2012年10月28日日曜日

移り行く秋の花

今日は朝から曇っていたが、午後には小雨も降り出した。 
午前中、何か撮るものはないかなあ・・と庭に出て見回していると、おおかた葉を落としたアカヤシオの枝先に、小さな葉芽が付いているのが目に入った。 そういえば今年は花の数が少なかったが来年はどうかなあ・・・と花芽を探してみたが何と一つも見当たらない。 
山岳地帯に自生するこの樹はこの辺りの環境にはどだい無理なのかも・・・と可哀そうな気持ちになって眺めていたら、

下の方の枝に開いた花ともう直ぐ開きそうな蕾があるではないか! まさかアカヤシオが!・・と思ったがこの花も今年の異常気象で季節を間違えてしまったようだ。 
この分では来年の春の花は諦めるしかなさそうだ。
気を取り直して撮るものを探すと、未だかろうじてこのサクラタデが咲き残っていた。
これはベンケイソウ、花と蕾が半々くらいでこれから花の無い庭を飾ってくれそうだ。
ハマギクが今年も咲きだした。 昔旅先で出会った人からもらったこの花を見ると当時を思い出す。 
庭の通路にこの花が咲きだした。 タデ科のヒメツルソバだ! どういう訳だかポリゴナムという苦手の片仮名の名を先に思い出す不思議な花。
年がら年中庭のあちこちに生えてくるこの草オニタビラコ、こんな時期にもしぶとく咲いている可愛い奴だ。
庭のあちこちにやたらと生えているホウチャクソウ、黒い実を付けて子孫を残す準備怠りなし。
このムラサキシキブも綺麗に色づいた!
つい先日まで緑緑していたマンリョウの実、この季節になって赤みが増してきたようだ。
これはシロヤマブキの実。 初夏の花も良いが黒光りする実も吾輩のお気に入りだ!





(カメラ : EOS 5D MarkⅡ)
(レンズ : EF100mm F2.8マクロUSM)

2012年10月24日水曜日

金木犀が今頃 ?!

寒冷前線が通過して今朝は晴れ。 幾分北風が強くなって寒くなったが秋の草花が気になって谷津田に出かけてみた。
途中ナンバンギセルが咲いてる頃では・・と思い出し、町役場近くの萱に覆われた斜面に寄り道してみた。 しかし見つかったのは花の跡だけ、来るのがちょと遅かった。 

運動公園下の谷津田に行ってみる。

収穫の終った静かな谷津田。 この奥の山裾の草花は未だ咲いてるかな・・・
谷津田の奥を覗いてびっくり。 草刈りの最中でもう半分以上終わってる! 
この手入れがあるから毎年綺麗な草花が見れるのだ・・と頭が下がる。
刈り残しのヤクシソウが見える!
あわれツリガネニンジンが倒れてる!
未だ草刈りが済んでない奥の斜面におびただしい数のこのヤクシソウが群れていた。
そろそろ終盤のこの野菊も懸命に咲いている!
アザミもいよいよ終盤をむかえようとしているようだ。
谷津田の奥の坂を上って行くとススキが迎えてくれた。 この上が町の運動公園。
休憩所からのセイタカアワダチソウが綺麗!
良い香りがする!・・・と辺りを見回したら金木犀が満開! そいう言えば先月末に隣の家の樹が開花して「なんと正確な!」と感嘆したのに今頃まで咲いているとはびっくり! 今年はほんとに変な年だ。
ネズミモチの樹に小さな丸い実が一杯付いている。 これは見事だ!
ふと思い出し山裾に行ってみる。 センブリを思い出し探したら既に蕾を着けていた。 この花を見るのが楽しみになってきた!




(カメラ : EOS 5D MarkⅡ)
(レンズ : EF70-300mm F4.5-5.6 DO IS USM)

2012年10月21日日曜日

田園は秋本番!

天気予報で明日は天気が崩れそうなことを言っていた。 晴れている今日の内に田園の秋の様子を見ておかねば・・・と考えたが何を見に行こうか思いつかない。 
何年か前に一面セイタカアワダチソウの黄色で敷き詰められた荒れ地を思い出し行ってみることにしたが、行ってみるとその場所には危険防止のロープが張り巡らされていて入ることが出来なかった。 
仕方なく成田線の線路下に広がる谷津田のセイタカアワダチソウを思い出し行ってみることにした。

途中この地方特産のピーナッツの収穫が始まっていて、北総の秋の風物のピーナツボッチが目に入る。
線路脇から見下ろす谷津田はススキセイタカアワダチソウのコントラストが眩いばかり! それにしても耕作放棄地がだいぶ増えたんじゃないかなあ・・・。
さっそく田圃に降りて辺りを眺めてみる。
ススキが光る!
セイタカアワダチソウは既に最盛期かも!
谷津田の奥の山陰に行くと、この夜露に濡れたノコンギクと思しき野菊がひっそりと咲いていた。
田の畔のスギナも夜露に濡れている!
イヌタデも濡れて寒そう!
ミゾソバが咲いている!
この花も夜露に濡れている!
山陰の湿った田圃はミゾソバの群落地になっていた。
こちらの日向のミゾソバは元気そうに見える!
セイタカアワダチソウの黄色をバックに咲く日向のミゾソバ
ヒレタゴボウ(アメリカミズキンバイ)の花がもう咲いている!






