2014年9月30日火曜日

ツリフネソウが咲いてる!

今日、玄関先のエントランスで1cm位の小さな白い花が咲いているのを見つけた。 かがんで見るとそれは白いゲンノショーコの花。 遂に我が家にも白花が咲いたか!・・・とマクロ撮影で遊んでみたくなりカメラを持ち出した。
これは雑草だらけのわが家の庭にふさわしい可愛い雑草だ! 

近くに1cmにも満たぬ小さな黄色い花も咲いていた。
これはオニタビラコの花だ! この花は春先から次々と一年中咲くので 我が家の居候のような雑草だ。

他に何か撮るものは無いかなあ・・・と見回すと目に入ったのが色が大好きなムラサキシキブ未だ綺麗な色を保っている!

他に何かないか・・と見回しているとホトトギスが咲いていることに気が付いた。 何時の間に咲いたんだろう?・・・とあまり見かけたことが無いこの花を眺める。 でもこうしてアップで見るとなんともけたたましい色模様だ!

更に何か無いか探していたら橙色の実を見つけた。 スズランの実だ! 
草が枯れて裏庭が裸になる晩秋になると、この実の橙色だけが目立って冬が来るのを知らせてくれる。

咲いてる花はこのくらいかなあ・・・と藪蚊が周囲に飛び交ってきたので撮るのをお仕舞にしようとしたとき、草陰で咲いているツリフネソウが目に入った! 昔はかなりの数咲いていたのだが年々少なくなってもう消えてしまったものと思っていたのでびっくり! さすがに雑草だけあってしぶとく命を繋いでいたようだ。 見ると近くにもう一つ咲いていた! 未だ蕾もあるし、種が出来て又来年も咲いてくれそうだ。 クローズアップレンズを着けて撮ってみたが、何度見ても不思議な形の花だ。

(カメラ:X-T1)
(レンズ:XF60mm F2.4 R Macro &クローズアップレンズNo.2+No.4)

2014年9月29日月曜日

門前のコスモス

「お寺の近くにコスモス畑があるのに訪れる人もない・・・」と何かで見たのを思い出しやって来た芝山仁王尊 ! 当時は成田山より賑わっていたというが山門の大きさに改めて感嘆! 辺りの景色を見ると当時の賑わいは想像もできないが・・・。

この大きな山門と三重塔は奈良時代に建立され平安時代から千葉氏の庇護のもと栄えた比叡山を本山とする天台宗のお寺だ。
秀吉の小田原攻めで北条方についていた千葉氏が滅ぼされた折、ここも灰燼に帰したという。
江戸時代になると徳川幕府の庇護のもと、火事泥棒除け、厄除けの仁王尊天として大江戸庶民の信仰を集め、新門辰五郎の記念碑が建っていることからも分かるように、いろは「四十八組」の町火消が纏を先頭に競って参詣したと伝えられているらしい。

振り返ってみると、そこにコスモス畑があった。  谷を挟んだ向うに杉林が見えるのみ。 コスモスと言えばこの白とピンクのコスモスが馴染み深くて懐かしい気分になる。  コスモスの向こうにススキも見える。 未だ出たばかりの穂が赤い。 陽があたる側に回ってみるとバックの森はケヤキ? なんだか黄葉が始まってるみたい! 今日は風が強くて大きくなびく花を撮るのに一苦労。これは風が止まった瞬間を狙って1/800でシャッターを切ったもの。

今日は台風の影響かどうか分からぬが強い風が吹いて花の写真を撮るには向いていなかったが、「誰も訪れる人もいない・・・」というのに惹かれてやって来て正解だった。 こういう静かなありふれた自然の風景がたまらなく好きだから。
(カメラ:EOS 5D MarkⅡ)(レンズ:EF28-300mm F3.5-5.6L IS USM) 

