昨日とは打って変わって今日は一日雲の多い天気、幾分湿度も高くなって爽やかさが何処かに行ってしまった感じ。 不思議なものでこんな日は何処にも出かける気分にならない。
退屈しのぎに庭に出て一服していた時、足元にシソ科特有の花を付けた草が生えているのが目に入った。
シソ科の花には似たようなのが一杯あってとっさに名が出てこない。
しばらく考えていたら全体に小ぶりのこの草は「トウバナ」だったことをやっと思い出した。
未だ他に何か咲いてないかなあ・・・と辺りを眺めたが、目に付くのは先日撮った赤いセンブリとサクラタデくらい。
ふと庭の片隅の草薮に目をやると、花穂を伸ばした「ミズヒキ」の赤い蕾の中に幾分白っぽく見えるものがあることに気がついた。 花が咲き出したのだ!
早速マクロを着けてこの小さな花を狙ってみたが、 あまりに小さくてなかなかピントが合ってくれない。 それでも何枚か撮った中で比較的ピントが合っているのが見つかってほっとした。
他に何か無いかと裏庭に行ってみると、なんともう「ムラサキシキブ」の実が色づいていたのだ。
花を見たのはついこの前のような気がするのに、もう実になっているんだからほんとにびっくり。
2007年9月27日木曜日
2007年9月26日水曜日
初秋の田園
今日は秋の風吹く心地よい日和、朝から田園散策に飛び出した。
休耕田に群生するセイタカアワダチソウがもう黄ばみかけた谷津田の縁を往く。
マムシを心配しながら夏草の生い茂った小径を歩いていると「アキノノゲシ」があちこちで目に入る。 片側の山際に生える「ダンドボロギク」はどれも白い綿毛を付けていて、陽光に眩しく輝いている。
変な名の菊だなあ・・と長いこと思っていたが、北アメリカ原産のこの帰化植物が愛知県の段戸山で発見されたことに由来することを最近になって知った。
あちこちに生えているお馴染みの「イヌタデ」をよく見ると、小さな花を咲かせているようだ。 マクロレンズで覗いてみると確かに小さな可愛い花がところどころほころびているのが見えて嬉しくなる。 田圃際の水の枯れた用水路で「ヒレタゴボウ」が咲いていた。 これから初冬近くまでよく見かけるこの花、別名「アメリカミズキンバイ」と言ってこれも又北アメリカ原産の帰化植物。
在来種の「ミズキンバイ」は・・というと、残念ながら未だお目にかかったことが無い。帰化植物のために何処かに追いやられてしまったのだろうか・・・。 「ミゾソバ」は咲き出しただろうか・・と気になっていた群生地はちらほら咲き始めていた。 可愛いこの花を眺めるのが好きなのだが、老眼にはちと小さすぎる。 マクロで撮って大きな画面で楽しむしかないのだが、それにしてもこの花は何時見てもほんとに可愛い。
谷津田の奥の里山の縁に出る。
もしかしてトリカブトが咲いてないかなあ・・・と目を凝らして歩いていたら先ず蕾を見つけた。 蕾が在るなら咲いてるのも見つかるかも・・・と期待が高まる。 そしてすぐさまこの「ヤマトリカブト」が咲いているのを見つけた! 毎年のことだが最初に出会った時は思わす興奮してしまう。 トリカブトが咲いてるなら「オオバショウマ」も咲いてるかも・・と探してみると予想通り見つかった。 でも咲いているのはほんの一部、未だ蕾の状態のものが多かった。 足元に小さな黄色い花を付けた花穂が目に入る。 危なく踏みつけそうになったこの花は「キンミズヒキ」だ。 この小径がこの花で一杯になるのも遠くないかも・・。 この時期の里山の縁で一番目立つのはこの「キバナアキギリ」だ。 湿気を帯びた山際の樹陰には決まっこの花が群生している。
小径の行き止まりまで来た。 山から染み出る水で湿地のようになっている。
ふと足元に小さな可愛い花を見つけた。 こんな所で何だろう?・・と覗き込んでみるとそれは「イボクサ」だった。
どこかの谷津田で出会ったのは何年前だろう・・。 久しぶりに対面して嬉しかった。
この草、葉の汁をつけるといぼが取れるというがほんとかいな・・。
休耕田に群生するセイタカアワダチソウがもう黄ばみかけた谷津田の縁を往く。
マムシを心配しながら夏草の生い茂った小径を歩いていると「アキノノゲシ」があちこちで目に入る。 片側の山際に生える「ダンドボロギク」はどれも白い綿毛を付けていて、陽光に眩しく輝いている。
変な名の菊だなあ・・と長いこと思っていたが、北アメリカ原産のこの帰化植物が愛知県の段戸山で発見されたことに由来することを最近になって知った。
