2010年6月24日木曜日

梅雨晴の田園

今日は気温は30℃近くまで上がったが梅雨時には珍しくサラッとした空気、 先日、里山にクマノミズキが咲いていたと聞いたので、この陽気なら散歩がてら見に行ってこようか・・・とカメラ片手に家を出たまではよかったが、ものの10分も歩かぬうちに玉の汗! やっぱりこの時期の散歩は余程の覚悟が必要だわい・・・とペットボトルの水を飲む。
それでも道端の草むらでこのネジバナに出会って思わず「おっ もう咲いてるんだ!」と嬉しさが込みあげる。  このところ季節感がすっかり狂っていたのでこの花の季節だったことなんかすっかり忘れていた。
直ぐ近くの草むらで今度はあまり見慣れぬナデシコのような小さな赤い花が咲いている! よ~く見るとこれはヨーロッパ原産のノハラナデシコだ!
国道の信号を渡って草むらの中の路を行くとすぐさまこのオカトラノオの群落に遭遇し、 「もうこの花の季節になってたのか!」・・と驚く。  これは全く予想していなかった!
樹陰の坂道を行くと林の中はこのドクダミの群生地! 薄暗い森の中に散りばめた白い花が意外に新鮮だ!
坂の途中の農家の庭 はアジサイの花盛り! 思わず立ち止まって覗き込む。
上り坂の終点のこの見事なアジサイにもしばし見とれる。


旧成田街道を横切り、酒々井小学校横の小径を行くと、やがて樹陰の急な坂道。
 もうすぐ谷津田に降りるというところでこのホタルブクロに出逢う。
坂道を下りきって里山の縁を見るとここにもホタルブクロが群生していた!
緑濃くなった田圃の中の畦道を抜けて、本佐倉城址の入り口の菖蒲田に来る。 もう既に花は盛りを過ぎている感じだった。
本佐倉城址入り口、東山馬場跡のアジサイが綺麗に咲いている!
東山の物見台跡に登って見渡す田圃は既に緑一色、もう二ヶ月もすると収穫なのだと思うと感慨もひとしお!
城跡の斜面もホタルブクロの最盛期!
お目当てのクマノミズキが咲いていた!  しとしと降る雨に煙った里山に白い傘を幾重にも重ねたように花を付けたこの樹が点在する情景を通勤電車の車窓から眺めた記憶が懐かしく蘇る。

2010年6月21日月曜日

宗吾霊堂の紫陽花

昨日紫陽花の季節ももうすぐおしまいになりそうだとWEB友達が教えてくれてふと我に返った。  ほんとにぼやぼやしてる内に見損なってしまう!・・と今日急いで隣町の宗吾霊堂紫陽花を見に行った。
第五回紫陽花まつり最中の宗吾霊堂、裏手の駐車場の周囲は綺麗な花に囲まれていた。
月曜日の朝ということもあって、駐車場脇から入った紫陽花園は静まり返っている。
この季節ならではのしっとりと落ち着いた色が心地良い。 
以下は園内を散策しながら撮ったスナップ写真だ。










2010年6月20日日曜日

庭のホタルブクロ

しばらく風邪気味で調子が良くなかったが、今日いつの間にか治っていることに気がついた。 ふと、今どんな季節になってるのだろう・・と考えたがとっさには何も思い浮かばないのだ。 体調を崩してぐーたらした生活が続いたお陰か歳のせいか、すっかり気力も季節感も失せていたようだ。 こうしてはおれないぞ!・・・と久しぶりにカメラを手に取り庭に出て、庭のあちこちに咲いているホタルブクロにレンズを向けた。
玄関脇で真っ先に咲き出すのがこのホタルブクロ
こちらはギボウシの花壇の中に紛れ込んで咲いている!
裏庭を覗いてみると、通路を塞ぐようにホタルブクロが咲いている!
その奥にこの白いホタルブクロが咲いていた! これは記憶にないのでちょっとびっくり。 




それにしても庭のホタルブクロがこんなに咲いてるということは気づかぬ内に季節がどんどん進んでいるということだ。 ほんとにうかうかしてはおれないぞ!

2010年6月12日土曜日

今盛りの花と戯れ

このところ体の節々が痛んだりして調子が悪い日が続いていたが、昨日辺りから喉の奥が痛み出したのでとうやら風邪が原因だったようだ。 寒かったり暑かったりで体のコントロールが上手く行かなくて寝冷えしたようだ。今日は又一変して30℃にもなるうだるような暑さだったが、退屈しのぎに庭に今盛りと咲いているドクダミキョウカノコシモツケの花にレンズを向けて遊んでみた。
これらは八重咲きのドクダミ。 毎年のように株を増やして咲いている。
こちらは100mmのマクロレンズで撮ったもの。
キョウカノコも既に満開だ!
これもマクロで撮ってみる。 近くで見ると蘂の長い小さな花が密集しているのが良く分かる!
こちらはシモツケ
これもマクロで撮ってみると意外で面白い!

2010年6月7日月曜日

初夏の道草

季節の変わり目のせいか足腰の節々に痛みを感じて気分が良くない日が続いていたが今日は久しぶりに痛みが薄れてすっきりした気分、初夏の草花でも見てこようと久々に散歩に出かけた。
家並を過ぎた頃道端で出会ったのがこのキキョウソウ!  この可愛い花、我が家の庭でも見かけることのある繁殖力旺盛な北米原産の帰化植物だ。
しばらくすると今度はこのアメリカフウロに遭遇! この花も北米原産の帰化植物でよく見かける花、ゲンノショウコによく似ているが葉が細くて切れ込みの大きいのが特徴。


行く手の道端に見たことも無いブーケのように黄色い小さな花の束!
 見るとマンネングサのような花が密集して咲いている! 葉はベンケイソウの仲間のようだが・・と後で調たら、これはキリンソウ(黄輪草)というベンケイソウ科キリンソウ属の初対面の花だった。
10分位歩いてしっとり汗をかいた頃田圃の畦道に入ると、 水を張った田を渡る風が心地良い!
畦道に茂ったスギナの緑も心地良い!
畦道に点々とこの小さな黄色い花が咲いている。  コモチマンネングサだ!
田圃を抜け、この山寺のある里山に分け入ってみる。 見に行くのをすっかり忘れていたキンランがもしかして未だ咲き残っていないか・・と期待したのだが、見つかったのは花の跡だけだった。
昼なお暗い里山の小径、お墓の中を抜けて行く。
森を抜け畑に出て直ぐに出会ったのがこのヒメコバンソウ(姫小判草)! イネ科コバンソウ属で別名スズガヤというらしいがこれもヨーロッパ原産の帰化植物という。
今度はこの大きなコバンソウ(小判草)! ヨーロッパ原産で明治時代に観賞用として持ち込まれたのが野生化し、今ではあちこちではびこっている。 それにしても外来種のなんと多いことか! どれが在来種なのか見当もつかなくなっている感じだ。 TVであちこちの睡蓮の駆除の話をしていたが、睡蓮まで殆ど外来種だったとは!・・とびっくりしたことを思い出す。