2013年11月14日木曜日

龍王峡の秋

今年一番の冷え込みとなった昨日、鬼怒川・龍王峡近くの老朽化が進んだ山の家の点検と水道の凍結防止やらなんやらの冬支度にやって来た。
今朝の気温はまさかの0度! こんなに冷えるとは思ってもいなかったが、やがて森の中にも朝日が射し込むようになり青々とした秋晴れの空が現れてくると、寒いにもかかわらず紅葉の始まった龍王峡を散歩したくなってきた。

山の家を下った直ぐ近くの久しぶりに自家用車や観光バスで賑わっている龍王峡の駐車場から色付いた辺りの山々を眺める。 
これは塩原へ抜ける日塩道路入口付近の山の色! ここはかって観光客でにぎわった東武レストランの在った場所。 更地になってしまって寂しげな風景に・・・ 渓谷への急な坂道を下ってやってきた虹見滝。 行き交う観光客の賑やかな外国の言葉に時の流れを実感する。

そこから多くの観光客で賑わう虹見橋方向と分かれ、渓谷沿の人気の無い遊歩道を辺りの景色を眺めながらむささび橋へと向かう。 まるで千代紙の模様のようなモミジ! 見上げる絢爛豪華な色模様! この黄色い葉の樹は何だろう? 名が分かればもっと楽しめそうだが難しいので諦めることにする。 色とりどりの小路を歩いていると、この樹間のモミジにハッと目が留まりシャッターを切る! 今度はこの葉っぱ! 何だか知らないが秋の陽に輝くこの葉っぱにも心惹かれる。 こんな心地良い小路が続く! これも綺麗! 目に入るものどれも嬉しくなるものばかり。 黄金色に輝く木の葉! 自然の造形美に感嘆! 色とりどりの落葉樹の林! 新緑の頃と秋と二回楽しめる。 何だろう? 小さな赤い実がいっぱい生ってる! 木間越しに谷底深い龍王峡の水面が見えた!  春先に水芭蕉が咲く湿地に出た! 終点のむささび橋が近い。 ここまで直線距離で約1km、最初は寒くて手がかじかんでいたが、ちょっと汗ばむ位に温まった。 むささび橋の上に出て上流を望む。 水流が刻んだスケールの大きな岩の彫刻だ! 虹見橋が遠くに見える下流方向。 水の流れが怒れる鬼の如し・・・という鬼怒川の源流は、龍が暴れるような流れの龍王峡だ! その虹見橋を300mmズームいっぱいで撮ってみたのがこの写真。 いるいる! 橋の上に観光客がいっぱい!

夏はおじいさん一人で店番していたがこの日はおばあさんと二人の むささび橋の袂の茶屋で一服した後、 来た道を引き返した。  橋を渡って対岸を往く道もあるのだが、 対岸は陽光が当たってなくて寒そうなのでやめといた。 最後に出会ったのがこの陽に透けた大きなどんぐりの葉、 ミズナラだ! こんなものでもやっぱり自然の造形は美しい。
(カメラ:EOS 5D MarkⅡ)
(最初の三枚のレンズ:EF17-40mm F4L USM、他は EF28-300mm F3.5-5.6L IS USM)

2013年11月11日月曜日

佐倉城址公園の銀杏並木

もうそろそろ佐倉城址公園入口のイチョウ並木の黄葉が始まってるかも・・・と気になりはじめ行ってみた。
毎年のように見に行くのだが、なかなか一番綺麗な時期に巡り合わない。 今年はどうかなあ・・・と思いながら行ってみると、 このように既に黄色く染まった樹と緑の葉を付けた樹が混在していた。 自由広場側から眺めて見ると、どういう訳か公園入口に近い手前側に緑が多い。 公園入口に近いこの一本だけは日向側の葉が先に黄色に染まっていて、日陰の方の葉は未だ緑が残っている。 
そう言えば「寒暖の差が大きくなると葉が色づく」とTVで言っていたから日向の方が早く黄葉しているのか!・・・と納得。 でも樹によって黄葉してるのとそうでないのとは何が違うのか? 公園入口から遠い方は見事に黄葉しているのはどういう訳? それはともかく黄金色に輝く銀杏の樹の下では気持ちも明るくなっていい気分だ。
(カメラ:EOS 5D MarkⅡ)
(レンズ:EF28-300mm F3.5-5.6L IS USM)

2013年11月5日火曜日

ウメバチソウを求めて成東へ!