あちこちに生えているお馴染みの「イヌタデ」をよく見ると、小さな花を咲かせているようだ。 マクロレンズで覗いてみると確かに小さな可愛い花がところどころほころびているのが見えて嬉しくなる。 田圃際の水の枯れた用水路で「ヒレタゴボウ」が咲いていた。 これから初冬近くまでよく見かけるこの花、別名「アメリカミズキンバイ」と言ってこれも又北アメリカ原産の帰化植物。
在来種の「ミズキンバイ」は・・というと、残念ながら未だお目にかかったことが無い。帰化植物のために何処かに追いやられてしまったのだろうか・・・。 「ミゾソバ」は咲き出しただろうか・・と気になっていた群生地はちらほら咲き始めていた。 可愛いこの花を眺めるのが好きなのだが、老眼にはちと小さすぎる。 マクロで撮って大きな画面で楽しむしかないのだが、それにしてもこの花は何時見てもほんとに可愛い。
谷津田の奥の里山の縁に出る。
もしかしてトリカブトが咲いてないかなあ・・・と目を凝らして歩いていたら先ず蕾を見つけた。 蕾が在るなら咲いてるのも見つかるかも・・・と期待が高まる。 そしてすぐさまこの「ヤマトリカブト」が咲いているのを見つけた! 毎年のことだが最初に出会った時は思わす興奮してしまう。 トリカブトが咲いてるなら「オオバショウマ」も咲いてるかも・・と探してみると予想通り見つかった。 でも咲いているのはほんの一部、未だ蕾の状態のものが多かった。 足元に小さな黄色い花を付けた花穂が目に入る。 危なく踏みつけそうになったこの花は「キンミズヒキ」だ。 この小径がこの花で一杯になるのも遠くないかも・・。 この時期の里山の縁で一番目立つのはこの「キバナアキギリ」だ。 湿気を帯びた山際の樹陰には決まっこの花が群生している。
小径の行き止まりまで来た。 山から染み出る水で湿地のようになっている。
ふと足元に小さな可愛い花を見つけた。 こんな所で何だろう?・・と覗き込んでみるとそれは「イボクサ」だった。
どこかの谷津田で出会ったのは何年前だろう・・。 久しぶりに対面して嬉しかった。
この草、葉の汁をつけるといぼが取れるというがほんとかいな・・。
2007年9月23日日曜日
城跡の珍しい草花
昨日まで夏空が一転して雲の多い一日となった。
午前中、野草を調査している近所の人に案内を頼んで久しぶりに本佐倉城址を訪れた。 最初に案内されたのは城跡の近くの田圃、最近あまりお目に掛かっていないコナギの花が咲いているというのだ。
農道から稲刈りの終わった田圃を覗いてみると、1cmくらいのあの紫の小さな花が点々と咲いていた。 近くに5cmくらいの見慣れぬ小さな草が花を付けていた。 案内してくれた人もこの花の名が分からないという。
花はムラサキケマンとかジロボウエンゴサクに似ているが、葉の形はこれまで見たことも無い初対面の草だ!
後で調べたら、これが水草の「キクモ(菊藻)」だと分かった。 ゴマノハグサ科、シソクサ属の水中に生えるこの草、水上の葉が菊の葉に似ていてこのような花を付けるのだという。
次に案内されたのは城跡の山林。 この中に今ラン科シュスラン属の「ミヤマウズラ」が咲いているというのだ。 暗い林の中に入る。
案内してくれた人が指差す先に、20cmくらいのこの花が咲いていた。 暗い林の中の上、地味で目立たぬこの花、言われなければちょっと気が付きそうもない。 (手持ちでは上手く撮れそうもないと思ったが、案の定あまりはっきりしない写真になってしまった)
今度は「センナリホオズキ」が生えているという城跡の草原に案内された。 千成瓢箪は知ってるが「センナリホオズキ」ってのも有ったかなあ・・と半信半疑だったが、
なるほど雑草が生い茂る中にイヌホオズキと並んでそのセンナリホオズキが生えていた。 小さなほおずきが一杯生っていて、中には未だ小さな花も咲いている。 この花の色が変わっていて、まるでオクラの花を小さくしたようなのには驚いた。
最後に案内された城跡の上部の藪に「ナンテンハギ」が絡まって咲いていた。 オオバクサフジでもヒロハクサフジでもないこの花、 図鑑で見るナンテンハギと比べると葉の先が尖ってなくて丸みがある点が違うのだが、全体的な印象は大差ない。 植物は固体によって多少の違いがあるのは普通だから・・と納得することにした。
それにしてもこれまであまり見たことも無い草花を一挙に目にするとは驚きだ!