2014年9月25日木曜日

モモイロペリカンのカンタ君

22日の月曜日に松虫寺に行った時、帰り際に何か花が咲いていないかなあ・・・と北印旛沼に立ち寄ってみた。 
湖岸に着いて辺りを見回してみてもめぼしい草花は何処にもさいていそうになかく、ふと思い出したモモイロペリカンのカンタ君を探してみようと土手の上から眺めてみた。 広々とした穏やかな湖面はのどかな雰囲気、稲刈り後の田圃で朝食を済ませ満腹なのかどうか、沢山の白鷺が羽を休めていた。

ペリカンは何処にいるのだろう?・・・と探してみると、左岸の200m位先に浮かぶ川魚漁の小舟の上にそれらしき姿!  300mmズームいっぱいで撮ってみると漁師さんと一緒にいるのはペリカンのようだ。

家に帰って撮った写真を部分拡大してみたところ これはまさしくモモイロペリカンのカンタ君だった!

このカンタ君、自分で餌を獲ることが出来ないらしく、毎日この漁師さんから小魚を貰って食べているらしい。 
「今の時期漁も少なくて大変だよなあ~」と、通りかかった地元の人がつぶやいていた。
(カメラ:EOS 5D MarkⅡ)
(レンズ:EF28-300mm F3.5-5.6L IS USM)  

2014年9月23日火曜日

秋分の日の散歩

このところ爽やかな秋晴れが続いている。 
今朝も秋の青い空にすじ雲が浮かぶ爽やかな天気。 家に閉じ籠っていては勿体ないと、近くの本佐倉城址周辺を散歩することにした。

鬱蒼とした樹木と竹に覆われた城山が切り開かれ、国の史跡に指定されてから久しい戦国時代の千葉氏の本佐倉城跡には、毎年今頃になると蕎麦の花が見ごろを迎えるのだが・・・ 生い茂った夏草の草刈りが入って綺麗さっぱりの丸坊主! 今年は何故か蕎麦の栽培をしなかったようだ。  
広大な城山の草を刈るだけでも莫大な費用がかさみそうで、国からの交付金があるかどうか知らぬが小さな町がこういう史跡を維持管理するのは大変なことだなあ・・・・等と思いながら坂を登って行く。

お目当ての蕎麦の花は無いし、ツルボの群落も夏草とともに刈り払われていたのでそのまま城山を下り、辺りの草花を眺めながらのどかな農道を散策。 道端に赤い小さな花が群生していたのはマルバルコウソウ! おっ 久しぶりに出会ったような気がする・・・と感嘆。 広い農家の庭に咲いていた綺麗なフヨウの花にも目が留まる!  田の畔にヒガンバナが咲いてる! 目立つのでついレンズを向けてしまう。 農家の庭の柿の実が色づいている! 柿の実は秋の空に良く似合う。 道端にコスモスも咲いている! 無造作に咲いているこんな花になんとも言えない風情を感じる。

城山の山裾の集落を抜け里山の坂道になった。 これは樹林の中に生えていたヤブミョウガ! もう花が終わって暗紫色の実になっているのもある! 里山を抜けて反対側の城山の前に広がる田圃を眺めた景色。 戦国の昔はこの田圃が印旛沼の入江だったに違いない。

ここに来たのは近くの山裾にツリフネソウの群落地があるから。 上手くすればキツリフネも咲いているかも・・・・と期待してやって来た。 その谷間の湿地にツリフネソウが予定通り群生していた。 望遠レンズで探したらこのキツリフネも見つかった!* このキツリフネは数が少ない。 谷間に目を凝らすとポツリポツリと咲いているのが見える。 でも谷間の湿地で近くに寄れないのがもどかしい。* 一方、ツリフネソウはこのように密集して咲いているのだ!* 

目的を達したので戻ることにした。 我が家方面は、この先の「根古屋を徑て南酒々井駅へ」と左側に刻んである古い石造りの小さな道標を左折する。* 
総武本線が銚子まで開通したのが明治30年6月と言うから、明治後期の道標のようだ。 
この道標の右側には船着き場だった濱宿六合村(現印西市)を示す文字が読み取れるのも面白い。 当時酒々井町から印西市へは渡し舟でしか行けなかったことが分かる。 左折して田圃の縁の農道を往くと、このヒレタゴボウの群生が目に入った。* 別名「アメリカミズキンバイ」という外来種の花だが、今頃から晩秋にかけて田圃ではお馴染みの花になっている。*

