2011年4月30日土曜日

田園に初夏の足音!

この前町内の桜の花を巡り歩いてからしばらく散歩に出ていない。例年だとこの時期はあちこち花を巡り歩いて忙しいのだが、今年はすっかりご無沙汰してしまい、もう既に4月も最終日になってしまった。 この先の天気予報はあまり芳しくないので、爽やかな新緑の風景に浸れるのは今日位かも・・とおふくろの朝食を済ませて手の空いた時間を見計らい急いで散歩に繰り出した。
前の通りに出たとたん、近くの家にピンクと白のハナミズキが綺麗に咲いていることに気がついた!
道端の街路樹の根本には既にアヤメが咲いている。 もうこの花の季節なんだ!
その先で今度はフジの花が咲いている家があった! 東京で咲きだしたとの情報はあったが、いつものようにわが町はも少し先だろうと思っていたのでびっくり!
坂道を上って図書館前に来たとき、その庭にヤマボウシが咲いているのが目に入る。
ハナミズキとヤマボウシは同じ時期だったかなあ・・と思いながらしばし眺めていた。
国道の横断歩道にやってくると、この中央広場の八重桜が見えた。近くで八重桜の名所がないかなあと考えたが出てこない。
道端の草むらはこのナガミヒナゲシの花で華やかな雰囲気になっている!
旧成田街道近くではこのコデマリに対面! 実は当初オオデマリかと思ってましたが、これははコデマリだよ!・・と教えてもらいました。なるほどこれはバラ科でオオデマリはスイカズラ科と全然違う種類なんだと分かり、目からうろこの気分でした。
酒々井小学校近くを歩いていたら、遠くの家の庭がピンクに染まって見えていた。 望遠レンズで覗いたら、これもハナミズキの花だ! この花は華やかでよく目立つ。
小学校の先の急坂を下って行くと、樹間から新緑に覆われた本佐倉城址が見えた。 下の田圃は既に水が張ってある!
大地震や放射能に怯える日々が続いているが、もうここ数日が田植えの最盛期なんだと思うと感慨深い。
城跡の入り口、新緑が心地良い!
千葉氏の紋章をあしらった盾が並ぶ城跡を登る。
倉跡にやってくると、そこは去年同様菜の花と鯉のぼりで飾られていた! 
さらに登って振り返る景色もまた心地よい。
倉跡の上から北側の空堀に下りると、そこにはシャガの花が咲いていた! この季節の代表的花だ。
チゴユリが群生する「物見」の尾根に行ってみると、なんと今年は見当たらない。わずかに咲いていたこの花でお茶を濁すこととなる。辺りが刈り払われて乾燥したのが原因じゃないかなあ・・・。
ふと近くの樹の梢にこの山藤が懸っているのが目に入る! 去年もフジの花が見事だったが今年も良さそうだ。
「馬出し」の切通しの外に出ると、そこには爽やかな景色が広がっている。
辺りの草むらはこのカキドオシの大群落!
ウワミズザクラの花が咲いていた。 今年は少し遅いようだが、この花の季節でもあったのだ!
灌木に房のように青い実がぶら下がっていた。 この樹はキブシだ! キブシの花がこんな実になるとは知らなかった。これは初対面だ!
薄暗い藪の中に紫の花が・・と覗いてみると、それはハナダイコン(オオアラセイトウ)だった!
久しぶりの散歩で最初は体がだるかったが、呼吸がリズムに乗り出したら次第に楽になってきた。今日は7,000歩の散歩の最後をこのタンポポの花で締めくくった。