午前中、野草を調査している近所の人に案内を頼んで久しぶりに本佐倉城址を訪れた。 最初に案内されたのは城跡の近くの田圃、最近あまりお目に掛かっていないコナギの花が咲いているというのだ。
農道から稲刈りの終わった田圃を覗いてみると、1cmくらいのあの紫の小さな花が点々と咲いていた。 近くに5cmくらいの見慣れぬ小さな草が花を付けていた。 案内してくれた人もこの花の名が分からないという。
花はムラサキケマンとかジロボウエンゴサクに似ているが、葉の形はこれまで見たことも無い初対面の草だ!
後で調べたら、これが水草の「キクモ(菊藻)」だと分かった。 ゴマノハグサ科、シソクサ属の水中に生えるこの草、水上の葉が菊の葉に似ていてこのような花を付けるのだという。
次に案内されたのは城跡の山林。 この中に今ラン科シュスラン属の「ミヤマウズラ」が咲いているというのだ。 暗い林の中に入る。
案内してくれた人が指差す先に、20cmくらいのこの花が咲いていた。 暗い林の中の上、地味で目立たぬこの花、言われなければちょっと気が付きそうもない。 (手持ちでは上手く撮れそうもないと思ったが、案の定あまりはっきりしない写真になってしまった)
今度は「センナリホオズキ」が生えているという城跡の草原に案内された。 千成瓢箪は知ってるが「センナリホオズキ」ってのも有ったかなあ・・と半信半疑だったが、
なるほど雑草が生い茂る中にイヌホオズキと並んでそのセンナリホオズキが生えていた。 小さなほおずきが一杯生っていて、中には未だ小さな花も咲いている。 この花の色が変わっていて、まるでオクラの花を小さくしたようなのには驚いた。
最後に案内された城跡の上部の藪に「ナンテンハギ」が絡まって咲いていた。 オオバクサフジでもヒロハクサフジでもないこの花、 図鑑で見るナンテンハギと比べると葉の先が尖ってなくて丸みがある点が違うのだが、全体的な印象は大差ない。 植物は固体によって多少の違いがあるのは普通だから・・と納得することにした。
それにしてもこれまであまり見たことも無い草花を一挙に目にするとは驚きだ!
2007年9月22日土曜日
お彼岸とはいうものの・・・
昨日今日ともうお彼岸と言うのにほんとに蒸し暑い。
ヒガンバナの名所では猛暑と雨不足で開花が1週間くらい遅れていると今朝のニュースで言っていた。
ふと庭を見ると、片隅でゲンノショウコが一斉に咲き始めていた。
我が家のゲンノショウコは栽培用の赤い花、もともと関西に多い種類らしい。 この花、よく見ると雄しべが目立つのと雌しべが目立つ二種類あることに気がついた。 咲いた時期によって変化したのか、もともとこの雌花と雄花の二種類あるのか定かでない。 かたわらにカタバミが咲いている。 この花はお馴染みの割りにあまり撮ったことが無い。
黄色い花は見た感じになかなか撮れないのでどうしても敬遠することが多いのだが、他に撮るものも無いので撮ってみた。
でもこんな色じゃない! やっぱり実際の色の再現は難しい・・・。
今年は暑いし乾燥しているので庭のサクラタデは未だだろうなあ・・と、植わっている場所を見ると葉が茂るのみ。 やっぱり未だのようだ・・と葉を掻き分けてみると、なんと茂みの中にこの白い花が咲いていた。
暑い庭にも秋は着実に訪れているようだ!
