2009年4月30日木曜日

谷津田の里山

今日も良い天気、幾分気温が上がってちょっと暑かったが、 奥方に運転を頼んで気がかりな里山のの様子を見に出かけてみた。 
山裾に車を停めて谷津田に降りて行く。 耕作放棄田の目立つ谷津田だが、田植えの準備をするトラクターの姿も見える。
未だ眼が慣れぬ為ふらつくことがある足元の農道にはヘビイチゴの黄色い花が咲乱れている。
この1cmにも満たない白い小さな花も咲乱れている。 これはノミノフスマ。 どこにでも生えている雑草だが、よく見るとなんとも愛らしい花だと思う。
日陰の山際はこの小さなタニギキョウの白い花の群落! この小さな花は間違いなくキキョウの特徴を備えていて、この時期の里山の樹陰で出会うのが楽しみな花の一つなのだ。
ちょっと形の違う白い花の群落もある! 近くで見てみるとそれは他のスミレよりも一回り小さなツボスミレ。 この辺りの里山の日陰にはこの花も結構多い。
行く手の里山の樹を飾る薄紫の藤の花をようやく見つけた! 未だ咲き始めたばかりのようだ。
今度は杉林に絡まる藤を見たくて谷津田の奥に進む。 やがて里山のなんとも眩いばかりの新緑が見えてきた。
更に奥にあるお目当ての杉林が見えるところにやって来ると、 未だちょっと早いが、既に杉の樹には懸崖作りの藤の花が咲き始めていた!  あと1週間もすれば見事な花がなりそうだ。

2009年4月28日火曜日

新緑の田園散歩

今日は幾分気温が低く歩くには最高の爽やかな陽気、 里山に藤の花が咲いてないだろうか・・・と思いながらと久しぶりに足慣らしの散歩に出た。
先ずは直ぐ前の町の公園、「上が作緑地」を通り抜けてゆく。 新緑の公園にはフランスの豚のサラダと言われる「ブタナ」が咲き出していた。
イワガサの花も咲いている!
JR酒々井駅前、 ロータリー脇のオブジェの周囲に植えられたクスノキの緑が美しい!
屋並みを通り抜け、何時に無く流れの速い中川の用水路を渡り、田圃に向う明るい農道に入る。
もう既にあちこちの田圃には水が張ってあり、 何とも可愛いハルジオンの薄いピンクの花が咲いている。
農家の脇に差し掛かると、道端に綺麗なアヤメが咲いていた。
例年藤の花が懸かる里山の杉の樹が見えるところに行って見上げると、 咲いてる咲いてる! 確かに藤の花だ!  今年もあちこちの里山のヤマフジが楽しめそうだ・・・と嬉しくなった。

2009年4月27日月曜日

華やかな庭の季節

天気は上々だが相変わらず風が強い中、眼の手術の経過を診て貰ひに病院へ。 いたって良好との診断結果にほっとするものの、傷口が安定するまで車の運転は禁止とのこと。 そこで今日はこの時期咲きだして華やかになってきた庭のツツジを撮ってみることにした。
これは花びらの縁に模様のある可愛いツツジ。
こちらはバラの花のようなツツジらしからぬ八重咲きのツツジ。 日当たりが悪い玄関脇に上のと一緒に並んで植えてあるためか、20年近くなっても背丈が50cmにも満たないのが可哀そう。
通路脇のタツナミソウがだいぶ咲き揃って綺麗になっている! この淡い紫の花の色が何とも言えない。
このミヤコワスレも咲き揃ってきた。 珍しくも無いのだが、綺麗だなあ・・・と通るたびについ見とれてしまう。
裏庭に回って見たらこのスズランが咲き出しているのが目に入ってびっくり。 もうこの花が咲き出す季節だったか!
そこら中に勝手に生えているこの花は写真を撮るのに一苦労。 カメラに向ってボースを取ってくれたら良いのになあ・・・。
スズランノ葉陰にオドリコソウの姿が見える! 日当たりが悪いから未だボツボツとこの花も咲いてくる。

