2014年1月31日金曜日

初対面のコセリバオウレン!

東京の友達が赤塚植物園で撮ったセリバオウレンの写真を見せてもらって思い出したのが、昔北海道の方から消えかけた雪の中で撮った見たことも無い花の名を教えてほしいと言われ、手持ちの図鑑やネット図鑑をしらみつぶしに調べて返事をしたキクバオウレンというもの。 
よく似た花が東京でも咲くのなら我が北総のどこかに咲いてる所があるかも・・・と、その花を見たくなってネットで調べてみて驚いた。 
なんと北総の里山には今頃コセリバオウレンという種類の花が咲いているという記事が結構多く出ていたが、何処へ行けば見れるか全く分からない。 
こんな寒い時期に里山を歩き回ることは無いので今まで全く知らなかったが、 当ても無く探し回るのもしんどいしなあ・・・と思っていると、たまたま覗いた成田市のぼうそうの村のH.P.にその花が咲いているという記事を発見した。 何でもその場所は園内に再現されている「上総の農家」の裏だというので早速家を飛び出した。
校外授業の小学生で賑わう園内 再現された「上総の農家農家の立派な長屋門を入り、 先ず目に入ったのが真っ盛りのロウバイこれはソシンロウバイだ!

農家の裏手に回ってみたがお目当ての花は見当たらない。 何処か別の所かなあ?・・・とそこをを出る。 農家の外側の笹薮脇に小さな祠がある。 昔よく見かけた田舎の情景だ。 その先で、笹薮を切り開いた小路の先に小さな看板、そこに見えたのは「コセリバオウレン」の文字! 
だが、目を凝らしても何の花も見えないでは・・・。 未だ咲いてないのか終わってしまったのか・・・ ともかく中に入ってしゃがみこんで探してみると、ようやこの花を見つけることが出来た! 目が慣れるにつれてあちこちにこの花が咲いているのが見えるようになった。 背たけが10cm程度の小さな花が枯葉や笹の中で咲いているのを見つけるのは結構難しい。 他に何も咲いていない里山でこの花に巡り合えたら嬉しいに違いない。 友達が撮ったのはセリバオウレンで「コ」が付くのはどこが違うのかと調べたら、葉が2段になってるのが「セリバ・・・」、3段のが「コセリバ・・・」なのだそうだ。

(カメラ:EOS 5D MarkⅡ)
(レンズ:EF28-300mm F3.5-5.6L IS USM 、最後の4枚はEF100mm F2.8マクロUSM)

2014年1月29日水曜日

歴博の春!

暖かくなったり寒くなったり、このところその周期が次第に短くなって春の訪れが近いことを予感させる。
今日は気温が次第に高くなって暖かくなるという予報、それならば!・・・と気になっていた歴博の紅梅と「くらしの植物苑」の様子を見に行ってみることにした。
歴博に到着し、裏手の梅林に直行。  咲いてる咲いてる! 去年は遅かったが今年は平年並みに咲き出したようだ。 日の当たる方の枝は既に三分咲き位になっている! アップで見た花は霜焼けも無く綺麗! これから咲き揃うのが楽しみになってきた。 時期を見計らってまた見に来よう。 ふと、メタセコイヤの樹があることに気が付いた。 この樹の新緑と梅の花が同時に見られると良いが・・・、無理かなあ。 近くの高木の上で賑やかな鳥の声! ヒヨドリセンダンの実を啄んでいるのだ! 見回すと未だたわわに実をつけたセンダンの樹もある。 樹によって実の熟し方が違うのかも・・・等と思いながら眺めてたら、上空に猛禽が現れた! 飛んできたのはこのトビだった。上空から何か獲物を探しているようだ。

次に佐倉城址公園を抜けて向かったのは「くらしの植物苑」、お目当てはマンサクロウバイ等の花だ。 ここは今ちょうど山茶花展を開催中だった。 先ず最初に目に入ったのはこのミツマタの蕾。 花が咲くのも近そうだ。 やっぱりマンサクが咲いていた! この花、この辺りの里山ではとんとお目に掛かかったことが無い。 図鑑には関東西部以西に分布と書いてあるからこちらの関東東部には自生してないのかもかも・・・・。 近くに炸裂したような黄色い花! これは見事なヒイラギナンテンだ! ロウバイも咲いていた! ・・・と思ったら付いていた名札には「ソシンロウバイ」と書いてあり、 おやっ?と首をかしげる。 その近くに咲いていたこの芯が赤いロウバイの名札には「ロウバイ」と書いてあるではないか!今まで長年取り違えて覚えていたらしく、これが「ソシンロウバイ」だと思っていたが、そう言えばちゃんと調べたこともなく、勝手にそう思い込んでいただけだったようだ。 
知ったかぶりして人前で言ったら赤っ恥をかく所だった。