ヒガンバナの名所では猛暑と雨不足で開花が1週間くらい遅れていると今朝のニュースで言っていた。
ふと庭を見ると、片隅でゲンノショウコが一斉に咲き始めていた。
我が家のゲンノショウコは栽培用の赤い花、もともと関西に多い種類らしい。 この花、よく見ると雄しべが目立つのと雌しべが目立つ二種類あることに気がついた。 咲いた時期によって変化したのか、もともとこの雌花と雄花の二種類あるのか定かでない。 かたわらにカタバミが咲いている。 この花はお馴染みの割りにあまり撮ったことが無い。
黄色い花は見た感じになかなか撮れないのでどうしても敬遠することが多いのだが、他に撮るものも無いので撮ってみた。
でもこんな色じゃない! やっぱり実際の色の再現は難しい・・・。
今年は暑いし乾燥しているので庭のサクラタデは未だだろうなあ・・と、植わっている場所を見ると葉が茂るのみ。 やっぱり未だのようだ・・と葉を掻き分けてみると、なんと茂みの中にこの白い花が咲いていた。
暑い庭にも秋は着実に訪れているようだ!
2007年9月20日木曜日
千葉港は未だ夏景色
昨日までの涼しさが嘘のように夏空が戻って暑くなった今日、友人に誘われて千葉市の県立美術館で開催されている写真展を見に行った。
この美術館を訪れるのは3度目位か・・、どういうわけかこの前に来た時も暑い日だったような気がする。
写真展の後、ポートタワーを眺めながら近くの千葉港周辺を散策。
かんかん照りの空に聳えるポートタワーに夏雲が映っていた。 千葉港の辺に出て港を眺める。
意外と海の水が澄んでいて泳ぎ回る大小のボラの魚影がくっきりと見えていたのにはびっくり。 海側からポートタワーを眺める。 他に高い建物が無いだけにこのタワーが際立っていた。 港に隣接する閑散とした公園の中を歩く。 海風が樹木に遮られたせいか急に暑さを感じるようになって汗がにじみ出る。
広々とした公園の芝生の中から眺めたタワーが印象的だった。 ふと足元の芝生の中にツルボの花が咲いているのが目に留まった。 こんな暑いところでよくも咲いているものだ・・と感嘆!
この美術館を訪れるのは3度目位か・・、どういうわけかこの前に来た時も暑い日だったような気がする。
写真展の後、ポートタワーを眺めながら近くの千葉港周辺を散策。
かんかん照りの空に聳えるポートタワーに夏雲が映っていた。 千葉港の辺に出て港を眺める。
意外と海の水が澄んでいて泳ぎ回る大小のボラの魚影がくっきりと見えていたのにはびっくり。 海側からポートタワーを眺める。 他に高い建物が無いだけにこのタワーが際立っていた。 港に隣接する閑散とした公園の中を歩く。 海風が樹木に遮られたせいか急に暑さを感じるようになって汗がにじみ出る。
広々とした公園の芝生の中から眺めたタワーが印象的だった。 ふと足元の芝生の中にツルボの花が咲いているのが目に留まった。 こんな暑いところでよくも咲いているものだ・・と感嘆!
2007年9月19日水曜日
初秋の田園
9月に入っても例年になく暑い日が続いた北総だが、昨日今日と久しぶりに涼しい東の風が吹き込んだ。
現金なもので、ちょっと涼しくなると直ぐにその気になって田園散策に出たくなる。 もうお彼岸も近いのでヒガンバナが咲き出してるかも・・と急いで支度して9時半には家を飛び出していた。
屋並を過ぎて例年ヒガンバナが群生する谷津田の縁に降りて行くと、そこは未だ蕾ばかり。
ヒガンバナを探して歩いていると、夏草の生い茂った休耕田にサクラタデが咲き始めていた。
5日前に訪れたツリフネソウが咲く休耕田に行ってみると、あの時は未だちらほらだった花がもう一面に咲いているではないか! 季節の移り変わりはほんとに速い!と感嘆してしまう。
谷津田の縁を巡る農道を往く。
もう既に殆どの田圃は稲刈りが終わり、切り株から又緑の若葉が芽吹いて初夏のような萌黄色の田圃が延々と広がっている。
ふと、脇の里山の縁に絡まって咲いているジイソブの花が目に入った。 ここでこの花に出会うのは何年ぶりだろう・・・。
お目当てのヒガンバナが咲いているのを最初に見たのは休耕田の草薮の中で、望遠レンズで見るのがやっと、近くに生えているのはどれも未だ蕾なのだ。
猛暑の今年はこの花の咲く時期を遅らせたのだろうか・・・等と思いながら歩いていたら、ようやく咲き始めた花が道端に現れて嬉しくなる。
なんとかヒガンバナに会うことが出来てほっとする。
