2005年12月10日土曜日

初冬の田園

今朝は気持ちよく晴れて良い天気だった。 陽射しがあってぽかぽかしていたのでちょっとそこらを散歩してこようと家を出た。 
駅前の大銀杏は何時の間にかすっかり葉を落としている。

家並みを過ぎて里山の縁の小径を行くと木々の中に黄色く輝く銀杏の樹が目に入った。 里山の南斜面にあるお寺の銀杏の樹だ!
更に歩いてゆくと、傍らの潅木に絡まってツルウメモドキの実が生っていた。 この実がはじけて赤い種が顔を出すと冬の実感がわいてくる。



田圃の畦道にやってきた。 辺りは花の跡の綿毛をつけたセイタカアワダチソウやススキの世界。

それでも未だ花をつけている野草もちらほら生えていた。 その一つがハルジオン。 早春から初冬まで、北米からはるばる渡って来ただけにこの花の生命力には感嘆する。
ふと枯れ草の中にも似たような花が咲いているのを見つけた。 花はハルジオンに似ているが茎や葉や、咲き方がずいぶん違う。 
調べてみたらこれも北米原産のヒロハホウキギクという種類のようである。

畦道を歩いていると、もう既に気の早いホトケノザ等の姿もある。

田圃の中の小川に出た。 周囲の里山から滲みだした小川の水は澄んでいた。

川面を覗いたら、小さなアメンボウが群れているではないか! こんな寒い時期でもアメンボウが活動してるとは・・としばらくその素早い動きに見とれていた。
この1cmくらいの小さなアメンボウは「ヒメアメンボウ」という種類のようである。