2010年6月7日月曜日

初夏の道草

季節の変わり目のせいか足腰の節々に痛みを感じて気分が良くない日が続いていたが今日は久しぶりに痛みが薄れてすっきりした気分、初夏の草花でも見てこようと久々に散歩に出かけた。
家並を過ぎた頃道端で出会ったのがこのキキョウソウ!  この可愛い花、我が家の庭でも見かけることのある繁殖力旺盛な北米原産の帰化植物だ。
しばらくすると今度はこのアメリカフウロに遭遇! この花も北米原産の帰化植物でよく見かける花、ゲンノショウコによく似ているが葉が細くて切れ込みの大きいのが特徴。


行く手の道端に見たことも無いブーケのように黄色い小さな花の束!
 見るとマンネングサのような花が密集して咲いている! 葉はベンケイソウの仲間のようだが・・と後で調たら、これはキリンソウ(黄輪草)というベンケイソウ科キリンソウ属の初対面の花だった。
10分位歩いてしっとり汗をかいた頃田圃の畦道に入ると、 水を張った田を渡る風が心地良い!
畦道に茂ったスギナの緑も心地良い!
畦道に点々とこの小さな黄色い花が咲いている。  コモチマンネングサだ!
田圃を抜け、この山寺のある里山に分け入ってみる。 見に行くのをすっかり忘れていたキンランがもしかして未だ咲き残っていないか・・と期待したのだが、見つかったのは花の跡だけだった。
昼なお暗い里山の小径、お墓の中を抜けて行く。
森を抜け畑に出て直ぐに出会ったのがこのヒメコバンソウ(姫小判草)! イネ科コバンソウ属で別名スズガヤというらしいがこれもヨーロッパ原産の帰化植物という。
今度はこの大きなコバンソウ(小判草)! ヨーロッパ原産で明治時代に観賞用として持ち込まれたのが野生化し、今ではあちこちではびこっている。 それにしても外来種のなんと多いことか! どれが在来種なのか見当もつかなくなっている感じだ。 TVであちこちの睡蓮の駆除の話をしていたが、睡蓮まで殆ど外来種だったとは!・・とびっくりしたことを思い出す。