2017年4月20日木曜日

城跡は初夏だ!

天気は良いし風も穏やか、リハビリの為には多少は歩かないと!と、ビザが痛いと言う奥方を連れ出して、この時期チゴユリが群生する往復5kmの本佐倉城址までゆっくり散歩することにした。

桜の花も終わって初夏の花が咲き出す季節、チゴユリ以外にどんな花に出逢えるか、道端の花や山野草好きの期待が高まる散歩の開始。

家出るなり目に留まった小さな花は、この辺りの道端で今盛りのノヂシャ
江戸時代に長崎でサラダ用に栽培されていたとのことだが雑草と化している。

初夏を実感するニワトコの花!

この時期あちこちの草むらで元気に咲き出すクサノオウ! 
ケシ科の植物で薬草だったと言う説もあるらしい。

新緑が綺麗な小学校の大ケヤキに思わず「デカー!」と感嘆。

山際で久しぶりに見つけたホタルカヅラ

新緑に覆われた本佐倉城址の山!

道端のオオイヌノフグリが綺麗!とついシャッターを押す。

月星紋の盾が飾られた城跡!
ここは、平安中期の頃から下総の国を治め、源頼朝の挙兵に呼応してその勢力を伸ばし、北条方に付いた戦国時代には上杉謙信の度重なる関東攻めをよく防ぎ、豊臣秀吉小田原攻めで滅亡した大豪族、千葉氏最後の拠点の城跡、痕跡が明瞭で国指定史跡に指定されている。

キイチゴの一種、モミジイチゴの季節だ!と気づく。

草原ではクサイチゴ

山の上、「倉跡」と言われる所は心地よい草原! 
無造作に植えられたというか、勝手に生えてきたような花が点々と咲いているのも良い!

城跡を巡る小径! 
この森の奥にチゴユリの群落地はある。

シャガが咲いている!
この花の時期だったことを思い出す。

何時ものように樹陰に群れるツルカノコソウの小さな花がどんな形か見たくて撮る。

群落地のチゴユリ

昔より群れが小さくなった。
史跡に指定されて雑木林に手が入り、日当たりが良くなり過ぎたのだ・・・と思う。
こんな竹林の径を往くと、

足元に

ウワミズザクラがもう咲いている!・・とびっくり。

「虎口」と呼ばれる城の出入り口からの景色!

城跡の外には水を張った田圃!
北側に印旛沼が広がっていた戦国の昔の様子を偲ばせる風景だ!

(カメラ:X-T2)
(レンズ: XF18-135mm F3.5-5.6 R JM OIS)