2017年4月30日日曜日

賑わう初夏の庭!

今朝も快晴! 初夏の陽光が我が家の小さな庭に差し込み始め、クルメツツジの根元で咲き揃ってきたタツナミソウが輝いている。
他にも次々と咲き始めている花もあるので4月最後のこの時期の花の饗宴を記録に残しておかねば・・と、カメラに400mmズームを着けて庭に出た。

最初に目に入ったのはモミジの木陰に咲き出したチョウジソウ
湿地を好むらしいが我が家の庭でも毎年咲くから結構丈夫そうだ。

チョウジソウのアップ!

狭い庭の一部を占拠するちょっと増えすぎたアマドコロ
雑草だけあってほっとくとどんどん増える。

ホウチャクソウも既に花を付けたのがあちこちに生えている!
雑草はどれも強い!

陽の当たらぬ家の裏にはシラユキゲシが一斉に咲き出していた!

クルメツツジの根元で陽光に輝くタツナミソウ

数年前にプランターに侵略してきたマツバウンランが今年も咲いた!
関西から関東へと急速に勢力範囲を広げてきた北米原産の雑草だという。
マツバウンランのアップ!
小さくて華奢な可愛い花だがどっこい繁殖力旺盛だ!

シランも咲き出した!

いつの間にかカラーも咲いていた!

ブルーモスクのように綺麗に咲いたシラー・ペルヴィアナ

もう消えたかと思っていたオドリコソウが未だ元気に活きていた! さすが雑草!

そして遂にスズランも咲き出した!

なんでこんな所に?と思ったが、直ぐ近くにこのエビネランも咲き出していた! 
園芸種やら雑草やら、勝手気ままの我が家の庭は、何が咲いているのか草をかき分けて探すのもわくわくする楽しみの一つだ。
(カメラ:X-T2)
(レンズ: XF 100-400mm F4.5-5.6 R LM OIS WR)

2017年4月23日日曜日

初夏の田園散歩!

この日も天気は良いし風も穏やか、足腰の為に奥方ともども散歩に出かけることにしたのだが、この時期に見たいものはほぼ見尽くしているので他に何か見たくて見てないものが無かったかなあ・・と考えても出てこない。
仕方ないので、初夏の花が咲き出しているかもしれない近くの田園を一巡りしてこよう!・・・と、いつものように家の前の通りを南下して、町外れの谷津田に降りる脇道に入った。

狭い坂道を下り、国道の下のトンネルを抜けるとそこはのどかな別世界!
先ず目に入ったのは農家の庭の八重桜

そして草むらに群生するアマナ

ヘビイチゴの黄色い花も今盛り!

この辺りの里山に多いニワトコ!!

こんな所にも!・・と感嘆した八重桜

小径の草むらで久しぶりにカテンソウに対面!
イラクサ科カテンソウ属とあまり馴染みのない草だが、昔ポッポッ!と煙を吐くように花粉を飛ばす瞬間に遭遇した記憶があるので懐かしい。

耕作放棄の谷津田に菜の花!
売り物にならず放棄された菜っ葉が芽を出して花を付けたようだ。

新緑の里山と高圧鉄塔も大きな変電所がある我が町の風物!

この時期の常連、カキドオシだ!

この外来のコメツブツメクサ、この時期いたるところで群生しているから珍しくもないが、良く見ると結構可愛い花だ。

一際赤いスイバの花のアップ!
この花がどんな形か見たくて撮ったが何だか良く分からない。 
そこで図鑑を見たらこれは雌花で、風に乗って飛んでくる雄花の花粉を捕えやすい形になっているという。 
そう言われればイソギンチャクのような形の小さな花が集まっているように見えないことも無い!・・・と納得。

「春の小川」ではないが、ここは好きな場所! 

カエルの声が聞こえ、もう直ぐ田植えが始まる!

ヤマブキだ!・・と道路わきの斜面を見て感嘆。 間違いなく初夏だ。

頭上には今最盛期のウワミズザクラも咲いている!

