブクロが咲き出しているのに気がついてびっくり。
この花が咲き出したなら里山歩きが楽しみだ。

2006年6月9日金曜日

雨の庭

今日は朝からしとしと雨が降って、 遂に梅雨入り宣言が出たらしい。

庭の様子を見てみると、花が終わって緑濃くなった葉の上に雨の雫が光っている。





そういえば外でしか遊ぶことの無かった子供の頃は、 梅雨の時期になると毎日のように窓越しに降り続く雨をじっと眺め退屈で仕方なかったことを思い出した。

今年は殆ど花を付けなかったアカヤシオの枝先で、大きく育った若葉が雨の雫を付けている。
ついこの前まで白い釣鐘のような花を付けていたと思ったブルーベリーの樹が、 既に丸い実になって雨に濡れていた。
梅雨が明ける頃にこの実は黒く熟すのかなあ・・・。
ふと見ると、フェンスの向こうの隣の庭に紫陽花が咲きはじめていた。 
やっぱり紫陽花は雨が似合うなあ・・。

2006年6月6日火曜日

キショウブも終わり

先日田圃の用水にキショウブが咲いてるのを見かけた。
薄日が射した今日そのことを思い出し出かけてみることにした。

一月前の田植えの後、例年にない日照不足で稲の発育が遅れている田圃のあちこちに、じっと水面を見つめて立っている白鷺の姿がある。
キショウブが咲いていた用水路に行ってみて驚いた。 もう既に殆どの花は終わっていたのだ。
1週間もすると季節はどんどん行ってしまう。 ちょっとがっかりしながら僅かに咲き残った花をカメラに納めてそこを後にした。
落胆して帰りかけたとき、田圃の外れの荒地に立つ樹に白い大きな花が咲いているのが目に入った。 タイサンボクの花だった。 
もうこの花が咲く季節なんだ!

2006年6月5日月曜日

花が咲き揃った!

八重のトクダミ、シモツケ、キョウカノコとお気に入りの花が次々に咲き始め、嬉しくなってアップで撮って遊んだのもつかの間、 今日、見てみたらもうだいぶ咲き揃っていた。

どんより曇って薄暗い庭の片隅に点々と咲き揃ったドクダミの白い花がなんとも印象的に見える。
シモツケの淡いピンクの花も咲き揃った。
この花の咲く姿を見ると、息も絶え絶えに登りつめた山の頂で出会った昔の感動を思い出すのだ。
そしてこの栽培種のキョウカノコの咲き揃った姿もすきなのだ。
 雪深い新潟の山で出会ったコシジシモツケを思い出して懐かしいのだろうか・・・。

2006年6月4日日曜日

初夏の里山

このところ所用が多かったり天気が悪かったりで好きな田園散策もご無沙汰気味。 ウツギの花ももう終わりかけたんじゃないだろうか、ユリノキの花は未だ咲き残ってるだろうか・・と気になって仕方がなかったのだが、薄日が射した今日は久しぶりに里山の初夏の花を探しに行ってみた。
先ず気になっていた風土記の丘ユリノキの花の様子を見行くと、案の定既に花の最盛期は過ぎていたが、それでも幾つか色を留めた花を見ることが出来た。 もう少し遅かったら今年は会えないところだった。

緑濃くなった里山ではあちこちで既に花が散ったウツギの樹に出会った。 ちょっと見に来るのが遅すぎたなあ・・と中ば諦めていたとき、
木陰で未だ花を付けたウツギの花に出会った。 毎年欠かさず撮っているこの花に今年も会えてほんとによかった!




そういえば今頃はセンダンの花が見ごろのはず・・・と思い出し、佐倉城址公園センダンの高木を見に行くことにした。
今日は日曜日とあって、城址公園は散策する人が結構多い。
お目当てのセンダンの樹の方に歩いてゆくと、その大きな樹が薄紫の花をいっぱい付け、辺りに良い香りを漂わせていた。 
この樹は何時見ても見事だなあ・・・と感嘆。








古木が茂る城址の森は何時来ても心地よい。
見ると樹に絡まるテイカカズラが花をたわわに付けていた。 もうこの花が咲く季節だったか!とびっくり。 毎年出会うというのにその度にびっくりすのだから我ながら物覚えの悪さにはあきれてしまう。
歩いていたら今度はスイカズラの花に出会って又びっくり。 この花も今頃だったかなあ・・・