この辺りの里山の縁にはもうヌスビトハギが咲いている。中には種になっているものまである。 この花は何時ごろから咲きだすんだろう・・・。
このユウガギクも多い。 里山の縁のいたるところに群生して咲くこの花も、時には秋の風情を感じてなかなか捨てたものではない・・・と思うことがある。
2時間近く歩いた。 久しぶりにこんなに歩いたのでさすがに疲れた。 今日は涼しいとは言っても背中は汗でびっしょり。 でも真夏のように額から汗が流れ落ちて目にしみることは無かったので助かった。
現金なもので、ちょっと涼しくなると直ぐにその気になって田園散策に出たくなる。 もうお彼岸も近いのでヒガンバナが咲き出してるかも・・と急いで支度して9時半には家を飛び出していた。
屋並を過ぎて例年ヒガンバナが群生する谷津田の縁に降りて行くと、そこは未だ蕾ばかり。
ヒガンバナを探して歩いていると、夏草の生い茂った休耕田にサクラタデが咲き始めていた。
5日前に訪れたツリフネソウが咲く休耕田に行ってみると、あの時は未だちらほらだった花がもう一面に咲いているではないか! 季節の移り変わりはほんとに速い!と感嘆してしまう。
谷津田の縁を巡る農道を往く。
もう既に殆どの田圃は稲刈りが終わり、切り株から又緑の若葉が芽吹いて初夏のような萌黄色の田圃が延々と広がっている。
ふと、脇の里山の縁に絡まって咲いているジイソブの花が目に入った。 ここでこの花に出会うのは何年ぶりだろう・・・。
お目当てのヒガンバナが咲いているのを最初に見たのは休耕田の草薮の中で、望遠レンズで見るのがやっと、近くに生えているのはどれも未だ蕾なのだ。
猛暑の今年はこの花の咲く時期を遅らせたのだろうか・・・等と思いながら歩いていたら、ようやく咲き始めた花が道端に現れて嬉しくなる。
なんとかヒガンバナに会うことが出来てほっとする。
この辺りの里山の縁にはもうヌスビトハギが咲いている。中には種になっているものまである。 この花は何時ごろから咲きだすんだろう・・・。
このユウガギクも多い。 里山の縁のいたるところに群生して咲くこの花も、時には秋の風情を感じてなかなか捨てたものではない・・・と思うことがある。
2時間近く歩いた。 久しぶりにこんなに歩いたのでさすがに疲れた。 今日は涼しいとは言っても背中は汗でびっしょり。 でも真夏のように額から汗が流れ落ちて目にしみることは無かったので助かった。
2007年9月17日月曜日
秋の雲
9月半ばを過ぎたというのに今日は35℃近くの猛暑になった。 こんな日が後どのくらい続くのだろうか・・・。
今日は89歳になる母親を連れてホテルに食事に行った。 敬老の日のお祝いのつもりだったが、 こんな陽気では年寄りには難儀だったかもしれない・・と気がとがめる。
冷房の効いたレストランから眺めると、空には真っ白な夏雲が浮かんでいた。
樹木が大きく揺れている。 結構風が強いようだ。
しばらくして又空を眺めると、あの白い夏雲が遠くに流され、すじ雲が上空に広がっていた。
すぐ近くで夏と秋が押し相撲をしているのかも・・・。
今日は89歳になる母親を連れてホテルに食事に行った。 敬老の日のお祝いのつもりだったが、 こんな陽気では年寄りには難儀だったかもしれない・・と気がとがめる。
冷房の効いたレストランから眺めると、空には真っ白な夏雲が浮かんでいた。
樹木が大きく揺れている。 結構風が強いようだ。
しばらくして又空を眺めると、あの白い夏雲が遠くに流され、すじ雲が上空に広がっていた。
すぐ近くで夏と秋が押し相撲をしているのかも・・・。
2007年9月14日金曜日
秋を告げる田園の草花
さしもの猛暑で崩した体調がやっと回復したと思ったら、今度は愛用のパソコンが体調を崩しててんてこ舞い。 これが回復してやれやれと思っていると今度はこれまで長いこと使っていた画像掲示板にアクセス出来なくなり、代わりの掲示板を設置したり、見ることが出来なくなった過去に投稿して頂いた写真をアルバムにしたりと、又てんてこ舞いの日々を送ってしまった。
一段落した今朝、故障した掲示板にアクセスしてみるとなんと綺麗に回復しているではないか! なんでも120万件ものデータを壊れたサーバーから読み出すのに時間が掛かったとのことだった。
半ば諦めていたのだが、4日間も悪戦苦闘された掲示板運営者に敬意を表したい気持ちで一杯だ。
気分も晴れたし天気も比較的爽やか、田園の様子でも見に行こうと近くの田圃に繰り出してみると、
夏草が生い茂ったいつもの休耕田では大好きなツリフネソウがもう咲き出していた!
