2016年6月4日土曜日

初めて見たオオバアサガラ!!

龍王峡の山の家に来て4日目、今朝も辺りは4時半ごろからしらみだし、7時過ぎになってようやく鶏頂山の山陰から昇る太陽の光が辺りの樹々の隙間から射し射しこんできた。

今日も天気も良いし、久しぶりに高原山(1795m)の山越えで、益子笠間と抜けてそこからフルーツラインを南下、途中フラワーパークでも見てから筑波山越えで帰ることにしようと決める。

すれ違うのがやっとの狭い曲がりくねった谷川沿いの急坂を登り切り、高原状の釈迦ケ岳開拓地を進むと、やがて
この「豊月平放牧場」が眼下に見えてきた!
山のすそ野、標高700m辺りに広がるこの牧場、夏は木陰でのんびり休む沢山の牛が見えるのだがその姿は無かった。

ところでこの山、昔から鶏頂山と言う名で親しんでいたのだが、普通の地図上では高原山となっているのはどういうこと?・・・と思っていた。
そこで2万五千分の一の地図で見てみると、これは山の総称で、鶏頂山(1765m)、釈迦ケ岳(1795m)、中岳(1729m)、西平岳(1712m)の四つの峰からなっていることが分かった。

辺りに小さな白い花が咲いていることに気が付いた. コゴメウツギだ!
久しぶりに出会って嬉しくなる。

こんなに見事に咲いているのを見たのは初めてかも! 

辺りを見回すと
このピンクの薔薇が咲いていた! まるでノイバラのようだが、ピンクってのもあるのかなあ? と後で図鑑を見たが出ていなかった。

山を下って標高500mくらいの東荒川ダムにやって来た。 

ダムを覗き込むと何だか分からぬがキク科の黄色い大きな花小さな白い花が斜面に咲いていた。 
この小さいのがノイバラだ! さっきのピンクの花は少し大きい。 

ダムを後に次第に高度を下げ、耳に気圧の変化を感じるころ、道路わきの高木に白い花の房が見え、車を停めて眺めてみた。

*これは見たいと思っていたハクウンボク!では?・・と思ったが何か違うような気がしないでもない。
辺りを探すともっと見やすい場所に咲いていたのを望遠を効かして撮ってみると
*花の形が違う! 
ハクウンボクエゴの花のような花が房になっているのに、これはカラマツソウのような形だから別の花・・・と気づき図鑑を調べたら、「オオバアサガラ」という樹の花にそっくりだったので「これは新発見!」と大喜び。

山を下って緑濃くなったのどかな田圃や、里山を延々とドライブ。 
ちょうど昼時に道路整備が進んで街の様子が昔と変わった笠間に着くや、昔何度か入ったことのある見覚えのある蕎麦屋を見つけ中にに入る。 だが何と、そこは蕎麦屋でなくて寿司屋に代わっていてびっくり! 2年前に店を譲り受け開業したのだという。
10年近くご無沙汰していたから街の様子がすっかり変わってしまうのも良くあることだが・・・。

フラワーパークで時間をとるので笠間は素通り、フラワーラインを延々と南下したが、やがて到着した肝心のフラワーパークの駐車場はバラの花を見に来た車で大混雑人混み嫌いにとっては最悪のパターンだったのでそこをパスして帰路に就いたのだった。 
フラワーラインの難所は筑波山の峠越え・・・というのは昔の話、新しく出来た朝日トンネルがあっという間に土浦に導いてくれたのには驚いた。
(カメラ:X-T1)
(レンズ: XF18-55mm F2.8-4 R LM OIS 、*印 XF 100-400mm F4.5-5.6 R LM OIS WR)