(カメラ:X-T1)
(レンズ:XF10-24mm F4 R OIS、*印FX55-200mm F3.5-4.8 RLM OIS)

2014年9月22日月曜日

印旛松虫寺とその周辺の秋景色

今日も爽やかな秋の空が広がった! 太陽光パネルの発電量を去年と比較すると33%も日照時間が少なかった8月中ごろから今月初めにかけての悪天候が嘘のようだ。
こんな良い天気ならどこかに写真を撮りに行きたいなあ・・・と考えて思いついたのが隣町(印西市)の印旛松虫寺だ
あそこなら歴史を感じさせる古刹の境内にヒガンバナが咲いて良い雰囲気になっていそうな気がしたからだ。

例年5月の初めにヤマフジを見に訪れるのだが、それ以外の季節に行くのは初めて。 
昔ながらの集落の小路を往き、松虫寺への三叉路に入ると・・・・ このようにヒガンバナが道端を埋め尽くしていてびっくり!  これほど咲いているとは思いもよらなかった。

お寺の境内に入ると、そこにもヒガンバナがあちこちに咲いていた。 これは大木の根元に咲くヒガンバナ! 境内の外れの日向で咲くヒガンバナ! 石塔の傍らで咲くヒガンバナ! 門前で咲くヒガンバナ!   普段何も無いような所に、お彼岸が近づくと突然現れて咲きだすからほんとに不思議な気分になる。  

ここのヒガンバナを堪能した後向かったのは直ぐ近くの大桜で有名な吉高地区。 
そこへ向かう途中の坂道から北印旛沼が見えるので、ヒガンバナが咲いていれば沼をバックにした写真が撮れるかも・・・と思ったからだ。
行ってみると坂道の途中にうまい具合にヒガンバナが咲いていた。       バックにかろうじて印旛沼の湖面が入った写真が撮れた! 他人が見たらどーってこと無いような写真だろうが嬉しくなる!
たあいもないことで喜んで坂を下っていたら・・・  ニラの花で埋め尽くされた畑の縁にヒガンバナが咲いているのが目に入った。 これは凄い!・・・と車を停めてしばし見とれた。 ニラの花の群れの中に入って見回してみると、ここでも遠くに印旛沼が見えた。

思わぬ絶景に満足して下った先で 今度はこのコスモスが迎えてくれた! 今日はほんとに心地よい秋日和の散歩・・でなくてドライブ、大満足の一日だった。

(カメラ:EOS 5D MarkⅡ)
(レンズ:EF28-300mm F3.5-5.6L IS USM)

2014年9月21日日曜日

お彼岸のヒガンバナ!

昨日が彼岸の入り、今朝は墓参りにはうってつけの爽やかな秋晴れになったので9時過ぎに我が家の墓がある近くの霊園に出かけてきた。 
普段は静かな霊園だが、今日ばかりは次々にお墓詣りに来る人で大賑わい。 霊園のあちこちにお花が飾られ線香の煙が漂っていた。

お墓の清掃や草むしりの後お花を飾って線香を焚き、手を合わせながら父母や先祖を偲ぶ。 

しばし墓をながめてからそこを後にし、次に向かったのは先日ヒガンバナの様子を見に行って未だだった谷津田。 
農道を往くと・・・ 道端のヒガンバナが遂に咲きだしていた! 未だ稲刈りが終わってない田圃が残る谷津田の縁をヒガンバナが飾っている! 毎年、こんな青空に映えるヒガンバナを撮りたくて此処にやって来るのが恒例になってしまった。 中学生の頃まで田舎で育ったせいか、こんな景色を見ると懐かしさがこみ上げる!