何年も放置された田圃の植物は年々交代しているようで、昔に比べてツリフネソウの姿が減っている。 変わりに勢い良く茂りだしたのはススキだ。
そういえば以前よく見かけたアカバナはどうなっているかなあ・・・と探してみると、 茂ったススキの間に咲いているあのピンクの小さな可愛い花を見つけることが出来た。 小さな白い花も見える。 望遠で覗いてみると、その花はゲンノショウコの花だった。 雑草にしぶとく絡まってヤブマメも咲いている! 猛暑だろうがなんだろうが、野生の植物はほんとに逞しい。
そういえばお盆の頃に綺麗に刈られた里山の山際はどうなっているだろうか・・と行ってみると、山の斜面はもうすっかり緑に覆われている。
なんとその緑の斜面のあちこちにはツリガネニンジンが咲き始めていた。
暑い暑いと言ってるうちに田園の季節は間違いなく秋の気配になっているのだ。
一段落した今朝、故障した掲示板にアクセスしてみるとなんと綺麗に回復しているではないか! なんでも120万件ものデータを壊れたサーバーから読み出すのに時間が掛かったとのことだった。
半ば諦めていたのだが、4日間も悪戦苦闘された掲示板運営者に敬意を表したい気持ちで一杯だ。
気分も晴れたし天気も比較的爽やか、田園の様子でも見に行こうと近くの田圃に繰り出してみると、
夏草が生い茂ったいつもの休耕田では大好きなツリフネソウがもう咲き出していた!
何年も放置された田圃の植物は年々交代しているようで、昔に比べてツリフネソウの姿が減っている。 変わりに勢い良く茂りだしたのはススキだ。
そういえば以前よく見かけたアカバナはどうなっているかなあ・・・と探してみると、 茂ったススキの間に咲いているあのピンクの小さな可愛い花を見つけることが出来た。 小さな白い花も見える。 望遠で覗いてみると、その花はゲンノショウコの花だった。 雑草にしぶとく絡まってヤブマメも咲いている! 猛暑だろうがなんだろうが、野生の植物はほんとに逞しい。
そういえばお盆の頃に綺麗に刈られた里山の山際はどうなっているだろうか・・と行ってみると、山の斜面はもうすっかり緑に覆われている。
なんとその緑の斜面のあちこちにはツリガネニンジンが咲き始めていた。
暑い暑いと言ってるうちに田園の季節は間違いなく秋の気配になっているのだ。
2007年9月9日日曜日
西印旛沼夕景
ようやく朝晩の気温は一時期の猛暑の頃より下がってきたが、日中は今日もかなり蒸し暑くて家に閉じ篭りっぱなし。
夕方になって雲の隙間から陽が射しているのを見て、今日は夕陽が綺麗かも・・・と西印旛沼に行ってみることにした。
陽が落ちかけても未だ稲刈りをしている広大な印旛沼干拓田を抜け沼のほとりの公園に到着。
早速沼を見渡すと、落日前の明るい太陽が湖面に反射して眩しかった。 空を見上げても期待した形の良い雲は無かったが、 湖畔に立つ一本の樹が印象的だった。
夕方になって雲の隙間から陽が射しているのを見て、今日は夕陽が綺麗かも・・・と西印旛沼に行ってみることにした。
陽が落ちかけても未だ稲刈りをしている広大な印旛沼干拓田を抜け沼のほとりの公園に到着。
早速沼を見渡すと、落日前の明るい太陽が湖面に反射して眩しかった。 空を見上げても期待した形の良い雲は無かったが、 湖畔に立つ一本の樹が印象的だった。
2007年9月6日木曜日
相性の問題?