2009年4月24日金曜日

右目で覗いた初夏の花

手術をした眼が思いのほか良く見える。 いつもだと左目でファインダーを覗くのだが、これまで見えなかった右目で覗いてみたらどうかなあ・・とカメラを持って庭に出た。
何時の間にか可愛い花を一杯付けた鉢植えのヒメウツギが目に入り、早速右目でファインダーを覗いてみると、嬉しくなるほど良く見えた!
シランも咲き出してる。 右目はピントを合わせるのに何の問題もないようだ。
50cm以上に伸びたセイヨウオダマキも花を咲かせている。
片隅ではチョウジソウが何時の間にか咲き出している! この花、他には見かけない独特の姿なので何の仲間なのか思い出せない。 そこで調べてみたら、なんと「キョウチクトウ科・チョウジソウ属」だという。 なるほどこれでは想像がつかないわけだ。
庭のあちこちには周辺の里山に多いホウチャクソウも咲いていた。 これはなかなかしぶとくて、抜いても抜いても生えてくる。
近くの農道で良く見かけるカキドオシも咲いている! 我が家の庭は雑草の絶好の生育地になっているようだ・・・と思っていたら奥方から異議申し立て。 これはカキドオシの仲間だが葉に白い斑入りの「グレコマ・ヘデラケア」と言う園芸種なんだって!
植え込みの中を覗いてみたら、その中に花を咲かせたエビネランの鉢が隠れていてびっくり。

2009年4月23日木曜日

遂に白内障の手術!

以前から右目が極度の近視のうえ白内障が進んでこの写真のように辺りが暗いぼんやりとしたセピア色に見えていた。 「この病気は手術で簡単に治せるというからそろそろ手術を受けなければなあ・・・と、今日は覚悟を決めて精密検査を受けてきた」と2月27日のブログで書いたのだが、ついに決心して昨日の午前中、その手術を受けてきた
  手術と言っても処置自体は15分程度、前後合わせても1時間程度の日帰り手術、眼球を数ミリ切って水晶体を超音波で砕きながら吸い取り、その後に人工レンズを入れるというものだ。 点眼薬で麻酔を掛けての手術だが、強烈なライトの光や超音波の音が頭に響いて歯の治療と同じようにかなりの苦痛、短時間だったのでなんとか耐えられた。
今日は術後の検診。 左目に比べて網膜の視神経の感度が悪いという検査結果もあったので手術の効果がどの程度なのか心配だったが、目に当てたガーゼを外された時、一瞬あまりに明るくて辺りがクリアーに見えたのにはびっくり。 友達の「「新聞って、こんなに白かったか!」と感嘆した」という話を思い出した。
同時に、手術をしてない良く見えてる方の目がこの写真のようにセピア色に見えたのにはちょっとがっくり。 左目も白内障の気があるようなのだ。
それはともかく、良く見えるようになったのは嬉しいかぎりだ!

2009年4月20日月曜日

咲き続ける春の花

今日はいろいろと用事が重なって日課のウォーキングに出られなかった。 仕方なくカメラを持って庭を撮る。 カメラに触ってないと何となく心が落ち着かなくなってしまったのだ。 この現象、若者が携帯を手放せないのと同じかも!・・と思い当たって苦笑い。
・・・ と言うわけで最初に撮ったのがこの可愛いニリンソウ。 朝しか陽が当らない裏庭で未だ次々と咲いている。
近くでこのイチリンソウ?も未だ咲いている!
次に撮ったのがこのアマドコロ。 可愛い芽を出したと思ったらもう立派に育って花を付けている。 静かに春を楽しむには持って来いの野草である。
そういえば片隅でいっぱい芽を出していたオドリコソウはどうなってるかなあ・・と覗いてみると、今頃になってやっと葉陰に蕾を付けていた!
辺りのオドリコソウの葉を返してみると、既に開花しているのも見つかった! 日当たりの悪い裏庭だけに育ちも悪いし咲き出すのも随分遅いが、それだけに咲いているのを見つけると嬉しくなる。
門扉から玄関まで数メートルの小さな花壇にミヤコワスレが咲き出した! これが咲き揃ってくると我が家の玄関もいくらか華やかになってくる!
そういえば庭のあちこちにこのマツバウンランが咲きだした。 何年か前に関西で見つかったと言われる外来種の雑草だが、瞬く間に関東地方にもやってきた。 茎の先に数ミリの小さな金魚草に似た花を付けるかぼそい雑草だが、その生命力は物凄い。

2009年4月19日日曜日

藤の花も咲き出した!

