2014年5月30日金曜日

八重のドクダミ

このところ5月と言うのに真夏のような暑さが続いている。 お蔭でぐったりしてしまい、野山の花を撮りに行こう等と言う気が全く起こらない。

数日前から庭のあちこちにドクダミの花が咲きだしていることに気が付ていたが、暑くて庭に出るのも躊躇していた。 でも撮っておかないと好きな花が今年の記録に残らなくなっちゃうよなあ・・・とカメラを取り出し庭に出た。 
街中のいたるところで咲く真っ白なこの花はこの季節を代表する好きな花だ! でも繁殖力が滅法強くて我が家の庭でも遠慮会釈なくはびこっている。 可愛いから良いようなものの、抜いても抜いても又次の年には出て来てしまうから厄介だ。近くでキョウカノコも咲きだしている! この花も好きな花の一つ! 新潟の山村に咲くコシジシモツケを思い出して懐かしい。

ふと思い出したのが裏庭に生えている八重のドクダミ。 どうかなあ・・・と行ってみると 暑い日が続いたせいか、日陰と言うのにもう既に見事に咲いていた! 

(カメラ:X-T1)
(レンズ:XF60mm F2.4 R Macro) 

2014年5月23日金曜日

成田・豊住工業団地の薔薇

今年も薔薇の花を撮りに成田市・豊住工業団地のTDKに行ってみた。 この時期、工場の周りを囲んだ総延長1kmを超える金網のフェンスの薔薇が見頃を迎えたはず・・・と思ったからだ。 

舗装され見違えるように広くなったかっての山中の狭い通勤道路に感嘆しつつ工場に到着。 すぐさまFujifilmのミラーレス一眼、X-T1で撮る薔薇の花はどんな具合か期待を込めつつゆっくりとフェンスに沿って花を巡った。
先ずはこの道路の突き当りまで両脇の花を眺めながら往く。 可愛いピンクのバラに目が留まる! こっちは優しげなところが良い! これは小ぶりの薔薇がちりばめられた壁紙のデザインに似合う花だ! 色とりどりの花を生けたフラワーアレンジメントのようだ!  突き当って右に曲がり、次は工場正門前の通りの薔薇を楽しむ。 真紅の薔薇が綺麗! この白い花も美しい! 大柄のピンクと黄色の薔薇もい一際目立っている! これは何とも言いようのない綺麗な色だ!・・・と感嘆。 これはどこかハマナシのような、薔薇の原種に近い花の感じがする。 これは又贈り物のリボンみたいな変わった花びらの薔薇だ! こっちはピンクと黄色と混ざったような変わった薔薇だ! 思わず目を引く大きな情熱的な薔薇! これは大きいが優しい感じの色の花、花びらがどこも傷んでなくて素晴らしい。 

 薔薇の花は見るタイミングが重要だ。 早すぎると蕾ばかりだし、遅いと花の周辺が傷んできて見る影もなくなってしまう。 今年はちょうど良い時に見に来たようだ。
こうして写真を眺めてみるとなかなか発色も良く、実際に見た感じを再現出来てると思う。 現像さえ失敗しなければ十分楽しめそうで嬉しい限り。
(カメラ:X-T1)
(レンズ:XF18-55mm F2.8-4 R LM OIS)

2014年5月22日木曜日

エゴノキの花が咲いてた!

この日は時折青空が覗いていたが、雲が多くて5月と言うのにあまりパッとしない天気。 どういう訳か上空に寒気が流れ込んで東京ではにわか雨が降ったり雹が降った所もあったようだ。
 それでも手に入れたばかりの望遠ズームレンズを試したくて近くの田園に行ってみた。 これまでの18-55mmや60mmマクロレンズでは遠くの動物とか崖上や樹上の花等は撮るのを諦めなければならなかったが、200mmなら実質320mm相当の望遠になるので有効活用が出来るのでは・・・と期待が高まる。
早速やって来た田圃、育った早苗の爽やかな緑が目立つようになっている!  これは枯れた穂が残る休耕田の荻の林。 この中からオオヨシキリのギョギョギョ!とけたたましい鳴き声が聞こえる。  里山の縁の農道を往くと、傍らにはこのよう我が世の春とばかり咲き誇ろヒメジョオンの群れがある。 こんな雑草も群れて咲く姿は見応えがある。 山裾の薄暗い所でこのニガナが咲いていた。 普段こんな雑草を撮ることは滅多に無いが今日は試し撮り! 行く手に並んで咲いているナガミヒナゲシが射し込んできた陽光に輝いて綺麗に見える! このブタナもあちこちにはびこってすさまじいが、よく見るとなかなか可愛い! ガマズミが咲いてる!・・・と、嬉しくなってきた。 今年は未だ会わない内に初夏の花がもう終わってしまったようだ・・・・とがっかりしていたのは勘違いだったか!

そうだとすれば他の初夏の花に会えるかも・・・・とにわかに元気が出てきて里山の木々に目を凝らしながら歩く。 先ず目に入ったのがこのスイカズラ! 何だか久しぶりに会ったような気がして懐かしい。 ふと足元を見たらこのヘビイチゴが目に入った。 もうこの実が生る時期なんだ!・・・と感慨深くなる。 ノイバラも見つけた。 これも久し振りだ! 葉っぱの上に花を乗せたこのハナイカダにも出会う! ウツギだ! 今年は見損なったと思っていたが、これから咲くところ。  日当たりのいいとこではこのようにだいぶ咲きだしている! それにしてももう終ってしまったなんてえらい勘違いをしたもんだ! 歩いていたら行く手の道が散った花で白くなっている! 見上げるとエゴノキの花が咲いていた!  ちょうど今が満開の時期みたいだ! これは別の場所で見つけたエゴノキ、 ここのは未だ蕾が結構多い!