もう11月に入ってTVでは山の紅葉のニュースが流れることが多くなった。
この時期になると日本最初に天然記念物に指定された成東の食虫植物群落地に咲くウメバチソウのことを思いだし、早速奥方と一緒に行ってみた。
田圃脇の駐車場から見学の人影が見える 湿原の方を眺める。  湿原はヤマラッキョウの花の色で染まっている! 紫の花も見える。 リンドウも咲いてるようだ! ヤマラッキョウの花が可愛い! 木道から何時の間にか変わったコンクリート道を行くと、 その際にリンドウが咲いていた! お目当てのウメバチソウがいっぱい咲いている! 初めて見た時、こんな平地で山の花に会えるとは!・・・と驚いて以来、秋にこの花に会いに来るのが恒例になっている。 白いウメバチソウをピンクのヤマラッキョウタカトウダイの紅葉が引き立てている。 この花、たまたま図鑑を見てたらユキノシタ科の植物だと出ていてびっくり! 見た目では分からないもんだ。 それにしてもこの花、凛とした姿がを見ていて心地良い。 このワレモコウも未だあちこちに咲いていた。 こちらはリンドウウメバチソウの競演! 白花のヤマラッキョウ発見! これはここで初対面のイヌセンブリ! こんな花も咲いてるとは…とびっくりだ。 ススキとワレモコウとヤマラッキョウのコラボ!  草の中に隠れるようにリンドウが咲いていた。 リンドウもいろいろ種類があるようで、「ホソバリンドウ」と書いた名札も見かけたがどれがどれだか識別できなかった。 湿原の周囲を飾るのはススキセイタカアワダチソウだ! 見慣れない黄色い花! 近くの名札に「アキノキリンソウ」とあった。  帰り道、草原から小鳥が飛び立って上空でホバリング。 早速400mm望遠で撮ってみたのだが、これは ヒバリのようだ。 こんな時期でもいるんだろうか?
(カメラ:EOS 7D)
(6枚目迄のレンズ:EF17-40mm f/4L USM)(7枚目以降のレンズ:EF100-400mm F4.5-5.6 IS USM)

2013年10月31日木曜日

里山はセンブリの最盛期!

この辺りの里山を歩いていて思い出すのは、兵庫県加東郡の山郷に住んでいた六十五六年前の秋の思い出。
 近くの山で転がりまわって遊んだりキノコ狩りをしていてうっかりマツタケ山に入り込んで番人に追いかけられ、遂に腕を掴まれた時の怖かったこと。

そんな時山で良く見かけたのがセンブリの花だ。 当時胃腸薬として干したこの草を煎じて飲むのだと聞かされたことを覚えている。
そのセンブリが近くの里山で咲く季節になってきた。 先日見に行った時は未だ小さな蕾だったが、もう咲いているだろう・・・と散歩がてら見に行った。 北総台地の国道261号線から見下ろす鉄塔の多い我が町。 この街並の辺りは「40年くらい前まで鬱蒼とした森だった」と土地の古老が言っていた。 道沿いに町の運動公園に向かうと、道端の畑に植わった普段あまり目もくれないこの「千日小坊」が意外に綺麗で思わず見とれてしまった。 運動公園入口近くの小さな畑に北総の晩秋の風物、「ピーナッツボッチ」が並んでいた。  人気のない公園に入ると、色付き始めたイチョウとケヤキが秋の深まりを感じさせる。

早速センブリが咲いている谷間に降りて行くと・・・ 予想通りセンブリが咲きだしている! 今年はいつもより数が多いみたいだ! リンドウ科の地味な花だが子供のころからお馴染みの可愛い花なので懐かしい!

しばし懐かしさに浸った後、草深い小路を下って谷津田に降りた。 谷津の山の斜面はヤクシソウの花盛り! 花に止まっているのはシマハナアブだ。 斜面は秋の草花が終わってススキだけが光っている! そんな中にかろうじてワレモコウの花が残っていた! 高崎川流域の広い田圃に出る! 畔に咲くアキノノゲシの淡い黄色と、野菊(カントウヨメナだろうか?)の薄紫が心地よい! 春の花の代表みたいなホトケノザを見つけた! 早々と咲いているように思うのだが、雑草は種を守る為に年中花を咲かせて頑張ってるのだと植物の先生が言ったことを思い出す。

広い田圃から又坂を登って北総台地へ戻り帰路に就く。  坂の途中のお堂、尾上延命寺だ。 真言宗のお寺の末寺だったらしいが江戸後期に既に廃寺になっていたという。 台地の上のジネンジョ畑! 町の特産品だ。 田舎の風景。 如何にも田舎の風景で懐かしい感じがしてシャッターを押す。 今日は最後にこの枝ぶりの良い柿の樹のオブジェにしばし見とれた6.3kmの散歩だった。
(カメラ:EOS 5D MarkⅡ)
(レンズ:EF28-300mm F3.5-5.6L IS USM)