朝家を出るころは長袖シャツでも涼しいくらいだったが、日向で撮っていたら汗をかいてきた。 気温もだいぶ上がってきたようだ。 そろそろここを切り上げて帰ろうか・・・と思ったが、ふと先日訪れた里山が近いことを思い出し、そろそろサラシナショウマが咲いてないかどうか見に行ってみることにした。 

到着して最初に目に入ったのがこのトリカブトの花。 未だ咲いてるんだ!と感嘆。
咲いてる咲いてる! サラシナショウマがあちこちに咲き始めていた!
今年は花の数が結構多いようだ!
この花が咲き終わると里山の秋が終わるような気がしてよっと寂しくなる。
それにしてもこの花、高山地帯や北海道に咲いているのにこんな温暖な場所にも咲くとは驚いてしまう。 何と生命力の強いことか!
綺麗なトリカブトを又見つけた! 今年の見納めかも・・・。






(カメラ : EOS 5D MarkⅡ)
(レンズ : EF70-300mm F4.5-5.6 DO IS USM、 
EF50mm F2.5 コンパクトマクロ + ライフサイズコンバータEF)

2012年10月16日火曜日

庭の花と接写で遊ぶ

このところ介護ヘルパーさんが朝晩来てくれるし、定期的に看護師さんや主治医も来てくれるので比較的安心して日々を過ごせるようになったのは有難い。 おふくろの容態も次第に落ち着いてきて穏やかな顔になってきた。 
お蔭でこちらも心のゆとりが出てきて好きなカメラに触れる機会が増えてきた。
とは言ってもこの時期なかなか撮りたいものが見つからないから困ってしまうが、ふと目に留まったのがいつの間に色付いたのか裏庭のムラサキシキブ。 50mmマクロレンズに倍率を上げるコンバータ をカメラに着けて遊んでみることにした。

先ずレンズを向けたのがこのムラサキシキブ
近くに咲いているシュウメイギクも撮ってみる
今度は未だ咲き続けているサクラタデ
これは体長5mm位のサムライアリと思しき蟻
既に花が終わって種を熟成中のゲンノショウコ






 肉眼では見えない神秘の世界に感激したり、 けたたまし画像にギョッとしてみたり、予想しない意外な結果に驚かされるマクロ撮影はほんとに楽しい!
(カメラ : EOS 5D MarkⅡ)
(レンズ : EF50mm F2.5 コンパクトマクロ)
 + (ライフサイズコンバータEF) 

2012年10月15日月曜日

里山の秋の草花

今朝も秋晴れの良い天気に誘われて近くの里山に草花を探しに行ってみた。 
成田の隣の小さな町は5分もしないうちに田園が広がるのどかな田舎、 いたるところで懐かしい田園風景に接することが出来て癒される。 

こんな情景を見ると、子供の頃に過ごした田舎が無性に懐かしくなってしまう。
遠くに町のリサイクルセンターの煙突が見えるのどかな谷津田も何処となく秋の佇まい。
田圃の中央を流れる高崎川周辺だろうか、黄色に染まったセイタカアワダチソウが秋の到来を告げている!
谷津田の奥の里山の縁。 セイタカアワダチソウが見えるが他にどんな草花に会えるかわくわくする。
最初に出会ったのは秋を感じさせてくれるこのヤクシソウの花。
次に目に入ったのはこのツリガネニンジンだ!
見るとあちこちに咲いている! これはその中の一つを接写リングを着けて覗き込むように撮ったもの。
それにしてもツリガネニンジンがほんとに多い!
急な斜面に咲くセイタカアワダチソウアザミの花も秋を演出! このアザミはノハラアザミかも。
フジバカマも咲いている!
ワレモコウもあちこちに咲いている。 その一つにトンボがいるのを見つけレンズを向ける。
ついでに接写リングを着けてワレモコウを撮ってみたが、これはちょっとけたたまし過ぎたかなあ・・・・。
大好きなこの野菊が群れていたので撮ってみた。 多分ノコンギクだと思うのだが定かでない。
接写リングを着けて撮ったノコンギク
アザミが綺麗!・・とレンズを向ける。 
 多分ノハラアザミだと思うが色鮮やかな花なので良く目立つ。これも接写リングを着けてアップで撮ったもの。
意外と少なかったのがこのアキノタムラソウだ。 名前にがつくのに7月ごろから咲きだすからもう殆ど終わっている。
セイタカアワダチソウが最盛期になってきた。 この花はまさに秋の色だ!





(カメラ : EOS 5D MarkⅡ)
(レンズ : EF70-300mm F4.5-5.6 DO IS USM)
 (エクステンションチューブ EF25 Ⅱ)