(カメラ:EOS 5D MarkⅡ)
(レンズ:EF28-300mm F3.5-5.6L IS USM)

2014年1月26日日曜日

梅を求めて宗吾霊堂へ

今日は朝からどんより曇ってうすら寒い天気だったが車の点検に隣町のディーラーまで出かけて行った。 車を預けた後、貸してくれるという代車を断り8kmのウォーキング。 
写真を撮るには天気が悪すぎるが、運動不足の解消と、途中、宗吾霊堂の梅の様子も見たかったから強行! 

何だか雲行きが怪しい中を歩き始めて直ぐ、賑やかな子供の声が聞こえてきた。  成田市の平成小学校の脇に差し掛かると、ジャージ姿の子供が集まっているのが見えた。 今日は日曜なのに何だろう?
フェンスの看板から、それは少年サッカー教室だと分かった。 日本のサッカーが強くなったお蔭で少年のサッカー熱も高まっているようだ。 京成電車の公津の杜駅前を通過してやって来たのは調整池のある冬枯れの公津の杜公園。 いつもは車で脇を通過するだけなので良く見たことが無かったが、近くで見ると町の公園としてはよく整備されていて感心! 遠くて識別できないが、結構水鳥もやって来ているようだ。  一旦下って又登るこの宗吾霊堂への道。 車で行くとたいしたことないが歩くと意外に遠く感じてしまう。 こんな所に教会があった!・・・と、今まで気づかなかったのが不思議な気持ち。 歩いてこその発見だ。 宗吾霊堂にやって来た。 観光バスが去った後は土産物を売る店に人影はない。  宗吾父子像の基部には何時ものように沢山の色鮮やかな風車や小さなお地蔵さんが供えてある。 この世に出る前に亡くなった水子供養子供の安全祈願のためというから親の悲しみや愛情の深さを垣間見る感じ。 日曜なのに1月も終わりに近づくと参拝客も少ない。 何人かの参拝客が集まったのか、お坊さんがやって来た! 梅の花はどうかなあ?・・・と境内の裏手の梅の木を見に行ってみると、かろうじてこの一輪だけ咲いているのを見つけた。 見頃はやっぱり2月末かも・・・・。  宗吾霊堂を後に田園地帯をひたすら歩き家まで1km位まで来ると、道端のこの水仙が迎えてくれた。

今日は天気が悪くて出番のなかった重いカメラを背負っていたせいか、2時間近い坂道の多い散歩でさすがに肩が痛かった。 
(カメラ:NEX-3N)
(レンズ:E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS)

2014年1月23日木曜日

10年ぶりに「をくずれ水仙郷」へ

今日は気温も上昇して穏やかな天気になるという予報に、かねてから又行ってみたいと話していた南房総の「をくずれ水仙郷」に、奥方と連れだち行ってみることにした。

最後に訪れたのは2004年だから10年ぶりの再訪、のどかな雰囲気に感動した当時と様子が変わっていなければ良いが・・・と期待しながら家を9時過ぎに出発。
  当時と違うのは昨年出来た圏央道を使えること、混雑する市街地を抜ける必要がなくなって、 鋸南町の富山インターに着いたのは11時。
数台の大型観光バスが停まっていた見覚えのある駐車場に車を停め歩き出す。 こんな山村ののどかな生活道路が散策路。 道端の至るとこに水仙が植えられて、辺りに漂う甘い香りが心地良い。 辺りの山並みはいかにも南房総、おむすびのような三角の山が印象的! こんな田舎の風景も懐かしい! 菜の花が咲いてる!・・・と感動。 早速それをバックに水仙を撮る。 下の駐車場から歩く人もいれば、車で見物するお年寄りや足の弱い人もいる。 道を歩いていただけでは気が付かなかったが、こんな棚田だったんだ!  10年前は出来たてだった「をくずれ水仙郷」と書かれたこの石柱、長い時を刻んでくすんでいる! 石垣の上に水仙が咲いている見覚えのある神社(八雲神社)。   蘇鉄がいかにも南国を感じさせる! それにしてもなんて優雅な花! こんな所に咲いていても絵になる水仙! だんぼの脇でもそれとなく水仙が咲いているのにも癒される。 こんな山里の懐かしいアートにもしばし見とれていた。
(カメラ:EOS 5D MarkⅡ)
(レンズ:EF28-300mm F3.5-5.6L IS USM)