2006年3月11日土曜日

春の使者

この辺りとしては長かった冬もいよいよ終わりを告げるかのように、今日は朝から春の陽射しが心地よい散策日和、奥方と連れ立ってコンビニ弁当持参の田園ピクニックとしゃれこんだ。
先ず最初に我が町の名所?の一つ「梅の里」に行ってみた。
見ると何十本もある梅ノ木は既に八分咲き、あたり一面によい香りが漂っている。 こんなに咲きそろったのを見たのは久しぶりだ。 
梅の里」とは言っても公園でもなんでもない梅林、 入り口は鎖でふさがれ中に入っていいものかどうか躊躇したが、数が多いだけになかなか見ごたえがある梅の花をたっぷり見せて頂いた。

その先の坂道をしばらく下って行き、北総台地を刻む谷津田に出た。 
田の畦道は今ホトケノザやヒメオドリコソウ、オオイヌノフグリ等が競うように咲いている。
山際の小径を谷津の奥に向かって歩いていたら日向に紫の花を見つけた。 スミレの花だ! やっと今年最初のスミレに出会った! スミレの種類は多いので見分けには自信が無いが、葉の形からこれはたぶんタチツボスミレじゃないかなあ・・・と思う。

柔らかそうな緑の草の新芽が一面に敷き詰められた中に、小さな白い花が見えた。 これはハコベだ。
谷津田の更に奥に行くと、道端が周囲の山から浸み出した水で湿っていた。 そんな道端にフキノトウが出ている。
田圃の畦に目をやると、そこここにツクシンボの顔が見えた。 この春初対面のツクシをみつけて嬉しくなる。 




遠くでお昼のチャイムが鳴っているのが聞こえた。 すると急に腹が減って、日当たりの良い枯れ草の上に腰を下ろし弁当を食べることにした。