2005年7月15日金曜日

梅雨の晴れ間の夏の花

今日は朝から陽が射して気温も鰻上り。 この暑さにじっとしてると体がなまってしまうのではないかと、久しぶりに田園散策に出掛ける事にした。
5分も経たぬ内に額から汗が滴り落ちてくる。 
家並の外れを流れる中川べりをカワセミを探しながら歩いたが見当たらない。

持参した水を飲みながら更に歩くうちに稲が大きく育った田圃に出た。 この辺りの農家がよく植えているタチアオイが田圃の際にポツンと咲いている。 
田圃の脇を歩いてゆくと、農家の前の道端に暑い夏を象徴するような赤いカンナが例年どおり咲き揃っていた。 
このカンナ、深紅の色に魅かれて毎年のように撮っている。
小山を越えた先の農家の庭の樹に橙色の花が絡まって咲いているのが見えた。 ノウゼンカズラの花だ!
この花に出会うと夏が来たことを実感。 一層暑さが身にこたえ汗が吹き出る。
あまりに暑いのでだらだら坂を登って山寺の森へ向うことにしてふと脇を見上げるとヒオウギスイセンが目に入った。 この花も田舎でよく出会う懐かしい花である。 



森の中に入ってほっと一息。 森の中はやっぱり涼しい。 
森の中にエンジンの音がしていた。 森の中ほどの墓地で小型ブルト-ザーが穴を掘っていたのだ。 近在でお葬式でもあるらしい。

静まりかえっている森の中のお堂脇に、アジサイが未だ綺麗に咲いていた。
お堂の近くの森の中に蕾を付けた山百合の姿もある。 この花が咲く頃又来てみようと誓って家路についた。 
汗を拭き拭き時計を見ると既に1時間半も経っていた。