今日は昨日よりも雲が少なく良い天気になったので日課のウォーキングに出かける。住宅街を歩いていると、あちこちの庭はサクラソウやチューリップが咲乱れ、見上げるとハナミズキも見事に咲いて一際賑やかになってきた。 
例年4月下旬から5月始にに咲くと思っていたフジの花まで咲き出している!
いつもの様に住宅街を抜け、里山を一つ越えて高崎川が流れる田圃にやって来た。 この場所ののどかな雰囲気が好きで良く来るが、もう春というより初夏の雰囲気だ。
里山に入り組んだ谷津田は既に水が張ってある。 来週辺りは田植えが始まりそうだ。
片側の斜面のウワミズザクラの大木が真っ白に花を付けている! もう既に満開のようだ。 この花が咲くと初夏の始まりと言って良い。
里山の山際の小径を歩いていたら足元に咲くキランソウを見つけた。 この時期の常連さんに会えて嬉しくなる。
里山の縁の荒地に白い花が一面に咲いているのが目に入った。 何だろう?・・・と見てみるとその花はアマナ。 滅多にお目にかかれないこの花が、こんなに群生しているとはびっくり仰天!
高潔な感じの貴重なこの花、こんな人目に付きやすいところで生えているとは不思議な気分だ。 よくも無事に育ったものだ!・・と妙な感動を覚えてしまう。
空からカンカン!と金属音、人声もするので見上げてみたら、 高圧鉄塔の上で何人もの人が作業をしていたのだった。 うへー、 と思うほど高い所で作業をしているのでびっくり!

2009年4月18日土曜日

本佐倉城址の里山散歩

昨日からどんより雲って今にも降りそうな天気で気温も下がってうすら寒かったが、今日の午後になって薄日が射し出し幾分暖かくなったので本佐倉城址方面へ散歩に出る。 
途中の草原でこのノヂシャの群落に出会った。 オランダでサラダ用に栽培されているというオミナエシ科ノヂシャ属のこの植物、日本には長崎で栽培されたのが野生化して全国に広がったのだそうだ。
旧成田街道を横切って本佐倉城址手前の田圃に降りる。 田圃はいよいよ田植えの準備に入ったようだ。
ここでも道端にはナガミヒナゲシが咲いている。
千葉氏の家紋、月星紋をあしらった盾が並ぶ人気の無い本佐倉城址を登って行く。
側らの斜面に見慣れぬ野草が生えている! 葉がアマドコロのような形だが変わった模様が入っている。 ぶら下がった花の蕾はナルコユリの花に良く似てる。 これは一体何だろう?・・・とあれこれ図鑑を探しても見つけることが出来なかった。 こうなると気になって仕方がなくなってくるのだが・・・・。
更に上ってゆくと城址の上部は菜の花畑、 なんとものどかで心地良い雰囲気だ!
空堀の中に降りて樹林の中を歩く。 しばらく歩くと北側が明るく開けた場所に出る。 物見の跡だ。 辺りを見回すとそこはチゴユリの群落地になっていた!
我が家の庭のチゴユリも株数が増えていたが、もしかすると今年はこの花の当たり年かもしれない・・・と思う。 背丈が10-15cmの小さな姿の割りに大きくて可愛い花を咲かせている・・・と感心する。
山の小径を歩いていると傍らの薮に薄紫の花がびっしり付いているのが目に入った。 それはアケビの花なのだ! こんなにまとまって咲いているのは珍しい。
陽の当らぬ北側の山の斜面に点々と咲く小さな白い花を見つけた。 7mm前後のその花はキキョウ科のタニギキョウ。 すっかり忘れていたが、もうこの花が咲く時期だったんだ!・・・と懐かしくなる。
草むらの中に4cm近くもあるキイチゴの花が咲いている! よく見かけるモミジイチゴの花は下向きにぶら下がってるのにこの花は上向き、何だろうと調べたら「クサイチゴ」と言う種類と分かった。 草むらに這うように咲くのでこの名が付いたらしい。
今日は懐かしい花や珍しい花に出会って良い散歩だった!・・と気分を良くして帰りかけた時、頭上の樹の枝に白いブラシのような花が咲いていることに気がつき、 あっ、 ウワミズザクラが咲いている!・・・と思わず声をあげてしまった。 もうこの花が咲く時期か・・・と辺りの山を見回してみると、確かにあっちにもこっちにもこの花が咲いていた。 この辺りの里山にはこの樹が結構多いのだ。