ともかくエゴの花に会えて嬉しい限り。 それにしても今年は見損なった!・・・とがっかりしていたのは何だろう? ほんとにボケがひどくなってきた!
(カメラX-T1)
(レンズ:最初の1枚のみXF18-55mm F2.8-4 R LM OIS、他はFX55-200mm F3.5-4.8 RLM OIS)

2014年5月20日火曜日

200mmズームの試し撮り

このところFUJIFILMX-T1の使用頻度が増えてきた。 
重くて大きい一眼レフに比べ、ミラーレス一眼は軽くてコンパクトなので持ち歩くのが楽ちんなこともあるが、 以前使っていた他社のミラーレス一眼には無かったファインダーが着いているのでカメラを安定させて撮ることが出来るし、使用頻度の多いマクロ撮影に便利な機能が充実しているのが主な理由。 
これまで18-55mmの標準と60mmマクロレンズをとっかえひっかえ使ていたが、いろいろ撮っているうちに望遠レンズが欲しい場面に遭遇することが多かった。
そこで昨日、思い切って55-200mm望遠ズームを入手。 今夕の4時半過ぎ、曇り空のもと庭に咲く花の試し撮りを行った。 薄暗いのでノイズの発生は仕方ないと諦めISO1600絞り4.8に設定、テレ端のf=200mm、撮影最短距離1.1mでの試し撮りを行い、現像段階では解像度の確認のため部分切り出しを行った。
まず最初はこのベルフラワー。 色の再現で現像にちょっと手間取ったが、今一の感じ。 手間暇かければもう少し実際に近づけることが出来るかも・・・。 これは園芸種のスミレ。 解像度に関しては全く問題なし。 薄暗い所に咲く白い花が良い感じに見えるので撮ってみた。 これはアルペンブルー。 狙った所にピントが合っていてホッとする。 解像度は結構良さそうだ。 これはアケボノフウロ。 解像度は「合格」! このシランも この白花のシランも無難に撮れているので一安心。 この真っ赤なゼラニュームだけは思ったような質感が出ていない。 もっとも、どのカメラで撮っても上手く撮れないのだから仕方ないのだが・・・・。 これは咲き残っているサクラソウ。 手前のマンネングサのような植物の生き生きした感じが良く出ていると思う。

今回近くの物に焦点を当ててみた結果はまずまず、 もっと条件が良ければかなり期待できそうだ。 遠景がどうなるかが楽しみになって来た。
(カメラ:X-T1)
(レンズ:FX55-200mm F3.5-4.8 RLM OIS)

2014年5月17日土曜日

庭の初夏を飾る花

連休前後の疲れが出たのか・・、急に真夏のような陽気になって体がついて行けなくなったのか・・、 ここ1週間ばかり何をする気力も失せたようにただボーっとしていたような気がする。 

ふと我に返ってみると、このところ好きなカメラにも手を触れていないことに気が付いてXT-1を取り出し、花でも撮ってみよう・・・と庭に出た。 最初に撮ったのはこの初めて見る花。 
奥方が「クレマチス」が咲いたというので見たのだが、ハンショウヅルのような花だったのでほんとかいな?・・と調べたら、「クレマチス ロウグチ」と呼ばれて流通しているらしいことが分かった。 これはナデシコの一種。 これは何年か前からこの時期になると咲いていたのだが正式な名前を知らなかったので奥方に聞いたら「ライオン・・・・・」とか言っていたのでおかしいなあ?・・・と調べると、サクラナデシコという名で売られている花によく似ていた。 この花はだいぶ前から咲いていたのだが奥方に聞いても何だか分からないという。 葉を見るとせり科またはキンポウゲ科の形をしている。 
それを手がかりにネットを検索してみると、「ラナンキュラス」というキンポウゲ科の花の可能性が高まった。 
バラの花のように色や形に様々な変種がある人気の園芸植物と分かってびっくり。 このキキョウに似た花もこの時期のお馴染みの花だが名前を直ぐ忘れてしまうので思い出せない。 調べたら「カンパニュラ ポシャルスキャナ」と言う名で、花屋ではアルペンブルーと呼ばれて売られているものだった。 このフウロソウもだいぶ前から咲き続けている! これは何と言うフウロソウかな?・・・としらべたら「アケボノフウロ」と言うのに良く似ていた。 気温が上がって夏日に近い日が続いたせいか、このニオイバンマツリの花が辺りにジャスミンの香りを漂わせて一斉に咲きだした。 季節に敏感な花だ!・・・と感嘆。 見かけない花を見つけた。 奥方に聞いたらこの花は「ヒューケラ」という名で、和名は「ツボサンゴ」と言うものだそうだ。 調べたらこれはユキノシタ科、なるぼどそんな感じの花である。 ついこないだまで小さな花を咲かせていたと思ったモミジがもうプロペラを付けているのでびっくり。 ほんとに成長が早い!…と感嘆。

それにしてもいつも思うのは季節のゆくのが早い事! たしか、ウワミズザクラが咲いてたのを見て次はエゴの花を見に行かねば・・・と思っていたのにうっかりして行かずじまい。 卯の花サワフタギカマツカ等の里山の初夏を飾る花達とも今年は会えずに終わってしまった。 だいぶボケが進んだから、これからは花の暦を見える所に貼っておかないと・・・・。
(カメラ:X-T1)
(レンズ:XF60mm F2.4 R Macro)