山際の小径の足元には白花のスミレ

しきりとキジの鳴き声が聞こえている山際ではキイチゴの花もいろいろ咲いているが、
これはニガイチゴで、

これはオオバライチゴ・・・かも?

春の花、ジロボウエンゴサクも未だ咲いている!とびっくり。

高崎川河畔の田圃から別れ、

こんな谷津田の奥へと向かう。

鶯の声を聴きながら竹林の小径を往き、

新緑の森林浴をしながら、

お気に入りの酒、「甲子」の酒蔵、飯沼本家の「まがり家」へやって来た!
ここで食事休憩の後、
香取神社境内のケヤキとイチョウの老木を眺め、

東伝院の八重桜を眺め、

高崎川周辺ののどかな田園風景を眺めた後、坂道を休み休み登って家路に就いた。

途中、こんな情景に端午の節句が近いことを気付かされ、

葉が出ているのに未だ咲いているモクレンが綺麗!・・と感嘆し、

こんな道端の極小のキュウリグサを眺めたりしながら帰宅した。

今日は絶好のお散歩日和のお陰で8kmも歩いてしまった。 ちょっとばかり歩き過ぎて疲れたので後遺症が残らなければ良いのだが・・と心配。

(カメラ:X-T2)
(レンズ: XF18-135mm F3.5-5.6 R JM OIS)

2017年4月20日木曜日

城跡は初夏だ!

天気は良いし風も穏やか、リハビリの為には多少は歩かないと!と、ビザが痛いと言う奥方を連れ出して、この時期チゴユリが群生する往復5kmの本佐倉城址までゆっくり散歩することにした。

桜の花も終わって初夏の花が咲き出す季節、チゴユリ以外にどんな花に出逢えるか、道端の花や山野草好きの期待が高まる散歩の開始。

家出るなり目に留まった小さな花は、この辺りの道端で今盛りのノヂシャ
江戸時代に長崎でサラダ用に栽培されていたとのことだが雑草と化している。

初夏を実感するニワトコの花!

この時期あちこちの草むらで元気に咲き出すクサノオウ! 
ケシ科の植物で薬草だったと言う説もあるらしい。

新緑が綺麗な小学校の大ケヤキに思わず「デカー!」と感嘆。

山際で久しぶりに見つけたホタルカヅラ

新緑に覆われた本佐倉城址の山!

道端のオオイヌノフグリが綺麗!とついシャッターを押す。

月星紋の盾が飾られた城跡!
ここは、平安中期の頃から下総の国を治め、源頼朝の挙兵に呼応してその勢力を伸ばし、北条方に付いた戦国時代には上杉謙信の度重なる関東攻めをよく防ぎ、豊臣秀吉小田原攻めで滅亡した大豪族、千葉氏最後の拠点の城跡、痕跡が明瞭で国指定史跡に指定されている。

キイチゴの一種、モミジイチゴの季節だ!と気づく。

草原ではクサイチゴ

山の上、「倉跡」と言われる所は心地よい草原! 
無造作に植えられたというか、勝手に生えてきたような花が点々と咲いているのも良い!

城跡を巡る小径! 
この森の奥にチゴユリの群落地はある。

シャガが咲いている!
この花の時期だったことを思い出す。

何時ものように樹陰に群れるツルカノコソウの小さな花がどんな形か見たくて撮る。

群落地のチゴユリ

昔より群れが小さくなった。
史跡に指定されて雑木林に手が入り、日当たりが良くなり過ぎたのだ・・・と思う。
こんな竹林の径を往くと、

足元に

ウワミズザクラがもう咲いている!・・とびっくり。

「虎口」と呼ばれる城の出入り口からの景色!

城跡の外には水を張った田圃!
北側に印旛沼が広がっていた戦国の昔の様子を偲ばせる風景だ!

(カメラ:X-T2)
(レンズ: XF18-135mm F3.5-5.6 R JM OIS)