(カメラ:EOS 5D MarkⅡ)
(レンズ:EF17-40mm F4L USM)

2014年9月19日金曜日

片貝漁港のハゼ釣り

先月利根川ではあまり楽しい気分になれなかったので、今日は片貝漁港に行ってみようと10時ごろ出かけてみた。

昔、片貝漁港では外海に面した突堤から仕掛けを投げてのイシモチ釣りに夢中だった。 良い時には2-30cmのイシモチが面白いように釣れて病み付きなったのだが、長年釣りから遠ざかっていたので重い釣り道具を担いで長い突堤の先まで歩いて行く元気が無いこともあり、港の岸壁で竿も仕掛けも手軽なハゼ釣りをすることにした。

天気は薄曇りで涼しくて、風も穏やかな釣り日和。
うまい具合に満潮の時間だった片貝漁港の岸壁の、昔いくらか釣果があった東端に陣取って釣り開始。 とは言っても片貝のハゼはあまり釣れたことが無いので多分駄目だと思うがどうかなあ・・と仕掛けを投入するといきなりぶるぶるっと当たりが来た!
竿を上げると16cmを超えそうな良形のハゼ! これほど立派なハゼをここで釣ったことが無のでびっくり。  もしかしたらもっと釣れるかも・・・としばらく腰を落ち着けて釣ることにした。

2時近くまで粘ってみたら、最初の16cmくらいの1匹を筆頭に、14cmくらいのが1匹と12cmくらいのが1匹、8~10cm位のが3匹、5~7cmくらいのが 3匹とまずまずの釣果に大満足の釣りだった。

 全ての神経を竿先に集中し、無念の境地で当たりを待つ釣り。 当たった瞬間、手に伝わる振動が大きな感動に変わって一気に気分を高揚させる釣り。 
ストレス解消、心のリフレッシュのためにはこんなに適したスポーツは無いのでは・・・と思う。 釣りはやっぱり面白い! カメラも持参してたのだが、撮ることをすっかり忘れるほどだった。

2014年9月18日木曜日

シュウメイギクが咲きだした!

このところ騒がれているデング熱、雑草やらなんやら藪になっている我が家の狭い庭にも藪蚊が棲息しているので気になるところ。 
何とかしないとご近所迷惑だし・・・と何度か殺虫剤を噴霧したお蔭で幾分数が減ってきた感じがしてきたが、根源を断たねば・・・と蚊の発生源を探していると、 1m位に背を伸ばしていたシュウメイギクが花を咲かせていることに気が付き、60mmマクロにクローズアップレンズを装着したカメラを取り出して撮ることにした。
例年、我が家のシュウメイギクが咲くのは10月に入ってからだが、今年はやけに早いのでびっくり。 
そう言えばいつも10月1日に匂い始めるお隣の金木犀が今年はもう匂い初めてびっくりしたばかりだから、今年の秋の訪れは異常に早い。 ・・・と言うことは寒い冬も早く来るという事かなあ・・・・と心配になる。 これはこの花の中心部を切り抜いたもの。 このカメラ(X-T1)はこういう写真を撮るのが楽しいカメラだ。

クローズアップレンズを着けているついで、ミズヒキの開いた花にレンズを向けてみた。 比較的風の影響のない家の陰の花を狙って撮ってみたのがこの写真。 これはピントが合った部分を切り抜いてみたもの。 肉眼では良く見えない花がこんなに見えるから面白い。 これはゲンノショウコ。 我が家の花は売っている花、この地域に自生するのは白花ばかり、野生の赤い花は無い。 これはツユクサ、先日の草むしりで抜き忘れたものがしぶとく咲いていた。 そしてこれはサクラタデ、この花はもっと増えてほしいのだが、1m近くにも育つので狭い庭では痛し痒しの花。

蚊の駆除方法をかんがえていたら寄り道してしまった。 気を取り直して発生源を探すことにした。 それにしても蚊に刺されて痒い!
(カメラ:X-T1)
(レンズ:XF60mm F2.4 R Macro &クローズアップレンズNo.3 & No.5)