2014年6月2日月曜日

午後、ブルーポピーに出会う!

午前中の龍王峡の散策の後、午後3時ごろ福島県境に近い上三依水生植物園に行ってみた。 標高の高いこの植物園は未だ春の花が咲いているに違いないと思ったからだ。
道を遡り、植物園に近づくにつれて木々が初々しい緑に変わって行くのがよく分かり、空気も冷んやりした感じになってきた。

車が数台しか停まっていない広い駐車場に到着。 心地良いせせらぎの音を聞きながら沢沿いの小路をしばらく歩いて植物園へ。 園内に入るやいなや・・・ このヒマラヤの青いケシ、ブルーポピーがお出迎え! 
昔雲南省のチベット近くの山で出会ったこの花、まさかこんな所で出会うとはびっくり! 植物園の入り口近く、目立つところに何株も植えられている。 ちょっと入った所にはこんなブルーポピー畑があったりして感嘆。 以前来た時はこの花は無かったが、今は数を増やしてこの植物園の「売り」になっているようだ。

しばしこの花を楽しんだ後、園内の花巡り開始。
ミヤマオダマキ  この色の花が一番好きだ。 クリンソウ シャガ エンレイソウ クリンソウキショウブ ハクサンチドリ これは高山植物、ここで咲かせるのは技術が要りそうだ。  カンボク やっぱり水辺に咲いている! キショウブ カキツバタ これは植物園の外側の樹に絡まっていたヤマフジ! 今年は我が家周辺の里山では不作、この花にあまり出会っていなかったのでここで出会って思わず喜ぶ。 ヒメサユリ これは尾瀬に行った時に見たことがある可愛い花だ! この辺りの山は今トチノキの花盛りだった。 自然界にはシロバナが多いようだ。 これは逆光に輝くルピナスに思わず目が留まって撮ったもの。

4時半に閉園と言うのでゆっくり撮り歩く時間も無く、たまたま目に留まった花だけをマクロレンズ一本で撮るのが精いっぱい。 
それにしてもここは手入れも良いし、いつ来ても心地よい植物園だと思う。 ちょっと遠いのが難点だが・・・・。

(カメラ:X-T1)
(レンズ:XF60mm F2.4 R Macro)

竜王峡のコアジサイ真っ盛り!

このところ天気予報では30℃近くまで気温が上がるので熱中症に注意するよう呼び掛けているが、昨日山の家に着いた時の室温は29℃! 山に来たとは言っても昼間は暑いので閉口する。

今朝も昨日に引き続いて良く晴れ、山の中とは言え暑くなりそうな予感がしていたが、屋根の工事も無事終わっていることを確認したので今日は暑くならないうちに龍王峡を散策してみることにした。 というのは、もう長い事出会っていないコアジサイが何時頃咲いていたの記憶が薄れていたので昔出会った時期を調べたら6月初旬だったと分かったからだ。

山の家に朝日が射し込み始めた朝5時、辺りは未だ冷んやりとした空気が心地よい。

未だ涼しいうちに歩いて来ようと龍王峡へ行き、車を停めて歩き出した時、駐車場の脇で足がとまる。 えっ!こんなの有ったっけ?」・・・と何度も来ているのにこの「龍王観音」の存在に初めて気付きびっくり! 洞の中を覗いてみると、確かに小さな観音様が祭られている! 

早速峡谷散歩の無事を祈った後、峡谷の急なつづら折りの坂道を下って龍王峡の散策開始。 下りきって虹見橋のたもとに来ると、虹見の滝の涼しい風が心地良い。 近くでこのコアジサイを見つけた! やっぱり咲いていたぞ!・・・と嬉しさがこみ上げくる。 アジサイとは言っても小さくて、薄紫の綺麗で優し気な色合いがたまらないのだ。 この時期はこのエゴの花も咲いている。 峡谷沿いの道の何か所かでこの花に出会った。 又直ぐにコアジサイに出会う。 今この花の最盛期、散策路の行く先々でこの花が迎えてくれる。 ユキノシタ科アジサイ属にはヤマアジサイやガクアジサイ等色々種類が多くて見分けが難しいが、このコアジサイだけは容易に見分けがつく。 先ずどのアジサイよりも咲く時期が早い事と、飾り花が無くて小さく愛らしいこと! アップで見ると集まって咲いている小さな花がなんとも可愛いでは・・・ 先端に真っ白な雄蕊を付けた紫の花柱が整然と放射状に並んだ造形は見事と言う他ない! 次々に現われる好きな花は見飽きることが無い! 茎の透き通るような紫の色もこの花の魅力の一つ! 遊歩道脇も・・ 崖の上もこの花で一杯! 

久しぶりに懐かしい花に出会った9時から10半までの至福の峡谷散歩だったが、最後にはさすがに額から汗が流れる暑さだった。

(カメラ:X-T1)
(レンズ:FX55-200mm F3.5-4.8 RLM OIS & XF60mm F2.4 R Macro)