このところの気候の変化に体が付いて行けず、体調を崩してすっかり動きが鈍っている。 こんな時は気晴らしにPCをいじっていることが多いのだが、そのPCもここ一週間ばかり体調を崩し、掲示板やブログへの仮名漢字変換での書き込みが出来なくなってしまった。 書き込み枠にカーソルを置いてキーボードをたたいても、うんともすんとも言うことを聞かないのだ。
たまりかねてメーカーのサポートに電話、言われるままにハードの異常有無をチェックしたが異常なし。
「何か新しいソフトを入れた覚えはないですか?」と聞かれて思い当たったのはIE6からIE7にバージョンアップした事くらい。 開いたWEBサイトのフォルダーが出来て、後から再び参照するのに便利だと気に入ったのだ。
それを伝えると、ともかくそれを削除してみてくれと言う。 そこでIE7を削除して書き込みテストをしてみると、なんと問題なく書き込めるではないか!
えー 何でー?と不可解な気持ちでいると、「やっぱりそうですか、恐らくお使いのOSとIE7の相性が悪いのだと思います。 これからもIE6を使われることをお勧めします」だって!
便利なIE7を使えるようにする方法が知りたかったのに、ハイテクの化身のようなPCも「相性」で片付けられてしまうとは・・・。
ハイテク過ぎて人知が付いて行けぬということか!
ともかく書き込みは出来るようになったにはなった。
ほっとして庭先に出てみると、このタマスダレが咲き出していた。 昔から何処の庭でも良く見かけるヒガンバナ科のこの花も、最初に咲いた時はハッとするほど新鮮に見えて初々しい。
今晩辺りから台風が接近してくると言う。 風が出てきたようだが何も被害がないことを祈りたい。
たまりかねてメーカーのサポートに電話、言われるままにハードの異常有無をチェックしたが異常なし。
「何か新しいソフトを入れた覚えはないですか?」と聞かれて思い当たったのはIE6からIE7にバージョンアップした事くらい。 開いたWEBサイトのフォルダーが出来て、後から再び参照するのに便利だと気に入ったのだ。
それを伝えると、ともかくそれを削除してみてくれと言う。 そこでIE7を削除して書き込みテストをしてみると、なんと問題なく書き込めるではないか!
えー 何でー?と不可解な気持ちでいると、「やっぱりそうですか、恐らくお使いのOSとIE7の相性が悪いのだと思います。 これからもIE6を使われることをお勧めします」だって!
便利なIE7を使えるようにする方法が知りたかったのに、ハイテクの化身のようなPCも「相性」で片付けられてしまうとは・・・。
ハイテク過ぎて人知が付いて行けぬということか!
ともかく書き込みは出来るようになったにはなった。
ほっとして庭先に出てみると、このタマスダレが咲き出していた。 昔から何処の庭でも良く見かけるヒガンバナ科のこの花も、最初に咲いた時はハッとするほど新鮮に見えて初々しい。
今晩辺りから台風が接近してくると言う。 風が出てきたようだが何も被害がないことを祈りたい。
2007年9月2日日曜日
成東湿原は秋の色
長い猛暑や気温の変化にすっかり体調が狂ってしまったが、今日は久しぶりに青空が覗いたので、気分転換に成東湿原に行ってみることにした。
稲刈りの季節が始まった田園を抜けて九十九里浜近くの成東食虫植物群落地に着くと、今日は日曜日とあって狭い駐車場は既に満車に近かった。
何とか車を停めて湿原に入ると、そこはツリガネニンジンとオミナエシの色で満ちていた。
今の時期は「カワラナデシコ」が咲いているとパンフレットに出ていたので木道を目を凝らしながら歩くが見当たらない。
広い湿原の何処に咲いているのか・・と湿原の外周の小径から歩きながら探すと、それらしいピンクの花を湿原の中に確認することが出来た。
それにしても今の時期の湿原は黄色い花が多い!
又木道に戻って目を凝らすと、小さな黄色い花を付けた草が目に入った。 これはマメ科の「カワラケツメイ(川原快明)」だ! 更に目を凝らしながら歩いていたら、背丈10cmほどの小さな花穂が目に入った。 これは始めて対面する花だ!
調べてみたら、この花はヒメハギ科の「ヒナノカンザシ(雛の簪)」と言う植物、なかなか洒落た名前が付いている。
そういえば例の「コバノカモメヅル」はどうなっているのだろう・・と思い出した。 例年咲いている場所に行ってみると、ちょうど今が盛りと咲いていた!
