2009年1月25日日曜日

町の古い道標

ここ数日雨や曇りの日が続いたが、今朝は久しぶりに眩しい陽の光が射しこんで気分まで晴れ晴れする。 早速鈍った体をほぐしにウォーキングに出かけた。 街中はあまり撮りたいものも見当たらないのでひたすら歩いていたが、
ふと国道を渡った旧道脇に古い道標があることに気がついた。 ここは旧成田街道、右手は「七栄三里塚道」、左手は「成田佐原道」そして後方は「佐倉千葉道」と書いてある。 国道51号線が出来たのが何時ごろか知らないが結構古い道標のようだ。
車がやっとすれ違える位の狭くて曲がりくねった昔ながらの道を行くと、京成酒々井駅からのT字路に又道標を見つけた。 T字路の突き当たりにあるこの道標には右が「成田佐原道」、左方向は「宗吾安食道」とあり、後方は右側面には「酒々井停車場佐倉千葉道」、左側面には「酒々井停車場佐倉東京道」と書いてあった。 停車場とあるからこれはきっと明治以降に作られた道標に違いない・・と思いをいを巡らす。
更に行くとやがて京成電車の踏切を越え宗吾霊堂方面への県道に出た。 来た道が県道を横切った所に又道標があった。 一部欠けているが右手は明らかに「宗吾道」と読める。 左手はと見ると「公津十八丁」、「安食三里廿四丁」と書いてある。 「」ってのは確か100m位だったから公津まで2km弱、安食まで15km弱ってことになり今でも何等違和感が無い数値だ!・・と感嘆。
昔の人は車も自転車も無かったのだからちょっと出かけるのも大変な思いをしたのだろうなあ・・等と思いながら、やがて田圃の畦に入った。
今年は早くからホトケノザやオオイヌノフグリが咲きだしている。 ところどころに既に群落になっているところもあって雑草好きにはほんとにたまらないなあ・・と喜んでいたら足元に小さな花を見つけた。 その花、今年最初に出会った「ヒメオドリコソウ」だ。 雲一つない青空の下、撮るものもあまり無いのでひたすら歩いていたら背中がしっとり汗ばんできた。 今日は1万歩間違いないなあ・・と達成感が湧いてくる。街外れの用水路に戻ってきた。
何時ものようにカワセミの姿を探しながら川上に向って歩いていたら水路脇の桜の枝に「ジョウビタキ」がとまった! 今シーズン初対面、よくぞ姿を見せてくれました!