2009年3月3日火曜日

足踏みする田園の春

暮れから正月に掛けてよく晴れたのに、2月からは天気の悪い日がやたらに多い。今日も昨日の快晴が嘘のようにどんより雲ってうすら寒くなってしまった。 それでも雨が降らない限り歩いてこよう・・と散歩に繰り出した。 
先ずやって来たのが河津桜の樹のある4丁目の線路際。 ここは他より開花が早く最初に見頃を迎えるのだ。
天気が悪いとカメラを向けたい物が見当たらず、せっせと歩くことに精が出る。 街を抜けて坂を下って本佐倉城址近くの田圃に降り立った。 田圃は既に綺麗に田お越しが済んでいるようだ。
山際を歩いていると側らの崖に貝殻が堆積して露出した層が目に入る。 「上岩橋貝層」と言って、町の史跡案内には「約15~20万年前、この付近が古東京湾であったころ堆積してできた貝層。 成田層下部にあり寒海系の140種類の貝化石が含まれます。 県指定文化財。」と出ていた。
田圃の脇に大きな梅ノ木が今盛りと咲いている。 町の樹に指定されているせいか、庭はもとより道端や畑や田圃等、いたるところに梅の花が咲いている。
正面から吹き付ける冷たい風に思わず首をすくめながらひたすら歩く。 じーっとしていては寒くてかなわない。 もうそろそろ4kmを過ぎるころかなあ・・と思う頃、上岩橋の線路際の河津桜の並木にやって来た。 北風の通り道だけにここのは開花が他より遅く、未だほとんど蕾の状態。 ここが見頃になるころは、春は本番に突入するに違いない。