2009年5月11日月曜日

得体の知れぬ庭の花

真夏のような陽気になった昨日はニオイバンマツリが一斉に香りを発散させてむせ返るようだった。 素敵な香水も濃厚すぎると咳き込んでしまい閉口するが、
今日は曇りで気温も25℃以下の陽気、匂っているかなあ・・と窓を開けると、昨日より穏やかな香りが漂っていた。
ふと鉢に植わっている小さな木に花が咲いているのが目に入った。 こんな木があったっけ?・・・と奥方に聞いてみたら、友達に貰ったハクチョウゲだという。 そういえば家の通りに面した所にこの小さな垣根があるのだが、花が咲いた記憶が無い。
側らにこんもり茂ったベンケイソウの葉の中にピンク色が見える。 何だろうと覗いてみると花が咲いているのだ。 今まで観葉植物かと思っていたが花が咲くんだ!・・とびっくり。 園芸種の図鑑を見るとこれは「オオベンケイソウ」、本来ならこんもりとした立派な花が咲くようだ。
隣とのフェンス際にひょろひょろ伸びた茎の先に咲く小さなピンクの花を見つけた。 茎の感じはユキノシタの仲間のようだが何だろうと再び奥方に聞いてみたところ、「ツボサンゴ」、流通名を「ヒューケラ」というユキノシタ科の花だという。 こんな花を庭で見たのは初めてだ!
ボケの木の茂った葉の中に赤い色が見えたので何だろうと覗いてみたら、何を間違えたのか花の蕾が四つもあった!  暑くなったり寒くなったり、このところの陽気の目まぐるしい変動にこのボケも惑わされたに違いない。
何時まで経っても栽培種の花は覚えられない。そんなこともあり「わが家の庭には得体の知れない花が多いなあ・・」とつぶやきながら裏に回る。 そこにはちょっと前に咲いていたチゴユリが、何時の間にやら実を付けていた。