この小さな変わった花に会うのを楽しみにしているのだが、この花の素性を知らないことに気がついた。 そこで早速調べてみたら、なんとこの花はガガイモ科、カモメヅル属の花だと言う。 これがガガイモ科とはにわかに信じられない気持ちだ!
湿原の今はゴマノハグサ科、ゴマクサ属の「ゴマクサ(胡麻草)」の天下、小さな薄黄色の花があちこちに咲いている。 マメ科、ノアズキ属の「ノアズキ(野小豆)」も咲いている。 この花の別名が「ヒメクズ」と言うことを初めて知ったが、なるほど葉の雰囲気は葛の葉に似ている気がしないでもない。 ワレモコウに出会う。 バラ科、ワレモコウ属のこの花、ここではお馴染みと思っていたが思いのほか少なくて、切り上げようと思っていた時にようやく対面。
この湿原は養分が少ない為にあまり育ちが良くないのだと管理人が言っていた。
ところで「ワレモコウ」って名は何から来てるのか・・と気になった。 図鑑を見たら漢字で書くと「吾木香」と書くのだと言うが良い香りがする訳でもなく由来は不明と出ていたのにはがっかり。
切り上げて湿原の外に出る。 湿原の周囲の草むらにはマメ科、ダイズ属の「ツルマメ」が咲き乱れていた。 湿原を後にしての帰り道、稲刈りが終わった田圃に稲掛けがしてあった。 こんな昔ながらの懐かしい情景に出会えることは滅多に無い。
稲刈りの季節が始まった田園を抜けて九十九里浜近くの成東食虫植物群落地に着くと、今日は日曜日とあって狭い駐車場は既に満車に近かった。
何とか車を停めて湿原に入ると、そこはツリガネニンジンとオミナエシの色で満ちていた。
今の時期は「カワラナデシコ」が咲いているとパンフレットに出ていたので木道を目を凝らしながら歩くが見当たらない。
広い湿原の何処に咲いているのか・・と湿原の外周の小径から歩きながら探すと、それらしいピンクの花を湿原の中に確認することが出来た。
それにしても今の時期の湿原は黄色い花が多い!
又木道に戻って目を凝らすと、小さな黄色い花を付けた草が目に入った。 これはマメ科の「カワラケツメイ(川原快明)」だ! 更に目を凝らしながら歩いていたら、背丈10cmほどの小さな花穂が目に入った。 これは始めて対面する花だ!
調べてみたら、この花はヒメハギ科の「ヒナノカンザシ(雛の簪)」と言う植物、なかなか洒落た名前が付いている。
そういえば例の「コバノカモメヅル」はどうなっているのだろう・・と思い出した。 例年咲いている場所に行ってみると、ちょうど今が盛りと咲いていた!
この小さな変わった花に会うのを楽しみにしているのだが、この花の素性を知らないことに気がついた。 そこで早速調べてみたら、なんとこの花はガガイモ科、カモメヅル属の花だと言う。 これがガガイモ科とはにわかに信じられない気持ちだ!
湿原の今はゴマノハグサ科、ゴマクサ属の「ゴマクサ(胡麻草)」の天下、小さな薄黄色の花があちこちに咲いている。 マメ科、ノアズキ属の「ノアズキ(野小豆)」も咲いている。 この花の別名が「ヒメクズ」と言うことを初めて知ったが、なるほど葉の雰囲気は葛の葉に似ている気がしないでもない。 ワレモコウに出会う。 バラ科、ワレモコウ属のこの花、ここではお馴染みと思っていたが思いのほか少なくて、切り上げようと思っていた時にようやく対面。
この湿原は養分が少ない為にあまり育ちが良くないのだと管理人が言っていた。
ところで「ワレモコウ」って名は何から来てるのか・・と気になった。 図鑑を見たら漢字で書くと「吾木香」と書くのだと言うが良い香りがする訳でもなく由来は不明と出ていたのにはがっかり。
切り上げて湿原の外に出る。 湿原の周囲の草むらにはマメ科、ダイズ属の「ツルマメ」が咲き乱れていた。 湿原を後にしての帰り道、稲刈りが終わった田圃に稲掛けがしてあった。 こんな昔ながらの懐かしい情景に出会えることは滅多に無い。