2013年12月5日木曜日

晩秋の郷歩き

12月ともなると、普段暇をもてあましてグータラな生活をしている年寄りも何かと気ぜわしくなってくる。 
滅多に拭かなくなって曇りっぱなしの窓のガラスを磨かねばならぬし、戸車がすり減って以前から窓の開け閉めが重くなっていたのを何とかしなければならないし、 新年を迎えるからには石鹸かすがこびり付いて汚れた風呂場も何とか綺麗にしなければ・・・等次々と頭に浮かんでくる。
今日も二時過ぎになって奥方が、お墓の掃除をしとかなくちゃ!・・と言い出したので散歩を兼ねて出かけることにした。
線路際の道を往くと、向こうの公園のメタセコイヤが色づいている!

大通りに出てお墓に向かう。 大通のイチョウ並木はだいぶ葉が落ちて晩秋の佇まい。 図書館脇のプラタナスも秋の終わりを告げている。 ふと足元を見ると、なんと道路の隙間にスミレが咲いていた! お墓への細い脇道を往くと、農家の生垣でこのクコの実をみつけた! 我が家から歩いて30分、里山を切り開いて造られた墓地に到着! お墓の周りの草むしりをして新年を迎える準備完了。 墓地から下ってすぐ下は草深い秋色の谷津。 こんなにガマの白い綿毛が目立つ時期に見たのは初めてかも・・・ 葉が落ちた梅林の上の里山は黄葉真っ盛り! このの赤い色も晩秋を感じさせる! それにしても小さな樹のわりに大きな柿の実だ! 近くの樹に小鳥の群れが飛んできた! 遠くて小さいので何だか分からなかったが、このように部分拡大したらエナガだと判明! 

そこから坂を登っての帰り道、 畑中の柿の木に目が留まる。 いやに小さな実が混じってる・・と思ったらカラスウリが絡んでいたのだ。 農家の生垣に正真正銘のカラスウリ大きな山茶花の花もある! 町外れの東光寺、三人づつ向き合って立っている六地蔵。 散歩の終点で見下ろす街並。 時間は3時47分。 随分陽が短くなった!

(カメラ:NEX-3N)
(レンズ:E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS)