2010年10月8日金曜日

里山の秋

我が家周辺に金木犀の心地よい香りが一段と立ち込めてきた今日あたりは、陽気も長袖のシャツが欲しいくらいの涼しさ。 この秋らしい陽気に、ふとサラシナショウマの咲く里山の様子が気になってきて、早速出かけてみることにした。 
北総台地に入りこむ谷津田に降りる急坂の小径を行くと、やがてお目当ての里山の縁が見えてきた。 だが遠目にはどこにもあのサラシナショウマの白い花の色は目に入らない!
谷津田の縁には遅いヒガンバナが咲いている。
田圃の向こうの草が生い茂った田の畔が赤く染まって綺麗なのは何かな?・・と望遠で覗いてみたら、それはこのイヌタデの群れだった。
里山の縁で最初に出会ったのがこのキバナアキギリ、「そうか、もうこの花の季節だったんだ!」と既に秋が到来していることを実感!
次に出会ったのはやはり秋の里山を飾るこの白い菊、好きな花だが名ははっきりしない。 多分シロヨメナだと思うのだが・・・・
これも大好きな花のヤクシソウ。 この辺りの里山でよく見かける秋の花だ!
ふと田圃の溝を見ると、可憐なミゾソバの花が咲いている! 
嬉しくなって思わず近くに行って覗き込む。
紫色の花が目に入る。 おっ ヤマトリカブトが咲いてる! ・・と思わずつぶやく。
ヒヨドリバナも咲き始めている! 今は極めておとなしいが、その内この辺りの里山はけたたましいくらいに育ったこの花で埋め尽くされるのだ。
山の裾にこのイヌショウマが咲いていたが、やはりサラシナショウマの姿は無い。
サラシナショウマの蕾があった! 未だこんな状態では咲き出すのはだいぶ先のようだ。 それにしても例年はいつごろ咲き出したか思い出せない。 歳のせいか、どうも物覚えが悪くて情けない。