2010年10月27日水曜日

里山の秋の草花

二番目の孫の誕生やなにやらで、我が家は珍しく忙しいし秋になっている。 その上今年の秋は天気が良くない。 今朝窓を開けたらまるで真冬のような冷たい風が入ってきて思わず首をすくめるほど! こんなに天候が急変しては体がついてゆけないし、カメラ片手の田園散策もなかなか思うに任せないなあ・・・と思っていたが、そろそろサラシナショウマセンブリの花の咲くころでは?・・と気になりだすともうじっとしてられい。 早速いつもの里山に行ってみた。
里山の縁にやって来てみると、いつもの年よりサラシナショウマの数が少ないが咲いているには咲いている。 
この花を見るのが恒例になっているのだが、陽のあたらぬ里山の縁とはいっても、こんなに手がかじかむほど寒い中で見たのは初めてだ!
去年は10月10日にこの花の写真を撮っているので今年は例年よりかなり開花が遅い感じ。
それにしても陽が射す田圃が恋しいくらい寒くてかなわない!
咲き残ったヤマトリカブトに対面。 もうそろそろ里山は冬支度のようだ。










あまりに寒いので早々にそこを退散、今度はセンブリの咲く町の運動公園の里山に行ってみることにした。 途中国道わきの土手に立ち寄り、茅の根元に寄生するナンバンギセルを探してみると・・・
咲いてた咲いてた! ナンバンギセルがたった3輪、そのうち綺麗に咲いていたのはこの一輪だけだった。 猛暑の夏を乗りきって咲いたのだからたいしたものだ!
見れば見るほど不思議な花! ギンリョウソウには随分ご無沙汰だが、この花だけは毎年のように会えるのでありがたい。




そこを後にお目当ての運動公園の里山へ行く。 そこも陽の当たらぬ山裾だが北風が遮られていてさっきの里山よりしのぎやすい。 目を凝らして探していると・・・
最初に見つけたのはこのセンブリの蕾。 今年は未だなのかなあ・・・、去年は10月14日に会ってるのに!
・・・と思っていたらようやく咲いたばかりのこのセンブリの花に出会った!
目を凝らして探してみるががやっぱり猛暑の影響なんだろう、未だ蕾を付けたものがやたら多いが、しばらくして又この花を見つけた。
未だ咲き始めたばかりで花は少なかったが、もう一週間もすれば咲き揃うにちがいない。
帰り際、見上げた運動公園の銀杏がもうこんなに黄色くなっていたのに感嘆。